野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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それでも町は廻っている

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 好きなマンガは何?オススメのマンガは?普段どんなマンガ読んでんの?このような類の問いをされた時、私はそれがいかなる質問であったとしても、同じ一つの答えを以て返すだろう。「それでも町は廻っている」だよ、と。
 「それでも町は廻っている」は石黒正数が少年画報社のヤングキングアワーズで連載しているマンガで、単行本としては現時点で12巻まで出版されている。どうして自分がこのマンガを読み始めたのか、そのきっかけはすっかり忘れてしまった。この作品はすでにアニメ化がされている(OPがいい雰囲気♪)から、おそらくアニメ視聴が一つのきっかけになったのだと思う。しかし、このマンガには激しいバトルも衝撃的なシナリオもないし、世間でも特に大きな話題には上らなく、比較的地味めな印象がある。それなのになぜミーちゃんハーちゃんな私が、原作までに食指を動かすに至ったのか。理由はおそらく簡単なこと。周りがどうとか話題がどうとかじゃなく、内容が面白いと思ったのだ。他にも、絵柄が好みとかそういう理由で衝動的に購入したマンガもいくつかあるが、当時の興味のまま、今も折にふれて読み返しているものは、この作品くらいである。ちなみにこのマンガ、昨年の第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞している。
 物語の舞台は、東京の下町・丸子商店街。そこに住む女子高生・嵐山歩鳥が、バイトをしている近所のバアちゃんのメイド“喫茶”や、商店街、学校、はたまた自宅で過ごす日常のワンシーンや、そこで起きたちょっとした事件を解決する様子を、一話完結形式で描いている。
 流行りの言い方をすると、“日常モノ”に括られてしまうかもしれないが、この作品の大きな特徴の一つは、登場人物による軽妙な会話劇であろう。作中には、天才的な頭脳の持ち主など現実離れした人物はひとりもおらず、皆どこにでもいるような、ごくごく一般的な人物ばかりだ。だが、こと会話に関しては、誰もが頭の回転が速く、言い回しも独特だったりして、実に軽妙な掛け合いやボケ・ツッコミの応酬を見せるのである。これがこのマンガの大きな魅力。
 1巻のあとがきを見てみると、石黒先生は「コミュニケーションの教科書になるような漫画」を目指していることが分かる。それで思い出したが、この作品の中にはコミュニケーションに苦手意識を持っている人がほとんどいない。人間関係上の理由から躊躇いがちになることはあっても、閉じこもるという選択は決してしないで、皆周囲の人々との交流に大きな門戸を開いているのだ。このオープンなところが、いくら創作上のこととは言え、好感が持てる。今ドキの女子高生も、人前で学校の先生のモノマネを得意げに披露するし、幽霊でさえも登場人物のボケに全力でツッコミを入れる。作中人物の、臆さないで言葉を交わす様子が、昨今の社会状況からすると、爽やかで憧れる。
 また、“日常モノ”の共通項として、いわゆる“あるあるネタ”も、時おり散りばめられているが、これについても、他の作品と様相が違っている。うまく説明する自信はないが、このマンガにおける“あるあるネタ”というのは、「そうなんだよね。」ではなく、「そう“だった”よね。」という思いを与えるものなのである。現在進行形の「そうなんだよね。」ではなく、少し過去に遡り「そう“だった”よね。」という気持ちにさせる。どこかノスタルジーを醸しているのだ。よくある“あるあるネタ”には違いないが、かつて自分を包んでいたような、今よりもっと大切な何かだったような・・・・、少し鼻腔の奥の方をくすぐられるような感覚を覚える。子供の頃の謎の記憶、学校内が社会全体という錯覚などがそうである。
 このマンガは、ミステリーマンガというもう一つの表情も持つ。おそらく石黒先生の趣味だろう。歩鳥の周りで起きるささやかな大事件を、いくつかの手がかりや証言から、彼女、あるいはその弟や近所のお姉さんが解決するエピソードもいくつかある。先に取り上げた会話劇についても言えることだが、読者にいくらかのインテリジェンスを求めることも、このマンガの特徴かもしれない。また、登場人物は直接、あるいはそこまで深く関わっていなくとも、その周りで起きていた、都市伝説的な不思議な出来事を描く話もわずかながらある。だが、この都市伝説的なエピソードが全く見事だと、少なくとも私は思っている。知らないだけで、実は自分たちの暮らしの陰にも、このような奇妙なことが起きているかもしれない。そう思ってしまうほど、このマンガの世界には、非日常が日常に溶け込んでいるのである。一つ紹介するなら、単行本第5巻に収録されている人気エピソード「学校迷宮案内」を選ぶ。歩鳥の弟・タケルが主人公の話だが、小学校での他愛もない出来事かと思いきや、良質なオカルト・ミステリーに仕上がっている。初めて読んだ時は、最後のページで鳥肌が立った覚えがある。
 一話読み切り、かつ時系列がバラバラにされているので、巻を重ねても、作品は一方向にはならず、むしろ多層的になっている。注意して読んでみると、エピソード内に、他のエピソードへの伏線が張られていたりと、本当に緻密で奥行きのあるマンガだと感じる。マンガとしての表現法も斬新で独特だし、人物の心情描写も他では見られないものばかり。怒涛や稲妻のような衝撃はないが、読めば読むほど面白くなる、「それでも町は廻っている」とは、そんなマンガである。









