野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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妖怪の“おかげ”なのねそうなのね

 小児科のクリニックはどこでも、待合や診察室など、院内はアニメのキャラクターでいっぱいである。また、小児科の医師や看護師を見てみると、例えば名札などにさりげなく、子供たちの人気者の姿を認めることもよくある。
 今さら私が言う必要もないが、これらは皆、患児たちの心配を和らげ、しっかりと診察をするための工夫である。
 普通、病院が好きな子供はいない。病院に入ったり、医者の姿を見るだけで泣き出してしまう児や、実際は痛くもなんともない聴診器を胸に当てられるのも怖がってしまうような児がほとんどである。
 こうなってしまうと満足に診察できないので、子供たちの好きなもの、つまりはアニメのキャラクターたちで気を引いたり、恐怖心を和らげるようとするのである。
 私のかかりつけだった小児科の病院も、正しくそのようにして、実にファンシーだったのを憶えている。
 その印象があまりにも深かったので、私は、昨年度の病棟実習、いわゆる「ポリクリ」で小児科や小児外科などを回るときに、当時大人気だった「妖怪ウォッチ」のシールをわざわざ購入し、「ジバニャン」をネームプレートに貼って―「ジバニャン」と「シバケン」って似てるよね―臨むことにした。
 それに加えて、そのシリーズが始まる前から「妖怪ウォッチ」のTVシリーズ(新潟無機終焉都市で放映が始まったのはその頃だったのでちょうどよかった)を見始め、子供たちの話についていけるような知識を、一から身に付けるようにした。ただシールを貼っているだけじゃ不十分だと思ったからだ。
 それに私は、子供が見たらヒキツケをおこすのではないかと思われる異相の持ち主なので、児らと私の気持ちが繋がってくれるのが、他の人よりもだいぶ難しくなっているのである。私はこういった試みによって、子供たちに全力で媚びを売ろうとしたのだ。
 この“悪だくみ”は成功を収めた。やはりその頃の「妖怪ウォッチ」パワーは凄かったのだ。外来で出会う子供たちや入院している患児たちの反応の凄まじいこと!「ジバニャン」一匹のおかげで、児らとの関係作りがかなりスムーズになった観がある。
 その時私は、実習前に買ったシールセットを、常時スクラブのポケットに忍ばせていたので、名札の「ジバニャン」に反応した児たちに、シールをあげたりもしていた。子供たちに、何か一つでも楽しい思い出が、病院という場所でもできたらいいなと思ってのことだ。
 何度思い返しても、「ジバニャン」がいるのといないのでは、実習の様子が全く違っていたと感じる。私の悩みをだいぶ軽減させてくれたという意味でも、本当に妖怪サマサマなのである。
 その後、私が第六学年に進級して程なくして、再び、妖怪の力を思い知らされる出来事があった。
 その時、私はクリニカルクラァクシップで、新潟県内のとある市中病院の救急科に配属されていた。
 救急外来には子供たちもやってくる。重症な児は滅多にこないものの、救外として、最低限の検査や処置を大抵は行うことになる。採血や、点滴用のルート確保がそれらに含まれるが、こういった“おちゅうしゃ”系のものは、子供たちが大いに恐れるものの一つであり、ほとんどの子供は、それはもうすごい勢いで泣き出してしまうわけである。
 処置の最中に子供が動いてしまうと危ないので、タオル等で身体をグルグル巻きにして行うこともままあるが、簀巻きにされて泣き叫びながら“おちゅうしゃ”される児を見るのは、正直、心痛むものがあった。
 そんな救急外来の一コマ。この日もまた、子供の患者がやってきた。主訴は「発熱」だったかな。
 あれよあれよという間に、グルグル巻きにされて採血に臨まんとしている患児。もちろん、激しく泣き叫んでいる。いつもの光景である。
 すると、看護師さんがおもむろにあるものを取り出し、子供に見せた。介助をしていた私も気になって少し見てみると、それは「ロボニャン」のシールであった。またしても妖怪サマのご登場である。
 その時、まるで嘘のような出来事が起きた。あれほど激しく泣き叫んでいた患児が、その「ロボニャン」を見つけた瞬間に、パっと、本当にパっと泣き止んだではないか!嘘のような唐突さ。
 『これ誰か知ってる?』
 「・・・・ロボニャン。」
 『じゃあこれは?』
 「・・コマさん。」
 『どの妖怪が好きー?』
 「・・・・オロチ。」
 そしてこの落ち着きようである。
 妖怪すげえ。
 子供たちの爆発的な感情をもコントロールしうる妖怪たちの力を、改めて思い知らされるような一場面であった。
 昨今、何かよからぬことが起きるとすぐに「妖怪のせい」とされる時期があったが、彼らがもたらすのは決して悪いことばかりではない。「妖怪のおかげ」で助かることもたくさんあるということ、気づいてあげて下さい。
 ちなみにその後、ずっと見せてあげればよかったのに、どういうわけか看護師さんはその「妖怪ウォッチ」シールを全部片付けてしまったので、その子は再び大泣きしだして、結局いつものように、児の泣き声が響く中、“おちゅうしゃ”をすることになってしまった。嗚呼。


