野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

23才の春休み




 病棟での臨床実習も学期末の試験も終え、なんだかんだかんだなんだで、私の第五学年はグランド・フィナーレを迎えることになった。何についてもフィナーレとはいくらかは目出度いもので、本来ならこれを記念して酒宴などしたいところであるが、現在、私はそれどころではない状況に立たされている。

 フィナーレまでのカウントダウン[あと二日!]の日の夜中に、三十八度強の熱が出た。以前、他のレポート(赤面)に書いたように、これは四年に一度のオリンピックと同等の大イベントである。発熱のみならず、これまでに感じたことのない凄絶な寒気にも襲われ、痙攣するように身体が震えてくる。電気毛布をフルパワーにし、毛布も二重に重ね、いつも寝るときには脱いでいる“どんぶく(我が家ではそう言っているが、所謂「どてら」)”と、もこもこルームソックスを着用することで暖をとったが、寝苦しさと全身の関節の痛みで寝付くことができず、結局朝が来るまでそのままの状態であった。
 翌日(カウントダウン[あと一日!]の日)は実習を病欠―こんな状態で病棟や手術室に行く医学生はいない―させてもらい、何をするともなく、一日中家でじっとしていた。おかげで熱はだいぶ下がったが、新たに顕在化した、腹部、つまり“ぽんぽん”の症状が残った。“ぽんぽん”が痛いし、ずっと下痢しているのだ。下痢自体はあまり珍しいことではないが、流石にこれほど持続していると、色々と心配になってくる。下痢という症状、自分の年齢。これで痔が出てきたらCrohn diseaseだな、と極端なことをも考えてしまう。健康な人間は、ちょっぴり変わった方向性の心配事をしてしまうものなのです。
 程度は多少緩やかになったとはいえ、この“ぽんぽん”症状は解消されずに、ついにグランド・フィナーレの日を迎えた。この日の昼は、最後に回っていた診療科の教授との昼食会があった。嗚呼、なんという間の悪さ・・・・。普段なら嬉々として馳せ参じるのだが、こんなにも地獄のようなランチタイムは今まで経験したことはなかった。店は洋食屋であり、基本、メニュウにはこってりとしたお料理ばかりが並んでいる。その中でも比較的軽めで、消化のよさそうな魚料理を頼んだが、あらかじめセットのライスを半分ほど、食いしん坊のクラスメイトに分けて、自分が食べる量を減らしたにも関わらず、料理を食べきれずに、これもクラスメイトに食べてもらう結果に終わった。午後の試験中にも苦しくなってきて、問題を解き終わったら、見直しなどはしないですぐに退室をした。まあ、これはいつものことなのだが。
 グランド・フィナーレを迎えるに際し、私はクラスメイトと打ち上げに繰り出す予定であったが、“ぽんぽん”がこんな調子だったので、欠席ということにしてもらい、自宅でひとり、“現代の精進料理”とでも言えそうな野菜中心の夕食を摂った。こんなに簡素な学年末があっただろうかいやない反語ォ!!(やけくそ)

 まあしかし、無念を嘆いても仕方がない。実際、少しずつではあるが、症状はよくなっているのだから、もっと楽しいことを考えてみようじゃないか。今年度のグランド・フィナーレを迎える。それはつまり、春休みがやってくることも意味している。一生に一度の、23才の春休みだ。来年度に私はこの学校を卒業する予定なので、この春休みは、私の人生で与えられる最後の春休みということにもなる。なんだか、また話が重くなりそうな兆しが見えてきたので、この点に関してはあえて見て見ぬふりをしたい。
 春休みは、夏休みや冬休みと違って、年度と年度の間にあるから、背負うものがなく、軽やかな心持ちで過ごせる。新生活を控えるということもあって、自然と心機を一転させ、フレッシュな気持ちになれるのも爽やかでいい。
 長期休みを利用して病院見学に出かけるクラスメイトもいるみたいだが、私は今回、そのような計画は立てず(そもそも、今後はどこにも見学に行く気はない)、いつものごとく、旅行と帰省の二つのフェイズで構成をすることにした。旅行を前半に詰め込んで、あとは田舎でのんびりと培養という春休みになりそうだ。
 来年度に用意されている、一世一代の特大イベントまでの猶予期間を考えると、勉強に本腰を入れるべきかなと思うところもある。言われずとも勉強はするつもりだが、久々の長期休暇だし、一年間の実習をがんばったのだから、少しくらい遊んでもバチはあたらないだろう。精神的な滋養がないと死んじゃうんですぅ。