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  1. 2014/06/29(日) 20:19:58|
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俺の Disney's Best of Best [映画篇]

 ディズニー映画の大きな魅力の一つは、作品を彩る素晴らしい音楽だと思う。1928年公開の、世界初のトーキー・アニメーション映画「蒸気船ウィリー」の時代から、ウォルト・ディズニーは音楽にはより一層こだわり、それにより今も色褪せない名曲が数多く生まれた。シャーマン兄弟、アラン・メンケン、ランディ・ニューマンなどが創りだしたディズニー音楽は、たとえ映画を観ていなくても、聴く人の心に残り続けるだろう。
 ディズニー音楽はそれだけ魅力的であるからか、何かの節目ごとに、ディズニー音楽の名曲を集めたベスト盤がよく発売される。出版社が独断でセレクトしたものもあれば、ディズニーファンからのアンケート結果をもとにして選曲したものもある。これまでにも多くのベストCDが発売され、私はその度ごとにその実物および音源を手に入れた。だが、CDに収録されている曲のラインナップを眺めていると、ふと、ある疑問が湧いてくる。
 これがホントに“ベスト”なのか?
 疑いようもなく「A Whole New World」は名曲だ。また「Beauty And The Beast」ほど美しい歌もない。他の曲もいつまでも燦然と輝く音楽ばかりだ。だがしかし、そんな素晴らしい歌が集められているというのに、どうもベスト盤は物足りなく感じてしまう。理由は簡単で、はっきり言ってデキレースなのだ、こういうのは。今のうちに断言しておくが、今度ベストが発売されるなら、絶対に「Frozen」の「Let It Go」が収録されるだろう。こういったCDでは選曲はいつもとあまり変わりばえのしないものになることがほとんどだ。“ベスト”というのは、多くの人向けの“ベスト”なので、名曲として認知度の高い定番の数曲が選ばれて当然なのだ。
 だったら自分にとっての“ベスト”は何だろう?ディズニー音楽に親しんで十数年の、日本に住むとあるひとりのディズニーファンにとっての“ベスト”はどのようになるのだろう?そんなことを思った。
 というわけで今回は、私が考えるディズニーベスト12曲を紹介していこうと思う。今回はあくまでも映画音楽、かつインストゥルメンタルも含めると途方もないので、歌に限定して考えた。また、ディズニーランドなどのパークミュージックについては、違う機会にベストを紹介してみようと思っている。



1.Poor Unfortunate Souls 哀れな人々
 そもそも私はヴィランズの歌が大好きなわけだ。ディズニーの悪役は洗練されていて実にかっこいい。物語では最後にはやっつけられてしまうが、全編を通じてストーリーを支配しているのは彼らだと言ってもいい。まさに絶対的な存在だ。そんなヴィランズが歌い踊る映画がいくつかあるが、この歌というのがまた名曲揃いなのである。「ライオンキング」の「Be Prepared」もセクシーでいいが、私が一番愛しているのは「リトル・マーメイド」のこの歌。ディズニー音楽の中で考えてもこの曲は上位に入る。海の魔女・アースラが主人公・アリエルに取引きを持ちかけるシーンで歌い上げられるソウルなのだが、序盤の神妙な雰囲気から、静かでねちっこい緊張感を漂わせながら、次第に気持ちを高ぶらせ、終盤には圧倒的な歌声で畳みかける。悪のしたたかさと強大な力、そして胡散臭さを兼ね備えた名曲だ。パークでは、ディズニーシーのマーメイドラグーン・シアターで上演され、惜しまれながらもクローズした「アンダー・ザ・シー」で巨大なアースラが登場し、ショートアレンジされた(またこのアレンジがかっこいい)この歌を歌っていたし、「ファンタズミック!」でも使われている。
 