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↑お子さんがいるからか、たまに「妖怪ウォッチ」に過剰なまでに食いつく先生もいます(笑)











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  1. 2015/06/27(土) 20:47:26|
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いっぱい食べる君が好き(クリクラ日記11)




 先日に始まったクリニカルクラァクシップ(以下「クリクラ」)の第三シリーズは、山形県は鶴岡市のとある市中病院にお世話になっている。この実習開始に伴い、私はこの間から、当地においてホテル暮らしをしているところなのだ。
 前回の赤面レポートでは、クリクラ日記鶴岡篇の“前提”として、このホテル暮らしについての記録をしたのだが、今回も趣向はあまり変わらず、病棟実習の内容ではなく、私の滞在地における暮らしぶりを記しておきたいと思う。話題は、食生活だ。

 これは前にも書いたことだが、朝食は毎日宿舎のホテルで提供されるものを摂っている。おにぎり、味噌汁、漬物、それにパン、コーヒーという実に簡単なメニュウが並ぶ、ビジネスホテルにありがちな朝食である。メニュウは少しも変わらないので、これを毎日食べていると飽き飽きしてしまいそうだが、今のところその兆しは見られない。
 そもそも私は、普段から大したこだわりのない朝ご飯を食べている。色々な都合で例外を取ることもたまにはあるが、ほとんどの日々を、同じ種類のパンと牛乳とヨーグルト(ブルーベリージャムかハチミツをかける)、そして食後にコーヒー(ホットとアイスは季節で変える)というラインナップで朝を過ごしている。そしてこういう食習慣を続けて、かれこれ三、四年は経とうとしているのだ。どうしてこんにも彩りのない生活をしてきたものだなと、自分で自分に呆れ返るような気持ちだ。
 昼食は実習先の病院で、他学の実習学生や先生方と一緒に食べている。私は実習のはじめに、職員食堂で使える食券をもらった。この券に、自分の食べたいメニュウ名を書いて出せば食べられるという形式なのだ。そう、昼ご飯を摂るのに、自分でお金を出す必要がないのだ。実に素晴らしい。
 とはいえ、この食券には金額の制限というものがあって、それでいて職員食堂のメニュウのほとんどが、この上限を超えるときている。この場合、値段と上限金額との差額を払うことになるのだが、そうだとしても、ランチ一食としては破格のプライスに収まっている。貧乏症かつ本当に貧乏な私のお財布事情には、なんとも嬉しい待遇を受けていることを胸いっぱいに感じている。
 朝食、昼食については穏やかに事が進んでいるが、本当の問題は、夕食である。夕げは、三食のうちでいちばん楽しみに思っているところもあるが、それと同時に、いちばんの懸案事項にもなっているのだ。
 朝食昼食は勝手に出てくるようなところがあるが、夕食だけは自分で用意しなくてはならない。ホテルに滞在しているとなると自分で料理することは難しい。また、例えばコンビニで買った弁当を、ひとり、部屋に閉じこもって食べるということは、できればしたくない。そうなると、日々の夕食はホテル周りの飲食店での外食に頼るところが大きくなってくる。

