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おぉー、冬コミの新刊サンプルが続々アップされてんなー、
ってちょっとまてもう12月!? なんと・・・・早くも今年最後の月を迎えてしまったというの!?となると、今年の4月に始まった臨床実習も、今月末の冬休みまでのひとまずのラストスパートを迎えることに。お休みまでもう少し。ガンガンガンバしちゃうよ☆
ウチの学校では、各診療科シリーズ2週間の日程で、ローテーションしていくという実習形式をとる。これまで取り組んできて、すでに全日程の3分の2を終えているのだが、ついこの間回った、とあるシリーズでは、少しその事情が変わっている。
突然ですが、「血液・内分泌・代謝内科」と聞いて、何を考えますか。白血病などの血液腫瘍は新しい治療法が登場し、以前よりも予後は良くなっているが、それでもまだまだ改善の余地はあり、将来さらなる発展が望まれる分野だ。内分泌・代謝疾患には、もはや“社会的疾患(造語)”である糖尿病や脂質異常症など、罹患者の多い生活習慣病が含まれ、外来のみならず病棟の入院患者も有している人が多く、手術など他の治療の成績も左右するために、大変に重宝される診療科と言える。
今度は、「循環器内科」だとどうでしょう。不整脈や弁膜症など、国家試験的にも重要な疾患を扱うことはもちろん、心筋梗塞などの救急疾患も対応をしなくてはいけない、まさにメジャー中のメジャー。内科と言いつつ侵襲的なカテーテル治療も行うため、消化器内科と同様、手技も豊富な外科的な要素もある診療科だ。
上の2つの診療科は、国試的にも、そして日常診療的にも重要な疾患を取り扱う、まさに“どメジャー”な科であることは疑う余地がない。ここは2週間ずつみっちりと実習に臨みたいところ・・・・な、の、だ、が。
どういうわけか、私の学校においては、「血液・内分泌・代謝内科」と「循環器内科」、合わせて2週間というシステムになっている。この2つの診療科、現在は独立したひとつ科としてあり、それぞれに教授もひとりずついるのだが、かつては「第○内科」といったように、ひとまとめにされていたらしく、その名残りとして、実習の形式もひとくくりにされているのだ。果たして、「血液・内分泌・代謝内科」で1週間、続いて「循環器内科」で1週間の実習となる。
さあて、2つの“どメジャー”な診療科で、たった1週間の実習期間しか用意されていない場合、どのようになるか想像していただきたい。・・・・うん、そう。
時間足りねえよ! そう、圧倒的に時間が足りない。物理的に無理。
お互い、本来は絶対に2週間ずつやるべき科ですよ!「血液・内分泌・代謝内科」に至っては、「血液内科」と「内分泌・代謝内科」で分けて、それで2週間ずつ実習したいくらいだ。1週間だけでもだいぶ勉強になったが、講義にスライド作成にと、やはり慌ただしく時間が過ぎて行った観が強い。たった1週間でもいろんなことを学べただけに、もう1週間ずつ用意されていたら、さらにたくさんのことを学び取ることができたであろう。そして溜まっていく分厚いクエスチョン・バンク・・・・。ここにきて、各医局のパワーバランスやそれぞれの主張のために、いろいろと仕組まれている臨床実習のような気がして、学校に対してさらに不信感を抱くようになってしまった。



この部屋からトータルへ 私たちとつながってください
- 2014/12/09(火) 19:33:57|
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「人に不快感を与えない清潔な身だしなみで行動できる」四月に新学年を迎える前に配られた、臨床実習の要項の注意事項の頁、そしてそれに続く各診療科での実習の注意点の欄に、必ず書いている文言である。
今更言われるまでもなく、当然気をつけるべきことのように思えるが、そんな基本的なことだからこそ、より重要な意味を持つ。医学生、医療従事者が、だらしない格好をしていた時には、患者さんはもちろん、一緒に働く同僚たちにも、不快感や、よりタチの悪い“不信感”をも与えてしまうからだ。第四学年時に受けたOSCE(懐かしい響き!)で、服装が採点の対象になっていたのにもうなずける。