2.Pink Elephants On Parade ピンクの象の行進
 世間一般的なディズニーらしさ溢れる歌ももちろん嫌いではないが、私はヴィランズソングが好きなように、むしろ“ディズニーのダークサイド”とでも言えそうなものの方が気に入ることが多いと思う。最近はイメージを重視して抑え気味であるが、初期のディズニー作品は、子供が泣いて恐ろしがるようなシーンがちらほらと散りばめられていた。そしてこの歌のシーンでも、全編ほのぼのとして可愛らしい「ダンボ」作中、そしてディズニー史でも類を見ないほどに、キチガイじみた、まるで悪夢のような世界が展開される。だが、こういう悪趣味な世界観、私は好きだ。曲自体もよく聴くと結構かっこいいことに気づくだろう。カリフォルニアの「ファンタズミック!」ではこの歌のロック・アレンジが使用されているが、これが最高にカッコイイので一聴の価値がある。東京ディズニーランド15周年アニバーサリーの「ビバ・マジック!」でもこの場面をモチーフにされているし、最近だと人気のプロジェクションマッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」でこのシーンで出てくるみたいだ。これは私はまだ観ていないので、生で観れる日を楽しみにしている。また、Youtubeにはメタル・カバーされたのもあるのだが、これまたクソかっこいい。


3.A-E-I-O-U (The Caterpillar Song) ア・エ・イ・オ・ウ (イモムシのうた)
 すみません、これも個人的な趣味です。1951年の「不思議の国のアリス」は、現在グッズのモチーフやショーの題材として人気だが、意外にも曲のよさはあまり注目されていないのでこれが不思議なところ。もしかして映画自体観たことない人が多いんじゃ・・・・?作品自体が結構サイケデリックなため、「In A World Of My Own 」や「All In The Golden Afternoon」などの数少ない例を除くと、音楽も割と薄気味悪く胡散臭いものに仕上がっているが、だからこそ好きになるということもある。インストだと作品終盤の「March Of The Cards 」がそのシーンの凄さも相まって好きだが、歌だとすると、やはりコレを取り上げずにはいられない。単純で短い歌だが、そのエキゾチックなメロディは一度聴いたら忘れられない。東京ディズニーランドの「ディズニー・オン・パレード~100イヤーズ・オブ・マジック」のアリスのフロートでこの曲が使われているのが嬉しかった。初代「ワン・マンズ・ドリーム」はちょっとトホホな感じだが・・・・。


4.Casey Junior ケイシー・ジュニア
 「リラクタント・ドラゴン」「ダンボ」(ともに1941年公開)に登場する蒸気機関車ケイシー・ジュニアのテーマ曲で、「ダンボ」の冒頭で聴くことができる。この曲は一番最初のファンファーレ~イントロが最高。何度聴いても痺れるかっこよさだ。また、この曲を聴くと、私が最も愛しているアトラクション「ミッキーマウス・レビュー」を思い出してしまう。終演後に流れるが、そえを聴く度に「よーし、もうひと遊びするぞー」という気持ちになれるのである。なお、ケイシー・ジュニアの「ケイシー」とは誰かというと、ケイシー・ジョーンズという実在した機関士のことだと考えられる。


5.Ev'rybody Wants To Be A Cat みんな猫になりたいのさ
 何も知らずに聴いたら、誰もディズニーアニメの曲だとは思わないんじゃないかな。良質なジャズだ。1970年公開の、制作には携わってないもののウォルト・ディズニー御大が最後に企画にゴーを出した作品「おしゃれキャット」の挿入歌の一つだ。トーマス・オマリー役には「ジャングル・ブック」のバルー役でおなじみのフィル・ハリス。スキャット・キャット役は“サッチモ”ことルイ・アームストロングがキャスティングの候補に挙がっていたが、最後にはスキャットマン・クローザースに決まっている。サッチモの声質はネコにしてはドスが効きすぎていると思うので、この選択でよかったんじゃないかなと私は考えているが、皆さんはどう思いますか?