 とにかく早いところ体調が戻ってほしいと思う春休みの前日。読者諸氏も何とぞお身体に気を付けて。それでは、よい春休みを。










にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ






この部屋からトータルへ 私たちとつながってください

スポンサーサイト
  1. 2015/02/27(金) 20:58:36|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ギター買っちゃいました




 昨年の四月から続く病棟実習も、早いもので、この二週間で最後のシリーズになってしまった。しかし、前半の一週間で、現シリーズ唯一の課題と言える症例プレゼンテーションも済ましたし、担当患者さんも早々に退院してしまったので、実質的に私の臨床実習はこれにて終了となった。なんとも締まりのないグランド・フィナーレである。

 さて、何かと一段落のついた週末。私はクラスメイトの付き添いのもと楽器屋に出向き、そしてギターを買った。・・・・もう一度言う。ギターを、買っちゃいました。
 「なぜこのタイミングに!?」「唐突すぎない!?」と言う声が今にも聞こえてきそうだが、実は唐突でも何でもなく、前々から欲しかったんだよね、ギター。
 「ギターを弾きたい」という思いは、長い間私の頭にぶら下がっていたが、予算のことや上達できるかどうかの不安で、一歩踏み出す勇気が出ず、なかなか踏ん切りがつかないでいた。だがある日、このままじゃずっと「弾きたい」だけで終わりそうな気がして、そんなのは嫌だとついに決意を固め、すぐさま音楽に造詣の深いクラスメイト―以前このブログ(赤面)で紹介したこともある―に話をして、色々と面倒を見てもらえることになった。完全に素人である私にとって、これほど身近にアドバイザーいる環境ほど心強いものはない。彼がいるから決意を固められたというところも大いにある。
 少し前に、彼と一緒に楽器屋に行き、試し弾きをしたときの音やルックスなどを色々考慮して、これがいい!というギターを一本見つけていたが、今回は、それを迎えにきたということになる。ギター本体とマルチ・エフェクターなどの付属品を揃えるとなると、お値段もなかなかのものになるが、幸いに分割払いにすることができた。

 家に持ち帰ったギターを早速弾いてみる。私には何の心得もないので、適当にジャカジャカ弾いているだけなのだが、これだけでも結構楽しい。エフェクターで色んな音を出してみるのもまた面白い。
 バンドを組んだり、どこかで演奏を披露したりするつもりもないのだが、とりあえず何か一曲弾けるようになりたいと、ネットにアップされているライブ映像やギター演奏の動画を参考にしては、見よう見まねで練習している。ちなみに今練習してるのは、P-MODELの「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」。今更だが、何か正しい順番を無視しているような気しかしない。


150221_154936.jpg
↑ギターのある生活










にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ






この部屋からトータルへ 私たちとつながってください

  1. 2015/02/22(日) 00:43:24|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【ネタバレ注意】ってほどでもない、映画「ミュータント・タートルズ」感想レポート




 「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」が好きだ。
 幼稚園の頃に父親から貰った(父親が知人から貰ったもの)ゲームボーイが、私が初めて手にするゲーム機であったが、その時一緒になって渡されたカセットは、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(©KONAMI 1990)だったのだ。プレイ中のBGMが、TVアニメの初代テーマ曲で超イカシている。そのカセットは今も、折にふれてはよく遊んでいる(約四半世紀前のゲームが今でもできるってスゴくね?)。
 子供の頃は、誕生日やクリスマスのプレゼントに「タートルズ」のおもちゃを買って貰うことも多かったし、いつもそれで遊んでいたような記憶もある。
 三つ子の魂百までとはよく言ったもので、今も私は幼い頃の好みを持ち続け、雑貨屋や古着屋で「タートルズ」関連の商品を見つけると、心がときめいてしまうのだ。

