野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会 2014 Life Love Light」新潟公演感想レポート




 先日、新潟県民会館で開かれた「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会」新潟公演を、今年も観に行った。今回は、「Life Love Light」をテーマとして、大ヒット作「アナと雪の女王」と「ライオン・キング」の二作を大きな柱としたプログラム構成となっている。
 オープニングは、例年通りパーク・ミュージックから。もはやディズニー・オン・クラシックと言ったらコレ!といってもいい神パレード「ディズニー・ファンティリュージョン」より、「フェアリー・ガーデン・ファンタジー」(第一セクションのショー・モードの音楽ですネ)でスタート。この曲、パレードの幻想的な雰囲気を残しつつ、きちんとディズニー・ミュージックのスタンダードが織り込まれているんダナー、と改めて思う。ラストの「星に願いを」前の盛り上がりがとてもいいのです。
 続く二曲目は、今年の五月にパークに登場した、プロジェクション・マッピング・ショー「ワンス・アポン・ア・タイム」のエディット版。私はこのショーをまだ観れていないので、音楽も初聴きとなるし、いきなり聴いて感情移入できるか心配だったが、スクリーンに映し出された映像と、開始のファンファーレやどこか懐かしいメロディに、心をガッシリつかまれてしまい、恥ずかしながら、ちょっとウルっときた。うまい表現が見つからないのだが、古典的なディズニーのショー・ミュージックと言った感じである。基本的に、ファンファーレが好きなんですよ、私。「ズオウとヒイタチ」が演奏されたのは意表を突かれながらも、結構嬉しい。これはパークに観に行かなきゃダメだなと、強く思った次第。
 プログラムは続く。「Life Love Light」コレクションとして選ばれたのは、「塔の上のラプンツェル」の「輝く未来」、「ライオン・キングⅡ」の「愛の導き」、そして「ウォルト・ディズニーの約束」の「チム・チム・チェリー」の三曲。生意気言わせてもらいます。いい選曲だと思います。特に「愛の導き」が入ってるのはすごくいいですねー。ラストの「チム・チム・チェリー」はかなりクールなアレンジとなっている。あんなアレンジ今まで一度も聴いたことない。シンガーさんの本場仕込みの歌唱力がかなりダイレクトに伝わってきた。
 さて、第一部のラストは、早くもディズニー・オン・クラシックに登場した「アナと雪の女王」。尺の都合からか、サウンドトラック全編ではなく、人気のある曲をセレクトして演奏していく形式だった。が、ま・さ・か・の「とびら開けて」キャンセル。私、この曲がいちばん好きで、特に楽しみにしてたのに。「雪だるまつくろう」はアナ役のシンガーさんが、幼いアナ、ちょっと成長したアナ、そして通常形態のアナを完全に歌い分けていたのには思わず感嘆した。みんな大好き「レット・イット・ゴー」は改めて聴いてみると、コレ、やっぱりかなり歌うの大変な曲だったんだなと実感した。シンガーさんは、大抵歌詞に合わせてなんらかのアクションを見せてくれるのだが、この曲では控えめで、明らかに歌うのに集中している様子。そして見事に歌いきって、会場は拍手喝采である。原曲はイディナ・メンゼルが歌ってるんだもんな・・・・。
 第二部はまるごと「ライオン・キング」だ。オープニングの「サークル・オブ・ライフ」から、歌う曲はことごとく名曲という恐ろしい映画である。音楽に合わせたセリフ語りもあって、スライドショーと一緒に、映画の大まかな流れを辿っていくが、この作品はストーリーやテーマも重厚なものだったんだなと改めて感じられる。これほど“生き死に”をモロに出した作品ってないよ。ラフィキ役は女性のシンガーで、ブロードウェイミュージカルっぽくなっている。またティモン、プンバァが原作と声色が似ていて再現度が高かった。ヤングシンバの「王様になるのが待ちきれない」も原曲そのものかよ!と思われるほど。個人的ハイライトである「準備をしておけ」でもスカーおじさんのいやらしさがとてもよく出ていてグッドでした。次々と演奏される名曲たちと、物語に、無性に「ライオン・キング」が観たくなった。この作品のテーマである「巡り巡る生命のつながり」は、他の作品の、真実の愛や夢が云々・・・・よりも現実的で自身にも共鳴するものがある。
 実を言うと、今年のプログラムちょっと微妙かなと思っていたのだが、いざ始まってみれば、最後まで楽しく豊かな時間を過ごしている自分がいた。次はどのようになるのか、何も分からないけれど、帰り道ではすでに「来年もまた来ようと」思っているのである。そろそろ「グリム・グリニング・ゴースト」とか、「ベアバンド・セレナーデ」みたいな、パークのポピュラー・ミュージック演ってくれませんかねえ。


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↑指揮台の上にオラフが!