6.Bella Notte ベラ・ノッテ
 少しベタな選曲になってしまったが、この歌はアニメ史に残る美しさなのだから仕方がない。「わんわん物語」(1955年)は、私は個人的にはあまり好きな作品ではない(だってレディがかわいそう・・・・)のだが、しかし挿入歌の一つであるこの曲は数あるディズニーソングの中でもお気に入りなのである。トランプ兄貴の行きつけのイタリアン・レストランの主人トニーと従業員ジョーがアコーディオンとマンドリンで、レディとトランプ二匹の「美しい夜」を歌いあげる。ミートボール・スパゲティ(うまそう!)をお互いにたどって最後にはキスしてしまう二匹の様子は、ディズニー・アニメーション屈指の名場面である。これほどまでにロマンティックなシーンもない。


7.On The Front Porch 
 少しマイナーな曲を取り上げてしまいました。1963年の「夏の魔術」の挿入歌なのだが、この作品、日本ではまったく認知されていない。かくいう私も、一度も観たことがない映画だったりする。「Classic Disney Volume II」というCDに収録されており、これを通じて知ることになったのだが、初めて聴いた時、私に電撃が走った。この曲好みすぎる・・・・!そして色々と調べて、この歌が「夏の魔術」の挿入歌であることが分かったのだ。20世紀初頭のアメリカの田舎町が舞台ということで、実に古き良きといった感じ。静かな夜に、ひとりで聴くと落ち着いてくる。何気にシャーマン兄弟の作ということでも、埋もれてほしくない映画に思える。


8.I Won't Say (I'm In Love)  恋してるなんて言えない
 「ヘラクレス」(1997年)ってどうなんだろう?モチーフがギリシャ神話ということだったが、原作無視でなんともアメリカンなミュージカルになり、その界隈の人達が糾弾したとかしないとか。私は神話には特に思い入れも何もないので、気軽に楽しんで観れますけど。こういうとき日本人でよかったと思う。さて、この作品、音楽は何気にアラン・メンケンが担当しており、流石としか言いようがない仕事っぷりを見せつけている。マイケル・ボルトンが歌う主題歌「Go The Distance」も最高に勇気づけられる名曲なのだが、今回はヒロイン・メガラが歌うこの曲を紹介したい。メガラはこれまでのディズニー伝統の小動物と会話できるような清純で透明感のあるヒロイン像とは全く違う、むしろ何か恋愛関係でハデスに弱みを握られている(というか自殺した系ですか・・・・?)という、どちらかというとより現代的な女性だ。そんな彼女が、ハデスに命じられて誘惑しているヘラクレスに本当に恋に落ちちゃった?、という歌だ。コーラスのミューズ達が盛り上げる雰囲気も、歌っているメガラの表情もいい感じ。隠れた名曲である。ちなみに、日本語吹き替え版ではメガラは工藤静香が演じているが、結構声合ってますよね?


9.The Bells Of Notre Dame ノートルダムの鐘
 これまたどうなんだろう?な作品、「ノートルダムの鐘」(1996年)のオープニング曲。作品としては全然好きではない(どこか観るのに覚悟がいる)のだが、アラン・メンケンが紡いだこの歌、そしてオープニングはディズニーアニメーションの最高傑作という声もあるほど。まあ私がひとりで言っているだけかもしれないけどね。聖歌隊のコーラスをバックに、物語のプロローグを狂言回しであるクロパンが歌い語っていくのだが、緊張感が途切れず、観る者聴く者を一気に物語の世界に集中をさせる。曲終盤は何度聴いても鳥肌が立つ。本当に凄まじくドラマチックな曲である。


10.The Second Star To The Right 右から二番目の星
 さあ、残り3曲、畳みかけていきますよー。「ピーター・パン」(1953年)のオープニング「The Second Star To The Right」。この作品のテーマにはどうやら“童心”というものがありそうだが、子供のキラキラ輝いた眼や、期待に満ち溢れた心を思わせるような、綺麗な歌である。どこか懐かしく、聴く度いつも私の瞼の裏を熱くさせるのだ。「ピーター・パン2/ネバーランドの秘密」(2002年)でもこの曲のアレンジが使われており、流石ディズニーわかってるなぁ~!と感激した憶えがある。