 さて、先日から、実写の「ミュータント・タートルズ」劇場版の新作が公開されているということを聞きつけ、本業が一段落した頃合いに、行きつけの劇場に観に出かけた。
 まあ何というか、『期待通りに期待外れだった』というのがぴったりきそうな作品だった。決して悪くはないのだが、絶賛するほど良くもない。「観た方がいい映画」という評価はよくあるが、今作は「別に観なくてもいい映画」である。
 もちろんいいところもある。最新のCGとスタントを駆使したバトルシーンは、スピーディーでかっこいい。中盤のスプリンター先生とサワk・・・・失礼、シュレッダーの先頭シーンや、クライマックスのタートルズ対サワキ・・・・失礼、シュレッダーのラストバトルは身震いするほどかっこいい。このバトルシーン、シュレッダーが圧倒的に強いのも胸熱ポイント。さらに言えば、シュレッダーのコスチュームのデザインが非常に良い。日本語吹き替え陣によるタートルズ四人の軽妙なやり取りも中々よかったと思う。
 しかし、素直に『良かった。』と言えるのはこれくらいなもので、いくらか目立ちすぎな観のあるヒロイン・エイプリルも、彼女とタートルズの関係の新解釈も、「フット“軍”団」という聞き慣れぬ単語も、もう気になって気になってしょうがなかった。極めつけは、エンディングのヒップホップ歌。最近の「タートルズ」のアニメ作品はラップ推しというのは知っていたが、私はこういう英語のヒップホップ音楽はすべて同じものに聞こえてしまうので、どうにも観終わったあとに淡々と、名状しがたいような行き場のない気持ちに陥ってしまった。せめてあのテーマ曲のリスペクトを少しは感じさせてほしかった・・・・。

 この映画を作っているのは、子供の頃に「タートルズ」のアニメを観て憧れ、「タートルズ」に強い思い入れを持っている人ではなく、コンテンツとしての「タートルズ」にのみ関心があって、まあ大体の筋書きを似せておけばいいだろという妥協ができる人なんじゃないかと思う。「タートルズ」でうわべを飾り付けた、ただのハリウッド映画ですよ、コレは。爆破・破壊・銃声・陰謀・カースタント・取ってつけたようなラブ要素・美麗なCG映像・無駄に壮大なBGM等で塗れた、全くありきたりな最近のハリウッド映画そのものだ。展開もテンプレ通り。あの女幹部誰だよ!ロックステディとビーバップ出せや!
 一つ分かったのは、私は「タートルズ」が好きと言っても、あの最初のアニメシリーズ(いわゆるテレ東版)だけが好きなんだということ。声優の暴走によりいっそうコミカルになった世界観と、そして何よりあの主題歌が大好きであり、私にはそれがすべてだった。物語に深みを出すストーリーも新設定も必要なかった。フット団の事件に巻き込まれたエイプリルを、タートルズの四人が助けに行けばそれで満足だったのだ。「回顧厨」の誹りを受けても構わないが、しかし、「タートルズ」は各シリーズで雰囲気がガラっと変わる。シリーズごとの固定ファンがいても決しておかしくはない。
 基本的に、何かの感想を述べるときは肯定的に話を進めることの多い私だが、今回ばかりは辛口の評価にさせてもらった。


150220_0005171.jpg
↑すべての始まり









にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ






この部屋からトータルへ 私たちとつながってください

  1. 2015/02/20(金) 00:13:28|
  2. 感想ルポ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

私が『友達』という言葉を使いたがらない理由ですけど

 先日、twitterのタイムライン上で、クラスメイトがこんなこと言っていた。奴は鍵アカウントでツイート埋め込みができないので、文章だけ貼り付ける。


『シバケンブログでは、大学同期の呼称は必ず「クラスメイト」。「友達」と言わないのはなぜか。』(@higumashota)


・・・・なるほど。なかなか鋭い指摘である。


 奴のことだから、きっとこの件に関して、いろいろの邪推をしていたに違いない。例えば、「シバケンは『クラスメイト』と『友達』を区別して、呼称も使い分けてる」とかな。 
 そうだとしたら、とんだ見当違いである。確かに私は、ただの『クラスメイト』と『友達』は区別して考えている節がある(しかし、それは誰でもやっていることだと思う)が、赤面レポートでの言葉選びに関して言うと、そのような些末な認識が及ぼす影響は大したものではない。
 しかし、奴の指摘どおり、私は大学の同期のことはいつも、『友達』ではなく『クラスメイト』という言葉で以て言い表している。よくこんなことに気がついたなと、正直驚いているのだが、これにはちゃんと理由がある。『クラスメイト』という言葉をよく使う理由も、『友達』という言葉をあまり使わない(というか“使いたがらない”)理由もだ。