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  1. 2014/11/30(日) 13:24:39|
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ドキドキ☆性格検査

 年の瀬迫る現在もなお、絶賛臨床実習の日々である。先のシリーズは精神科であったが、私の予想以上に奥深く、それでいていろいろと考えるところもあったりして、とても充実した二週間になったと、素直に感じた。
 その、精神科での実習最終日。午後に予定されている最終試問(笑)を除く、最後の小講義は、心理検査についてのものだった。臨床心理士の先生の指導の元に、私たちも心理検査をしてみよう、という趣旨のレクチャーである。実習最後の日になってやっと、いかにも精神科~なことを体験する機会を賜ったわけだ。なお、それぞれの検査についての詳細な説明をしてしまうと、このブログ(赤面)の趣旨と少し離れてしまうので、ここでは省略させていただく。
 この日行った検査は二つ。まずは、Wechsler式知能検査。この検査では十数個の課題が用意されており、私たち班員で何個かずつ分担して全員で全部の課題をこなしていくことに。だがしかし、この課題と言うのが、

「このえのなかに、おかしなところがあるよ。それがなにかあててみよう♪(イメージ)」
「このブロックをつかって、おなじもようをつくってね♪(イメージ)」
「いろんなかたちの“いた”をならべて、いろんなものをつくってみよう♪(イメージ)」

という、まるで知育教育玩具で遊んでいるかのような内容であり、それを成人を迎えて数年経った人間が、他の人に見られながらやるというのは、些か気恥かしいものであった。モノを使った課題はそうであったが、例えば即時記憶を求める問題なんかは、妙に難しくて、少しドキっとする場面も少なくなかった。とはいえ、私たちは何らかの精神疾患を抱えているというわけではないので、課題は問題なくこなすことができる。「江戸幕府を開いたのは誰?」という質問に答えられなかった人がいた気がするが、これはきっと気のせいだろう、うん。
 そして、次なる検査はYG性格検査。四月から同じ班で実習に励んでいると、各々がどんな性格なのかなんとなく分かり始めているのだが、ここにきて、その性格の実際が検査結果(まあ、あくまで参考結果でしかないのだが・・・・)として暴かれてしまうのだ!検査方法は感嘆で、百二十個の質問 ―例えば「はにかみやである」や「平凡に暮らすより何か変わったことがしたい」など― について、それぞれ「はい」「いいえ」「どちらでもない・わからない」と答えていけばいい。すべての問いに答え終わったら、点数を計算し、「D 抑うつ性」「C 気分の変化」などの十二の項目のパラメーターを出したら、そのパラメーターの分布によって、大体の性格特徴が分かるようになっている。
 そして、これが私の性格検査の結果だぁ!


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 はいはい、とりあえず目立つところは後回しにして・・・・、ほとんどの項目が、平均域に収まっている。そのため私の性格特徴は、平凡型のA類ということであった。極端な結果を望んでいたわけではないが、いざ「平凡」と突きつけられると、これはこれで、なんかムカつくな。
 だがよく見ると、判定結果の「A」に「ダッシュ(’)」が二つ、ついていた。これはどういうことか。この「A’’」とは、全体的にA型の性格のバランスを保ちつつも、一部においてA型の基本傾向からかなり強く偏向している群のことを指し、曰く、「どの因子が左右に偏奇しているかを注意する必要がある」とのこと。して、私の場合、大きく偏奇してる項目は・・・・?