11.Feed The Birds (Tuppence A Bag) 2ペンスを鳩に
 ディズニーファンであれば知らない者のいない名曲中の名曲。ウォルト・ディズニーの大傑作「メリー・ポピンズ」(1964年)作中では、シャーマン兄弟が生み出した多くの名曲(というか全部名曲)を聴くことができる。アカデミー歌曲賞を獲得した主題歌「Chim Chim Cher-ee」や奇妙奇天烈なショーストッパー「Supercalifragilisticexpialidocious」、誰もが羨む魔法の力「A Spoonful Of Suger」などは今も多くの人に愛されているが、その中でこの「Feed The Birds (Tuppence A Bag)」は世間の認知度としては比較的影の薄い曲かもしれないが、ウォルト・ディズニー御大がおそらく生涯で最も愛した曲と言うことができるかもしれない。御大とシャーマン兄弟の金曜日のエピソードはもう誰もが知っていることと思うので、ここでは言及はしないが、この曲に歌われる慈愛の心こそ、ディズニー作品から共通して感じられる“よくわからないやさしさ”の正体なのかもしれないと、今は考えている。


12.When You Wish Upon A Star 星に願いを
 やっぱりこの曲はどうしても外すことができなかった。ディズニー史、アニメ史、映画史、そして人類史に残る名曲と言ってもいいだろう。今さら私が言うまでもないのだが、この歌はそのままディズニーのスピリットを歌っている。最近方向性がよりがめつくなっているが、ディズニーの思う“夢”や“願い”というものは夜空に輝く星にそっと打ち明けるように、本来はもっと慎ましいものではなかったかと思う。様々な機会で、色々なアーティストがこの曲をカバーしてきたが、私はやっぱりやさしくてあったかい風合いのオリジナル版が一番好きだ。



 「Part Of Your World」は?「Circle Of Life」は?と思う人もいるかもしれないが、以上が、私のディズニーベスト[映画篇]になる。12曲選んだが、絶対に外せない曲は数曲あったものの、選考はかなり難航した。自分が所有するCDや音源を聴き返したり、Youtubeなども閲覧してみたが、改めてディズニーの音楽の魅力を確認できたんじゃないかなと思う。日本で「ディズニー」と言うと、パークの方を思い浮かべる人が多くなると思うが、是非とも、そのパークの土台となっている映画、そしてそれを彩る音楽の方にも興味を持つ人が増えてくれればうれしいなと、とあるひとりのディズニーファンは考えているわけである。









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  1. 2014/06/27(金) 21:36:32|
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私はアートがわからない(美術館で会った人だろ3)