 せっかくの機会だから白状してしまうが、私は赤面レポートをしたためる際、その内容がどうというよりも、圧倒的にリズムやテンポの良い文章を書くということに苦心をしている。私はとにかく文章を書くタイプのブロガー(赤面)だから、文のリズムやテンポにとりわけ気を遣う。文章が長くなるのはしょうがないから、せめて読みやすくしたいと思っているのだ。これはブログ(赤面)を開設したときから変わらない私のポリシーである。もっとも、私がこのブログ(赤面)を始めた頃は、まだこれほどの量は書いていなかったのだが。

 そこで、『クラスメイト』と『友達』だ。この二つの言葉、明らかに前者の方がリズムを作りやすい。『クラスメイト』は、読むときに『クラス・メー・ト』というように分節することで、『テテテ・テー・テ』というリズムができる。重要なのは『テー』である。ここで一拍おけるために、非常に良いテンポを保ちながら、前後の言葉とのつながりを作ることができる。
 しかし、『友達』はよくない。文章の中に混じっていてもそうだが、そもそもこの言葉自体からして、あまりリズムがよろしくない。『と』と『も』と『だ』と『ち』が、それぞれ個別に音を持って主張してしまっている。そのため、読んでみると『と・も・だ・ち』というように、一つ音を発する度に立ち止まらなきゃいけなくなり、流れもリズムもあったもんじゃなく、言い終わった後にはなんとも気持ちが悪くなる。上下左右に一マスずつしか進めない、昔のロール・プレイング・ゲームのようなもどかしさがあるのだ。
 区別という理由もあるにはある。大学の友人と、小中高の友人で区別しているのだ。流石に後者はもう『クラスメイト』でもなんでもないから、『友達』という意味合いの言葉で形容する必要がある。しかし、ここでもやはり『友達』は使いたくないので、こういうときは、『友人』という言葉を使っている。

 『クラスメイト』・『友達』に限らず、私はとにかくテンポやリズムを重視して、一つ一つの言葉を吟味して選んでいる。テンポやリズムばかりを大事にするあまり、場合によっては、言葉の意味や使い方が本来とは違ったものになってしまっていることも、かなりあると思う。実際、『これ、意味違うよな・・・・。』と知りつつも、確信犯的に突っ切ることはよくある。しかし、先述の通り、レポート(赤面)の内容自体はあまり重要とはとらえていないので、たとえ意味が違ったとしても、ニュアンスが伝わりさえすればそれでいいやと、呑気に思っている。とにかく、私にとってはテンポとリズムこそが一等なのだ。
 今回、『クラスメイト』が私の些細なこだわりを見つけてくれたが、これ、結構嬉しいものですな。案外、この赤面ブログをきちんと読んでくれているのかもしれないな。他にも、自分の密かなこだわりを発見してくれる人が現れてくれないだろうか。あまり期待せずに待ち構えてみよう。


※私は言葉の専門家ではありませんし、このレポート(赤面)に記されたことは、一から百まで完全に私の持論ですので悪しからず。










にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ






この部屋からトータルへ 私たちとつながってください

  1. 2015/02/16(月) 19:29:35|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

お気に入り写真10選をお届け☆―日常系赤面ブログ「野良犬の生活」2nd Anniversary

 2015年2月15日、本日、日常系赤面ブログ「野良犬の生活」はブログ開設2周年を迎えることができました。これもひとえに応援してくださる読者の皆さんのおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。今後とも「野良犬の生活」への変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。