学校によっては、実習学生の服装を襟シャツ+白衣と完全に統一しているところもあるらしいが、私の学校は、心がけは説いているものの、実際の合わせについてはある程度学生に任せている。そんな中、私は白衣×2、ケーシー×1、スクラブ上×1、スクラブ下×1、解剖実習で使っていたスクラブ(笑)×1という手持ちの医療用衣料を日替わりでいろいろ回して、日々の実習に臨んでいる。最近は寒くなってきたから白衣を羽織ることが増えたが、本来はスクラブ単体を基本スタイルとしている、“スクラバー(造語)”だ。白衣を着るのも好きだが、動きやすさを重視してのことだ。
スクラブは動きやすいし、洗ってもすぐ乾くし、とても便利な衣服だ。クラスメイトもほぼ全員、少なくとも一着はスクラブを所有しているだろうし、中には班員でお揃いのスクラブを購入しているところもあるみたいだ。だが、スクラブ単体のスタイルでいるのは、どうも私だけみたいで、その他はみんなその上から白衣を羽織っている。そのおかげで、上下ダークカラーのスクラブで全体的に黒い見た目の私が、白衣を着こんで全体的に白い印象の他の学生の中で、ひとりだけ浮いてしまうという、なんとも居心地の悪い状況ができてしまう(苦笑)。
実習の前や最中には概していろいろな噂が飛びかうものだが、ウチの場合だと「スクラブを着てると、とある先生に怒られる。でも白衣を着てればOK」というものがありまして、その噂が勝手に飛躍して、もはや「スクラブを着てると怒られる。でも白衣を着てればOK」ということになり、それが今に至るまでずっとクラスメイトの頭に植えつけられているのかもしれない。
だが、四月から各科を回っているけど、スクラブだけで病棟にいて先生方から注意されることは一度もなかったし、第一、その噂に登場する先生にスクラブ単体で接した時も、何も言われなかった。むしろ、「本当の医者みたいだね!」だの、もはや服装関係ない「ヒゲがカッコイイね。」だの、割といい評価の言葉を頂いてしまう始末(笑)。私たちの評価をする立場である先生方に与える印象も確かに大事だけど、先生方は基本的に優しい人が多いから、そんなことを気にするよりも患者さんにどう思われるかを考えていた方がいいんじゃないかなと思う。ちなみに、このスクラブ・スタイルを変えるとしたら、それは患者さんに服装について苦言を呈された時と、診療科の方針が決まっていて先生方もみんなそれに準じた服装をしている時だろうなと思っている。
だけど、基本的に病院の先生方も、各々自由な服装でいる(OSCEでご法度とされるデニムを履いている先生もいて、ビックリした)し、そもそも白衣もケーシーもスクラブも、同じ医療用衣料だし、今やその間に優劣などは存在しないみたいである。不潔でなく、だらしなくない医療用の服装であれば、実習、あるいは診療での服装は意外と個人の自由、そして好みでよし。これが、臨床実習の全日程の三分の二を終えて、私が得た教訓だ。些細なことかもしれないが、これで服装について心配することはなくなったわけだ。その分、もっと実りある悩み事ができるのだ。
先生方が服装について全く注意しない(ていうかもはやそういうことに興味なさそう)臨床実習の最中で、私の服装に様々な指摘をしてくるのは、唯一、我がクラスメイトたちである。実習開始当初スクラブだけでいた時には、それを心配する言葉をもらったり、白衣の下に着ていた襟シャツ(たまにこういうフォーマルな格好もします)を、「派手すぎないか?」と注意されたり、とある先生の真似で、白衣の下にケーシーを着ていた時には、「白衣の下にケーシー・・・・?」と失笑されたりもした。先の教訓があるから、もはや服装なんてどうでもいい私にとって、それについて一々指摘されるのは正直煩くて仕方がないのだが、医学生の服装にいちばん敏感で神経質なのは医学生であり、それをお互いに監視し合い、注意し合うという状況は、ものすごく健全でいいことだと思う。
さすれば、僭越ながら、小生からもひとつ苦言をば。白衣の下に普通のTシャツを着るの、あれ、超ダッセェよ!