 タイミングと気分次第では、雨は友達にも敵にもなる。この日の雨は友達だった。おとなしい雨としんみりとした空気が肌に心地良かった。空はどんよりとしており、今のぽつぽつ雨がいつ土砂降りに変わるか分からなかったが、特に予定も仕事もないので、午前から散歩がてら美術館に出掛けた。往き帰りに信濃川沿いの遊歩道を歩いたが、雨天、そしてスコールに遭うリスクがあるにも関わらず雨具を持たずに懸命にランニングに励む市民の姿ばかりで、だらだらと歩いてばかりの自分が、急に不真面目な人間に思えてきた。
 美術館では現代アートを大きなテーマにしたコレクション展が開かれていた。現代アート自体に別段の興味は抱かないが、草間彌生や奈良美智の作品も観れるらしいし、ちょうどこの日が展覧会の最終日だったし、行ってみようと思うに至ったのだ。しかし案の定、現代アート作品を揃えた展示は、私にはどこか物足りなかった。観ていても、何も感じられないし、訴えられるものがないのだ。よくて「オシャレだな」と思うくらい。しかし、美術作品に対し「オシャレだ」というのは、極めて低俗ではないか。解説を読むと、これらの作品は美術のあり方について「これは美術なのか?」という大きな疑問を投げかけたらしいが、これについては確かに成功しているだろうと思った。それもそのはず、それ以前の美術のあり方を否定、あるいは美術の許容範囲を広げなければ、あれらの作品がアートとして認められる余地はないから、自分の作品で、観る者にそのような疑問を持たせることが一つの目的だからである。実際私も、印刷物に落書きをしただけの作品や、四角形を重ねて色分けをしただけの作品や、大きなキャンバスに大きな黒い丸を描いただけの作品に出合い、「これは美術なのか?」という疑問を何度も持つに終わった。有名なアンディー・ウォーホルの「マリリン」も、以前から知っていたから、あるいはそれそのものが今やファッションになっているからこそ、観て「おお」と思うのであって、何の先入観もなく観ていたらどうだっただろう。やっぱり、私にはこのようなアートが理解できないみたいだ。
 こういうアートを楽しめるようになるにはどうしたらいいだろうか。展覧会の序盤に、私の悩みの回答となりそうなことが書いてあった。曰く、想像力を働かせて、とにかく“感じ”ればいいのだそうだ。いや、それは疲れるだろう。美術作品は“感じる”ものではなくて、“感じられる”ものだと思うのだが。どこか「そっちも少しは頑張ってよ」と見下され、咎められているようで、あまりいい気はしなかった。少し疲れた。
 美術館を後にして、再び川沿いの小道を行くと、愛用のウォークマンから「don't think , feel all my senses」という歌声が聴こえてきた。とんだアイロニーである。果たして、あのような作品を創る人たちのセンスはどうなっているのだろうか。おそらく、凡人には分からぬセンスを持っているからこそ芸術家になれるんだろう。となると私は一生涯を懸けても芸術家にはなれないんだなと自覚する帰路だった。


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↑アンディー・ウォーホル『マリリン』。ファッショナブルでオシャレだ










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  1. 2014/06/23(月) 21:46:51|
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気分は沖縄 ~ 服を着ない生き物が 意外に1番オシャレなのかもしれない




 故郷・秋田県の両親から荷物が届いた。ダンボール箱には、水や生活用品など日常をサバイブするのに必要な品物が入っていて助かったが、その中に他と見比べて明らかに浮いているものが混じっていた。しかも大量に。それは、サーターアンダギー。ご存知沖縄の伝統的なお菓子だ。曰く、デパートで沖縄フェアなるものが開催されていたらしく、そこで買ったのだそうだ。量の多さには正直面食らったが、このアンダギーの差し入れは決して唐突なものではない。実はサーターアンダギーは私の好物の一つであるのだ。田舎のスーパーのパン屋さんが、よくサーターアンダギーを製造販売していて、私はそれを食べて以来すっかりアンダギーを気に入っているのだった。そのため、今回の差し入れを結構嬉しく思ったのは事実である。しかし前述の通り、大量であったのと賞味期限が差し迫っていたこともあり、最近の私はなんとかアンダギーを消費しようと頑張っている。
 それはさておき、サーターアンダギーにより、単調だった私の部屋に、ささやかな情緒が生まれた。それはいわば「沖縄情緒」というやつである。私はそこに漂う情緒や風情に乗っかりたがる傾きがある。その例は今回も採用され、この「沖縄情緒」にあやかってみようと思いついた。そして、この段において私にできる唯一のことは、“家庭にあるステージ”、食卓をそれらしく彩ることである。
 しかし、沖縄料理は食材からして独特で、この辺りでは簡単に調達できないものがほとんど。なので仕方なく、沖縄料理の代名詞・ゴーヤチャンプルーを作ることに決めた。これは私にとっては本末転倒の類である。なぜなら、私は普段からゴーヤチャンプルーは割と作る方だからである。こうなると例の情緒の特別感が薄くなってくるが、この際、単純にチャンプルーが食べたくなってきたので、このまま突っ切ることに。
 ゴーヤは特殊な野菜に思われがちだが、意外にもここ新潟無機終焉都市のスーパーマーケットでも入手できる。それは故郷・秋田県でもまた然りで、実は私は親元を離れる以前からチャンプルーを食べていた。なお実家では最近、家庭菜園でゴーヤを育てている。実家で食べていたゴーヤチャンプルーは、本場沖縄のそれとは全く姿が違っており、スパムの代わりに豚バラ肉を使うし、豆腐も入れないという有様。よく分からないが、きっと「邪道」と呼ばれて然るべきものだろう。「邪道」でもなんでも、おいしいのでまあよしとしている。しかし、今回はできる限りそれらしさを出したいので、スパムを使い、豆腐を入れる本場風のものを作ることにした。いや、本場“風”ってなんやねん。
 わたを取って薄くスライスし、水にさらしたゴーヤをごま油で炒め、一口大に切ったスパムと不揃いにちぎった豆腐を投入する。具材に十分火が通ったら、溶き卵を回し入れてからめる。しょうゆ、酒(泡盛があればいいんだけど・・・・)、塩こしょうで味を付けたら完成だ。やってみると分かるが、案外簡単にできる。
 丸皿に盛りつけたゴーヤチャンプルーと、ラフテー“風”の豚の角煮、そしてこのためにわざわざ買ってきたオリオンビールで食卓を飾り、BGMにはORANGE RANGEを選んだ。自分にできる限りの“それらしさ”を用意した夕食を堪能しながら、私はまだ見ぬ沖縄の地を思った。フレッシュプリキュア、恋物語、アイドルマスター、考えてみれば結構沖縄ってアツい・・・・いやいやそういう方向性じゃなくても、なぜか最近沖縄への関心が湧いてきたんだよな。病院見学という裏ワザ(というか反則技)もあるが、島めぐりもしてみたいし、もっとこう、純粋な気持ちで行きたいところだ。水牛車に乗って海を渡る、今はまだ、そんな自分の姿を夢みているだけなんだけど。