 「神経質」(どんっ!)
 出、出~ww完全予想通奴~www

 まあ、正直質問に答えている途中で、『あ~、オレ神経質だな~』つって、数分後の未来が見えてたからな。他の班員に結果を見せても、「「ああ~!(納得)」」ってなった。私は自他共に認める「神経質」さんなのだ。しかし、確かに「神経質」度合いが強くなるだろうなとは思っていたけど、まさかまさかの、「神経質」項目満点!他の項目と比べてもぶっちぎりで突き抜けるという結果になろうとは、流石に考えていなかった。










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  1. 2014/11/26(水) 19:52:58|
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心理テストしよう☆Ready Go!!

 角田光代さんのエッセイが好きで、よく本を買っては読んでいる。文章からなんとな~く醸される“気だるさ”がいいんだろうな、きっと。先日も、とあるエッセイ集を買って、あまりの面白さに一日で読み切ってしまったばかりだ。
 その本の中に「話しかけてくるのはだれ?」というエッセイがあるのだが、ここで角田さんは知人に教えてもらったという心理テストを紹介している。これがまた面白そうだったので、戯れに私もやってみたのである。
 以下抜粋。


 あなたは転校生です。転校一日目、先生に連れられて新しいクラスにいきました。さて、目の前にいるクラスメイトは全員、あなたが知っているアニメのキャラクターです(異性を想定。つまりあなたが女だったらクラスメイトは全員男)。
 そのなかで、一番最初にあなたに話しかけてくるのはだれ?
 なんと言って話しかけてきた?
 それを聞いてあなたはどう思った?



 なるほど。なかなか難しい質問だ。「アニメのキャラクター」というのがミソやね。
 思うにこの手の質問は、私のように、一般よりも“ほんの少しだけ”アニメ度の高い暮らしをしている人間には全く酷なものである。なぜなら、想定される(「想定できる」と言った方が正しいかも)キャラクターがどんどん増えて、いずれは膨大な数になり、一学級というよりもはや一学年くらいの人数が目の前にいる、しかも全員女の子という、まさに楽園のような光景を思い描いてしまうからだ。その中で?たったひとりだけを?選ぶ?これは酷ですよ。
 またよくないことに、思い浮かぶのは、少なからず思い入れのあるキャラクターばかりになってしまうわけです。これは酷ですよ、ほんとに。
 ここで、はたと思った。この心理テスト、別に“話しかけてほしい人”を聞いているのではなく、あくまで“話しかけてくる人”を選ばせようとしているのだと(後で角田さんもこれに気づいている)。そう、多少のリアリティーが求められているのだ。
 A子(仮名)に話しかけられたら嬉しいだろうけど、そういう性格じゃないから違いそうだな。B美(仮名)は話しかけてきそうだけど、案外一番最初となるとためらいそうなところがあるしな~。だったら、C代(仮名)はどうか?Dたん(仮名)は?Eにゃん(仮名)は?
 あまたの液晶嫁の顔を思い浮かべながらしばらく考え込んだ末、一番最初に私に話しかけてくれるのは、「アイカツ!」に出てくる大空あかりだという結論に達した。

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 この娘。かわいい(=困らせたい。泣かせたい。いじめたい)。

 念のために説明しておくが、「アイカツ!」とは、アイドルを育成する学校・スターライト学園を舞台にしたアニメで、個性豊かなアイドルたちが様々な困難を乗り越えながら懸命にアイカツ(「アイドル活動」の略)に励むというもの。同名のアーケードゲームを題材にしていて、それで、まあ・・・・キッズアニメに分類されているのかな?どうして私が、そのキッズアニメに登場するキャラクターを知っているのかは、このレポート(赤面)の主題ではないため省略する。なんだその眼は。
 で、件の大空あかりは、スターライト学園に通う中学一年生(中学一年生!?)で、憧れのアイドル・星宮いちごを目指してアイカツをがんばっている、明るくてかわいい女の子だ。ダンスや歌はまだまだだが、とてもがんばりやで、そして元気で人懐こく、ちょっと向こう見ずなところもあったりして、初めて会った人ともすぐに仲良くなれそうなのだ。
 そんなあかりちゃんなら!転校初日で緊張や不安でいっぱいの私に!必ずや真っ先に声をかけてくれるに違いない!