 私は大学入学以来、かたくなに自炊の習慣を守ってきた。やろうと思えばそれなりのものは大体作れるし、何より食費を安く運営できるのが大きいところ。もちろん、外食をすることもあるし、お店で食事をするのは大好きだが、そういう慣習が深く根付いているために、心の片隅で、なんとなく外での食事は後ろめたいものと思ってしまうのだ。
 とはいえ、最近はそういう考えもだいぶ丸くなってきた。私が新潟無機終焉都市を拠点とするのは、おそらく今年限りになることが濃厚なので、気になったお店には努めてでかけてみるように心決めているのだ。お金はいつでも手に入るけど、そのお店で食事ができるチャンスがいつでもあるとは限らないのだから。お店との出会いは、まさに一期一会なのである。

 ここ鶴岡でも、“食の一期一会”に変わりはない。しかも、この町にいられるのはわずか四週間という制約もあり、一食一食の価値はさらに高く、高くなっていく。
 宿舎の周辺には様々な飲食店が集まっており、選択肢はかなり幅広い。むしろ、夕食にはどこに行こうか、毎回毎回決めかねて、しばらく街をうろついてしまうほどだ。
 やっぱり私はおいしいものを食べるのが大好きだ。鶴岡に来てはじめての夜は寿司―しかも回らないやつ!―を、その次の日には天ぷらを食べた。嗚呼、この世界はなんておいしいもので溢れているのだろう。そんな恍惚と満足に包まれて、涼しげな夜風の中を歩いていた私は、たしかに幸いであっただろうな。
 しかし、このあたりで少し“現実”というものを見てみようじゃないか。寿司に、天ぷら・・・・?しかも思い出してみると、いずれの夜も、もれなくお酒もついてはいなかったか?天ぷらの一夜に至っては、店の若旦那にオススメを聞いて、メニュウに載っていない隠し酒を飲むという確信犯であったが、それはまあ、今は置いておこう。
 そう、ここで私の心配は一回りをすることになる。食費の件。このペースで食べ歩いていけば、いずれ私の目に突きつけられるのは「破産」の二文字を以て他にはないだろう。外食をするのは止むを得ないとして、そろそろ持ち前の節約の心構えや方法論を思い出すべきである。家計簿とのやりくりをしつつ、ご当地の美食を堪能していけるかどうかは、私の腕の見せどころであろう。



 されて困る質問が、ある。「好きな異性のタイプは?」という類のやつである。これは、本当に、困る。
 すこぶる面倒だし、どうせその場の食い物になってすぐに消費されるだけの、一種の冗談のような問いなので、私はいつも『大和撫子(照)。』とかいって返すようにしているが、この答えは決して私の本心を表すものではない。第一、人間というのは、そんな一語で言えるような観点で人の心を見つめているわけではないはずだから。
 そりゃあまあ見た目もそうだけど、他にも性格とか仕草とか趣味嗜好とか価値観とか匂いとか、その人を見つめるうえでは、もう言い尽せない判断要素があるわけだ。だがその一方で、そのように確かな言語に当てはまったような要素でパラメータ化してしまうのは、それはそれでなんだか嘘のような気がする。人を好きになるって、もっとこう、非言語的なものだと思うから。
 ・・・・などと考えていたが、最近、件の問いの答えにもなり、自分の本心にも限りなく近いと思われるような一言を見つけてしまった。それが『一緒にご飯を食べてて楽しい人』である。
 食事は、単なる趣味嗜好だとか、最近は少しファッション的な要素もあるように見えるが、基本的には“原始的”あるいは“生理的”なものに思える。それを一緒に楽しめるというのは、お互いに同じ血潮が巡っているような、実に自然的に相性がいいということになるんじゃないかなと、近頃、思い始めてきたのだ
 「同じ趣味」とかじゃ不十分だ。“原始的”で“生理的”な食事じゃないと、なんだかダメな気がする。

 「いっぱい食べる君が好き」という広告があったが、私はこのコピーが大好きだ。そして、これほどまでに素敵なプロポーズの言葉はないと思う。まるで心の血潮がその人にも通っているような、劇烈ではないがたしかにそこにある、柔らかな愛情が滲み出ているように思える。
 「いっぱい食べる君が好き」・・・・ほら、やっぱりこの人たちも、一緒にご飯を食べているじゃん。