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↑ゴーヤチャンプルー。見ての通り、おいしいんですヨ(私は料理の写真を撮るのが好きではないのでネットで画像を仕入れました)









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  1. 2014/06/22(日) 20:06:05|
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今年はミュージカルの当たり年ィィィ!

 公式では私の趣味は『お散歩』ということになっているが、実は演劇、特にミュージカルの観劇も趣味と言っていい習慣である。観劇旅行というものもこれまで何回かやっているが、現在私が生活の拠点としている新潟無機終焉都市にも、意外に様々なカンパニーが毎年公演をしに訪れるので、タイミングが合えば、私は極力劇場に出向くようにしているのだが、今年の新潟での公演ラインナップが、実はスゴいことになっている。
 公演日が早い順に取り上げていくと、まず8/30(土)・31(日)に、「ミス・サイゴン」がある。言わずと知れたミュージカル作品だが、意外にも新潟での公演は今回が初めてらしい。市村正親や知念里奈が出演する予定だし、個人的には昆夏美さんに会えるというのが大きい。昆さんはミュージカルで活躍中だが、最近はアニメの主題歌をよく担当しているので、そういうことでも気になっていたのだ。
 その1週間後の9/7(日)には、「アニー」の公演がある。これもまた、有名な作品だ。新潟公演は8年振り。新発田市出身の三田村邦彦が出演するということでも注目だが、ここでもまた個人的な話をさせてもらうと、「仮面ライダー響鬼」でザンキさん役で出演していた松田賢二さんが登場するのが楽しみである。なんか、こんなんばっかだね。
 それから程なくして、9/10(水)には、劇団四季があの「ジーザス・クライスト=スーパースター」の全国巡業で新潟を訪れる。エルサレム・バージョンの全国巡業は実に10年振りだそうだ。「ジーザス・クライスト=スーパースター」・・・・アンドリュー・ロイド=ウェバーとティム・ライスが手掛けたロック・ミュージカルの大傑作だ。それがついに観れるというのは、やっぱりミュージカル好きとしては感慨の浅からぬものがあるな。
 ミュージカルのスタンダードが続々新潟公演を催す今年は、私や新潟無機終焉都市内の住民にとっては、まさに“ミュージカルの当たり年”だろう。しかもその3公演は、わずか2週間足らずの期間のうちに開かれるということで、まさに“ミュージカル・ウィーク”となりそうである。幸い私も、いろいろな方法を使って、上の3公演のチケットを手に入れることができたので、その日々が今から楽しみである。
 ミュージカルではないが、9/21(日)には「稲川淳二の怪談ナイト」があるし、11/3(月・祝)の文化の日にはヴェルディのオペラ「アイーダ」が開催される。オペラはチケット代的な意味で二の足を踏むが、稲川淳二の方は余裕があったら行ってみたいなと考えている。



↑昆夏美「PROMPT」(『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』後期OP)










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  1. 2014/06/21(土) 18:40:19|
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

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