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 こんにちは!わたし、大空あかり!よろしくね☆

 ってな感じに。こんな現実ください(切実)。
 突然、話しかけられた私は多少驚きながらも、あかりちゃんの親切を素直に嬉しく思うだろうし、明るい彼女に少なからず心惹かれるだろうし、この瞬間から『いじめたい!』と思うだろう。かわいい子はいじめたい。いまだに私は小学生並みの愛情表現しかできないのだ。そして今年で二十三。とほほ・・・・。

 さて、この心理テスト、何を暴き出さんとしているかというと、以下抜粋。


 この質問の解釈は、その、最初に話しかけてきたキャラクターが、一番合う異性のタイプらしい。話しかけられたときの気持ちイコール、彼・彼女といて自分が感じること、であるらしい。


 ふ~ん、あかりちゃんが一番合う異性のタイプ・・・・。まあ、結構いい結果でよかったけど、元気いっぱいタイプが合う、というのは、ちょっと意外。自分は、おしとやかで古風な女性が好きだと思っていたので。まあ、自分が理想とする異性と、自分にぴったりはまる異性は違うということなのかもしれない。それよりも、『いじめたい!』っていうのは、流石にキモいな、オイ。ていうか、こんなレポート(赤面)書いてるオレ、キモいな、オイ。

 さて、皆さんは、誰に話しかけられましたか?





「恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。」角田光代(角川文庫)










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  1. 2014/11/25(火) 17:30:34|
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新潟を遊びつくせ!

 大学進学のために故郷・秋田県を離れ、ここ新潟無機終焉都市に生活拠点を移して、今年で早五年となる。これほどの年月を暮らしていると、街の地図は自然と頭に入ってくる。今や、何がどこにあるのか、道がどうつながっているのかもいちいち確認しないで、自在に街を歩くことができる。駅に行くだけでもオロオロしていた入学したての自分が嘘のようだ。

 さて、私のように、医学生の五年次となると、二年後の臨床研修をどこの病院でやるかという問題を、だんだんと考え始めるようになる。無難に大学病院に残るか、あるいは(新潟)県内の他の病院に行くか。または思い切って関東の大病院に行くか、それとも地元に帰るか・・・・。研修については、様々な選択肢があり、この頃の医学生の悩みのタネになりうるのだが、私はすでに故郷の病院に行こうと思っているので、実を言うと、あまり深刻には考えていない。新潟に残る(大学病院は絶対イヤだけど)方向も考えたが、地元でやる方が何かとモチベーションが上がる。
 となると、私の新潟生活もあと二年。そのうちの一年(つまり今年)はすでに暮れかかっているから、残された時間は、実質、一年とちょっとだ。臨床研修のことを考えると、この猶予期間についても意識させられることが多い。そのせいか最近の私は、『今のうちに新潟で楽しめることはやっておきたい』という気持ちを、日に日に強くしている。結果、新潟生活五年目にして、今さら新潟のことりっぷを購入するに及ぶ始末である。
 新潟県は、有名な観光名所といっても挙げるほどはないのだが、それでもところどころには、多少、興を興させるようなスポットは点在している。だが、そう遠くない将来、新潟を離れた後に、再び新潟を訪れる機会があるか、あるいは再び訪れる気が出てくるかを想像してみると、かなり微妙なところなので、これらのスポットに出向くとしたら、いま、新潟に住んでいるうちに叶えるのが一等であるように思われるのだ。

 米を食べ、魚介を食べ、酒を飲んだ。タレカツ丼や柏崎の鯛茶漬けを食べた。市場賑わう寺泊に行った。弥彦神社にお参りに行ったし、ロープウェイで弥彦山にも登った。秘境・奥只見に行った。山古志の闘牛の開幕戦に立ち合った。ビッグスワンでサッカー観戦、ハードオフスタジアムで野球の試合も観た。競馬も観た。長岡の大花火も観た。即身仏や、石川雲蝶の大作にも出会えた。SLやジョイフルトレインにも乗った。美術館や水族館にも出かけた。ゆっくりと温泉に浸かった。笹川流れの絶景を観た。そういや、廃墟に行ったこともあったっけ・・・・。
 ふと思い返してみると、これまでも十分に新潟を満喫しているように思えなくもないが、それでもまだまだ遊べる余地はありそうである。どこか遠くに旅に出かけるのもいいけれど、いま住んでいる土地の魅力を見つけるというのもまた、大切なことだと分かり始めた五回目の初冬。悪だくみのネタが尽きないで、嬉しい限り。