 私にはもともと、写真を撮るという習慣がなかった。だが、数年前、旅先で母親と連絡をとっていた時「それも思い出だから。」と、写真を撮って残すことを勧められたのをきっかけに、旅行中の土地の風景を撮影するようになった。私は母親を尊敬しているところがあるので、母親に勧められたことはたいていやってしまう。その時も、言われてすぐ、近くの家電屋に寄ってカメラを購入したくらいだ。なお、そのカメラはいまも愛用しているものである。
 いま振り返ってみると、あの日あの時、母親の助言に従ってよかったという思いが強い。何気なく昔の旅行の写真を見ているとき、その思いはさらに強くなる。一つ一つの旅行はとても楽しいものだったが、そうであっても実際は、思ったよりも多くのことを忘れてしまうものだ。旅の記録を見返すことで、そういやあの時こういうことがあったなどというエピソードを思い出すことができる。そんなことがよくある。こういうふうに写真を撮っておくことで、思い出の積み重ねが形をもって、より確かなものになっていく気がする。
 そして程なくして、私はブログ(赤面)というものを始めた。内容は私の趣味・嗜好を色濃く反映し始め、自然と旅行記なんかも書くようになった。私にとってのブログとは、もともと備忘録的な役割が大きいのだけれど、その備忘録をインターネット上の不特定多数に公開するとなると、読む人のことも少しは意識した方がいいと思った。特に私は、とにかく文章を書くタイプのブロガー(赤面)である。文字だけでは飽きちゃう人もいるだろうから、旅先での写真をできるだけ載せるようにしたり、レポート(赤面)の雰囲気に合った音楽を埋め込んだりと、これでも色々と工夫をしているのだよ。
 不特定多数に公開するとなると、今まで、自分で振り返って楽しむためだけだった写真撮影も、少しアングルや色みにこだわるようになった。しかし案外、自ら工夫して撮影したものよりも、何気なくシャッターを切ったものの方が、印象的な一枚になることが多かったりする。これが写真の奥深さであり、難しさなのだろうか。
 ブログ(赤面)を始めて、2年という歳月が過ぎた。この間に私は様々な場所に出かけており、各地で撮影した写真のプールも、いよいよ膨大になってきた。その中には、記録という目的を超えて、単純に見て楽しい写真もいくらかある。そして、自分でも気に入っている写真とは、たいていがこのような、見て楽しいものなのである。

 さて、それで今回は、ブログ(赤面)開設2周年という節目を記念して、今まで、旅先やそれ以外の場所で撮影した写真のうち、私のお気に入りのものを厳選して10枚ほど紹介しようと思う。実はこれ、一回やってみたかった企画なんだよね。ということで、お気に入り写真10選をお届け☆



CIMG2512_20150211094835c13.jpg

①トンネルの向こう
 鎌倉文学館に向かう小道の途中にある「松鶴洞」という石造りのトンネル。個人的にいちばん好きな写真はこれ。薄暗いトンネルの中と、その向こうに生い茂る木々の緑が対照的で、自分でもきれいだなーって思うし、なによりこの非現実感!そもそもトンネルが好きというのもあるが、どこか異世界を旅しているようで、この時はものすごくワクワクしたし、この写真を見れば今でもワクワクできる。



CIMG0037.jpg

②瀬戸内海の朝
 門司~大阪をつなぐフェリー船上で撮った写真。先述の、私がカメラを買うことになった旅行の一コマですね。まだブログ(赤面)を始める前だったし、カメラも買ったばかりだったから、ホント何気なく撮ったんだと思うけど、瀬戸内海の朝のおだやかさがよく分かる。季節も春だったし、夜が明けて大部屋での雑魚寝の苦しみから解放されたこともあって、とても気持ちよかったのを覚えています。



CIMG3125_201502110948375ba.jpg

③姨捨駅
 姨捨駅です。姨捨駅は鉄道ファンなら誰でも知ってる名駅で、スイッチバックなんかも見応えあるが、ここはやっぱりホームから見下ろす善光寺平の眺望が素晴らしい。実際に見ると、ホントに息を飲みますよ、これは。で、姨捨駅に来たということが分かって、この絶景も映る写真撮れないかなー、と考えて撮ったのがこちら。とても気に入ってます。



CIMG3613_20150211094857f20.jpg

④新潟無機終焉都市の春
 「新潟無機終焉都市の春」というレポート(赤面)で使った写真。信濃川沿いのやすらぎ堤という遊歩道は春になると桜が咲き誇るので、シーズンになると花見客で賑わうのだが、私もぶらぶらと散歩した時に撮影した。ここは賑やかだが煩くないという、絶妙なバランスで保たれているので、好感が持てた。桜の奥の方には万代橋や朱鷺メッセが見えて、まさしく「新潟無機終焉都市の春」って感じでしょ?