この部屋からトータルへ 私たちとつながってください
- 2014/12/07(日) 12:15:59|
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今年は、私の愛するアーティスト・平沢進の記念すべきソロデビュー25周年となる。大手レコード会社のユニバーサルは、それにあやかったプロジェクト“Archetype”を9月に開始させ、これまでにも、御大のアルバムのデジタル・リマスター版を続々とリリースしている。
このプロジェクト関連商品で、おそらく最も大きなサプライズとなったのは、氏を中心として活動していたバンド・P-MODELが過去に販売していたビデオ作品「BIT MAP 1979-1992(以下『BIT MAP』)」のDVD化だろう。本作DVD化の情報を耳にした私は、思わず狂喜し、双眸から落涙したものだった。そしてすぐさま予約の手配を進め、つい先日、待望のブツが、無事私の元にも届けられた。
「BIT MAP」が発売された1992年は、P-MODELが、平沢進(Vo&G)、秋山勝彦(Syn&Vo)、ことぶき光(Syn&Vo)、藤井ヤスチカ(Dr)というメンバー構成で、1988年からの3年にわたる“凍結”を、2年間限定で“解凍”していた、いわゆる“解凍P-MODEL”と呼ばれる時期であった。解凍していた2年間で、P-MODELは「P-MODEL」「big body」の2枚のアルバムをリリースしたが、この時すでにヒラサワはソロでの音楽活動も行っていたため、サウンドは正統派のテクノでありながらも、過去と未来、科学と神話、肉体と精神などが入り混じったヒラサワ的要素が、以前よりも強くなっている。個人的に、御大の胡散臭く(褒め言葉)、七面倒臭い(褒め言葉)世界観は、すでにこの時期には、ほぼ確立していると思っている。
さて、「BIT MAP」は、1992年3月に渋谷公会堂で行われたP-MODELライブ映像を主な軸として、自作のPVや、あまりにも貴重すぎる資料映像を間に挟んで、P-MODELの変遷を振り返るというビデオ作品である。このライブで披露された「SPEED TUBE」「2D OR NOT 2D」などの映像は、実は某動画投稿サイトで観ることができるのだが、私が、P-MODEL、そして平沢進の世界に嵌っていくきっかけとなったものの一つは、これらの映像だったりする。だからこそ、「BIT MAP」DVD化の知らせを嬉しく思ったのだ。
DVDが家に届いて、早速観てみた感想。思ったよりも、ライブ映像が少ない・・・・。
しかもその中でも、例の動画投稿サイトで観ることができた曲がほとんどで、初めて目にしたのは「PSYCHOID」と「ERROR OF UNIVRSE」の2曲のみであった。これは少し残念だったが、DVDということで、画質音質が格段によくなっていて、かなり見やすい。「P-MODEL」裏ジャケットでも認められる戦闘服に身を包んだメンバーが、サイバー観満載のP-MODELサウンドを奏でているのが、とても胡散臭く(褒め言葉)、最高にカッコイイのだ。
また、本作に収録されている資料映像がかなり見応えがある。初期や解凍期はともかくとして、その間の1980-1988のライブ映像はあまり出回っていないので、貴重である。しかも、「BOAT」や「列車」など、収録されている曲もいい感じである。だが、難があるとすれば、資料としてのライブ映像は、一曲丸々収められているわけではなく、ぶつ切りにされているところである。特に、日比谷野外音楽堂でのライブ「ERROR OF UNIVERSE」の1曲目「ZEBRA」はフルで収蔵してほしかったところ(この時の映像も例の動画投稿サイトで観ることができるのだが)。




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- 2014/12/06(土) 17:22:01|
- 平沢進
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