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↑ゆるキャラたちにも会えました











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  1. 2014/11/24(月) 15:50:27|
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スタバクエスト

 先日、とある労働のために、クラスメイトと四人で長岡市に出向いた。ご存知、部活もバイトもやっていない“堕医学生”たる私には久々のスーツ着用の予定である。柄にもなくスーツを着こんで鏡に映る自分は、まるで真人間のコスプレをしているように見えた。
 仕事の内容はシンプルで量も多くない。はっきり言って、かなり割のいい労働である。私たち四人は、それぞれ仕事の終わる時間が異なり、先に終わらせた一級友と私は、あとの二人が上がる時間まで、長岡駅の周りをぶらぶらして過ごすことにした。長岡といえば花火大会が有名で、これまで私も二度見物に来ているが、しかし長岡の街並みを見て歩く機会となると、意外にも少ない。こういう時でないと、長岡がどんな街なのかを知らずじまいで終わってしまうので、中々いい機会だった。
 とある友人から聞いたことだが、長岡駅は新潟駅よりも面白いのだという。実際、新潟駅は新幹線の始発駅だとは思えないくらいに退屈で、不便で不潔である。とはいえ、同じ県内同士、長岡もそれほど変わらないだろうと私はタカをくくっていたが、なるほど、どう見ても、長岡駅の方が面白く思える。駅前の通りも、アーケードがついていたりして、安心感がある。ここにきて、新潟無機終焉都市の残念さがより際立ってきた。
 私たち二人は、驚異の建築・アオーレ長岡の広場で三人制バスケットボールの試合を観たりしてしばらく楽しんだが、時間も時間で日も傾いてきたために、あとは駅ビルでのんびりしていることにした。構内のスターバックス・コーヒーで。・・・・いや、決して何かの間違いではない。この私が、“社会の塵”たるこの私が、あのオシャレスポット、スターバックス・コーヒー(以下「スタバ(赤面)」)で、お茶を、したのだ!これは大事件である。まあ「事件」って言っても、本当は過去に一度行ったことあるのだけれど。あれはたしか大学二年の頃だったから、実に三年振りのスタバ(赤面)だ。
 不慣れだということもあるが、スタバ(赤面)は緊張する。店に入った瞬間、空気の肌触りが違うのが分かり、どこか異空間に迷い込んでしまったように思ってしまう。いや、マジで。そして何より、ここで場違いな行動・言動をするのが罪であるような、そんな恐るべき強迫感が押し寄せてくる。また、そもそも場違いな奴は来るなと言わんばかりの敷居の高さも持ち合わせている。このように感じるのは、私だけではないと願いたい。
 スタバ(赤面)に対し、極端な恐怖心を持ち、店に入る前から、粗相をしないように緊張していた私にとっては、店に入って席についてコーヒーを飲むまでのあらゆる工程が、完璧に遂行することを要求されるクエストになりうる。というか、なる。ていうか、なった。

① 店のドアを押す
 躊躇ったら負けだ。心細くても、後ろにいる友達の方をしきりに振り返ったりしてもダメだ。覚悟を決めたら、一気に、押せ。
② 店内の様子を確認
 お店がどんな間取りになっているか確認しておこう。特にクリーム類が置かれている机は早めに押さえておきたいところ。だが、ずっとキョロキョロしていると、目をつけられるのでNGである。
③ ちょっと離れたところからメニューを確認して、何を注文するか予め決めておく
 スタバ(赤面)のメニューは意味が分からない言葉ばかりが書かれているので初心者に手厳しい仕様になっている。それが何なのか考えても分からないから、こういう時はレギュラー商品じゃなくて、プッシュされている季節限定商品にすればいい。
④ カウンターにつく
 躊躇っちゃいけない。まごついてもいけない。店員さんと目があって、呼ばれたら、行け。列ができていたら、後ろに並べ。
⑤ 注文する
 一呼吸おいて落ち着いたら、決心を変えず最初に決めていたものを頼め。噛まないように、落ち着いて、ゆっくりハッキリと。『うわー、オレいまスタバ(赤面)でどんなコーヒーなのかよく分からないくせにすました顔で注文しちゃってるよー//』という気恥かしさに耐えろ。最後まで何を注文するか迷っていたら、素直に店員さんに聞いた方がいい。『どっちが甘いですか?』と。マキアートとラテだったら、ホットになると、ラテの方が甘いんだって。
⑥ サイズを決める
 SMLなんて平凡なサイズ指定は、ここには存在しないZE☆これもメニューと同じく、考えてもよく分からないから、もはや自分の直感を試すしかないのだ。メニューを見ると、「とーる」の文字が少し大きくなっていたから、きっと標準的なサイズは「とーる」なんだろう。いや、よく分からんけど。だが私はなぜか、ワンサイズ上の「ぐらんで」と口走ってしまった。実は、このサイズ指定の罠のことを忘れており、注文して、店員さんに「サイズはどうされますかぁ?」と聞かれて、やっと思い出したのだった。そして、テンパっちゃいました。てへへ・・・。