CIMG0993_201502110948332dd.jpg

⑤廃墟探訪
 クラスメイトと新潟ロシア村の廃墟に探検に行ったときに、かつての教会の中で撮った写真。廃墟探検は本当に稀有な体験で、色々なことを感じたり考えたりした。壊された壁、床に散らばる紙、乱雑に置かれたベンチ、そしてそれらの間に射しこむ日の光がいい味を出している。廃墟だからこそ、余計に人の気配を感じるというか、かつての面影がよく見えてきて、胸を締め付けられるような不思議な感覚が迫ってくる。いま行ってみたら、また違う光景になっているんだろうな。



CIMG3076_2015021109483558b.jpg

⑥草津温泉の朝
 クラスメイトと4人で草津温泉に泊まった翌朝に、ひとりで散歩に出かけた時の写真。湯畑わきの階段を歩いている時に撮ったもの。草津温泉は屈指の温泉地だから、湯畑周辺は日中は多くの観光客で賑わうのだが、朝早くとなると人っ子ひとり居らず、あたかも湯畑をひとり占めしてるような贅沢を味わえた。季節は春だったが、草津は山間いにあるため、気温は低くなっている。だが、それだけに空気も澄んでいて、朝から爽快な気分になれた。



CIMG4433_20150211094858727.jpg

⑦湯治場の風景
 鉛温泉の藤三旅館の湯治部に泊まった時の写真。売店に売られてあった本のラインナップを見て、思わずスナップしてしまった。なんだろうね、ちょっとトホホなこの哀愁は。ノスタルジックって、こういうことを言うのかもしれない。湯治場の歴史みたいなものも垣間見えて印象深いし、こういう古臭くて垢抜けないものを目にすると、自分も時代に取り残されたような錯覚に陥る。実に“つげ義春的”な錯覚です。



CIMG4825_20150211094859f9f.jpg

⑧庭園と額縁
 用事があって酒田に出かけたとき、本間美術館に立ち寄って、別荘の清遠閣で撮影した写真。清遠閣は迎賓館として使われていたということもあり、建築的にも数々の意匠が施されているが、鶴舞園という庭園がまた見事である。「トンネルの向こう」にも通じるものがあるが、薄暗い清遠閣の中から眺める庭は余計に映えて見える。あたかも窓枠が額縁になって、庭園の眺望を飾っているみたいだった。



CIMG5291.jpg

⑨上高地のおいしい水
 クラスメイトと上高地に旅行に行ったとき、梓川沿いの河川敷で撮った一枚。この上高地旅行はことに印象的だった。水流は清廉だし、空気も澄んでいて滋養分たっぷり。青空にも恵まれ、山々の緑もより豊かに見えて、目にもやさしい景色でいっぱいだった。



CIMG5660_201502110949032a3.jpg

⑩秋の大内宿
 家族と大内宿を訪れた時の写真。完全に俗化されてはいるものの、大内宿のあの光景は実に衝撃であった。まだ日本にこんな場所が残っているのかという衝撃。街道沿いにはこのように花々が植えられている。コスモスと茅葺きの家屋の組み合わせがとても感じが好い一枚になったと思う。



 カメラがあってよかった。写真を撮っていてよかった。時間が経てば経つほどそう思うようになるだろう。形として残しておくことで、体験や経験を消費するのではなく、次々と堆積させていくことができる。

 このブログ(赤面)もついに3年目に入ったが、改めて言うと、これは“堕医学生”のブログ(赤面)である。今のところ、学校を卒業したら、キレイに足を洗おうと思っている。だから、卒業や卒業旅行についてのレポート(赤面)を書き終えて最後にするつもりだ。それまでの約1年、どんな思い出を積み重ねることができるだろうか。とても楽しみなのである。










にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ






この部屋からトータルへ 私たちとつながってください

  1. 2015/02/15(日) 19:00:00|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

レポート検索

最新レポート一覧

アーカイブ

2016 04 【1】
2016 03 【4】
2016 02 【4】
2016 01 【5】
2015 12 【12】
2015 11 【10】
2015 10 【14】
2015 09 【8】
2015 08 【15】
2015 07 【14】
2015 06 【11】
2015 05 【17】
2015 04 【12】
2015 03 【12】
2015 02 【9】
2015 01 【9】
2014 12 【8】
2014 11 【13】
2014 10 【22】
2014 09 【18】
2014 08 【2】
2014 07 【14】
2014 06 【13】
2014 05 【13】
2014 04 【22】
2014 03 【17】
2014 02 【28】
2014 01 【29】
2013 12 【28】
2013 11 【28】
2013 10 【29】
2013 09 【22】
2013 08 【20】
2013 07 【30】
2013 06 【18】
2013 05 【15】
2013 04 【19】
2013 03 【3】
2013 02 【6】

カテゴリ

コメント

トラックバック

メッセージ

質問・要望どんとこいです!

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。