 ここで、店員さんが話しかけてくるという追加クエストが発生!突然話しかけられて、ビックリしたなー、もー。スーツを着ていたから、ビジネスマンだと誤解されたのか「どうして(長岡に)いらしたんですかぁ?」みたいなことを聞かれたが、話しかけられるとは思ってもいなかった私は一気にテンパってしまい、たかがバイトのくせに『あ、あー、仕事・・・・です。』と答えてしまいました。いや、間違っちゃいないけれど。
 にしても、スタバ(赤面)の店員は客に話しかけてくるというのは、都市伝説か何かかなと思ってたけれど、本当だったんだな。スタバ(赤面)の店員さんと仲良くなったことを自慢げに話すクラスメイトもいるから、まあそれなりにいい習慣なんだろうし、確かに気さくに人に話しかけることができる、というのは、人間の美徳の一つではあるが、私はそういうのいらないから。全然求めてないから。いやホント、マジでいらないから。

⑦ 支払う
 こうやって経済は回っている。
⑧ 商品受け取りカウンターに向かう
 モタモタしないで、かつ変に急がないで、ちょうどいい速度で、できるかぎりスマートに歩こう。
⑨ 商品受け取りカウンターで待つ
 今のうちに空いている席を探せ!
⑩ 商品を受け取る
 呼ばれたら商品を取りに行く。高速道路のパーキングエリアのフードコートと同じシステムと考えれば、一気に親近感が湧く。ボーっと呆けてて、呼ばれた時に『・・・あ、はい!はい!』となってしまったら、これまでの努力はすべて無駄になるから、絶対に、最後まで気を抜かないこと。
⑪ クリーム類を取る
 私はスプーンがほしかったが、間違ってストローをとってしまった。なぜか取り直すことができなかった。ホットなのにストロー。ラテなのにストロー。『死のう』と思った。
⑫ 席につく
うろうろしちゃいけないよ。普通に邪魔だからね。人によってはノートパソコン、スマートホン、本などを出すまでの工程をセットにしているとか。
⑬ コーヒーを飲む(GOAL!!)

こんな感じで、ただ「コーヒーを飲む」ということに辿りつくだけでも、こんなにも多くの関門が待ち受けている。これを完璧にこなすのは、まず困難だろう。
 しかし、席についてコーヒーを飲んでいる時でも、スタバ(赤面)の空気は落ち着かない。視線のやり方やコーヒーの飲み方など、一挙手一投足すべてに、なんとなく気を遣ってしまう。自分は間違いを犯していないかを不安に思いながら。季節限定の商品は甘くてあたたかくておいしかったが、最後まで気が休まることはなかった。これほど落ち着けない喫茶店もない。こんなところで勉強や仕事をできる人はすごいなあと思った。
私と同じく、あまりスタバ(赤面)に来ないという級友もソワソワしていたので、長居はしないで、コーヒーを飲み終えて程なくして、私たちは店を後にした。だったら、なんでスタバ(赤面)なんかに行ったの!?って話。


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↑スタバ(赤面)に行ったら、とりあえずコーヒーを写メるのが慣習だと聞いたので










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  1. 2014/11/20(木) 21:03:01|
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

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