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  1. 2015/06/26(金) 00:58:31|
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ホテル暮らし(クリクラ日記10)



 先に突入した、クリニカルクラァクシップ(以下「クリクラ」)の第三シリーズ―それはつまり最終シリーズということになるけれど―のことを記憶するに当たって、まずは、現在の私の生活環境について、大まかに書き記していくのがよさそうである。
 気取って、「クリクラ日記」などと自称している以上、臨床実習の実際や病院での出来事などを中心に綴っていくべきである。だが一方で、滞在地での暮らしぶりというものも、決して無視できない実習の一部分であるし、何事における基盤にもなりうるものである。このレポート(赤面)に書いていることは、現シリーズすべての日々の“前提”になるという点で意味を持つ。



 クリクラ第三シリーズ、私は新潟県を飛び出し、山形県は鶴岡市の、とある市中病院の外科系に配属された。この病院は我が学校の系列にあるので、たとえ県外であろうとも、実習先として選択することができるのである。
 鶴岡市は、新潟無機終焉都市から車で二時間半、特急に乗っても二時間という立地にある。当地で実習をするのに、毎日無機終焉都市から通うというのは、狂気の沙汰である。というかもはや物理的にも御無理があるので、今回私は、当然のように現地の宿舎を与えられることになった。
 クリクラの第一シリーズ、上越高田に赴いた際は借り上げのアパートを提供してもらったが、このシリーズでは、病院近くのビジネスホテルが用意された。実習期間の四週間をずっと、ホテルを拠点に生活をすることになったのだ。およそ一か月にわたるホテル暮らしである。
 中高の部活動は大会や合宿で移動することが多かったため、私には、同年代の中では様々なホテル・旅館に泊まった経験があるという自負があるのだが、それでも一つのホテルに一か月という長期の滞在をするのは流石に初めてのことである。

 だが、実を言うと、この生活に関して不安というものはあまり感じていない。だってホテルには最初から家具やベッドもあるし、アメニティ類も揃っている(しかも毎日補充される)のだから。持参するものといったら、衣類や仕事道具くらいなもの。ランドリーコーナーもあるので、洗濯の問題もない。
 第一シリーズの高田では、アパートこそあれ、日用品洗面用具食器類調味料その他諸々の備品はすべて自分で用意しなくちゃいけなかったので、そのタフさと比べると、このホテル暮らしは遥かに気安くて快適である。中高の経験が生きたのであろう、幸い私は、「ホテルは落ち着かなくてイヤだ」というような不便も有たない。
 ホテルは全室インターネット完備。私は普段、愛用のタブレットをモバイルルーターとして利用することでネットワークへ侵入しているのだが、「パケット制限」という何とも煩わしい足枷が伴っており、いつも月末はハラハラなのである。それが、ここへきてネット使い放題になって、いつもよりも気ままな暮らしができている気がしてならない。難があるとすれば、通信速度がかなり遅いことであろうか。
 ホテルから借りたLANケーブルを愛用のパソコンに接続すればそれでいいということだったが、果たして本当にそれだけでネットに繋がるのだろうか。そしてあくまでも公的なネットワークである、何かアクセス制限のようなものがないだろうか。それを同時に確認するべく、ちょっとだけ、いいですか、ちょっとだけえっちぃサイトを覗いてみることにしたが、どうやらそういうことはないようであった。いや、よかったです。本当によかった。
 ここまでですでに至れり尽くせりだというのに、なんとホテルでは朝食も出るときている。ラインナップはおにぎりやパン、コーヒーといった、実に簡便なものであるが、私は普段からあまり変わり映えのない朝ご飯―例外はあるけど、同じ種類のパン、牛乳、ヨーグルトという同じメニュウを数年―を摂っているので、今のところ大きな問題はないように思える。

 さて、ここまでホテルのスペックについて大まかに記録してきたが、何よりも嬉しいのは、一か月の宿泊費をすべて病院の方で出してくれるということだ。生活面について少しも心配することなく、優雅なホテル暮らしを堪能できr・・・・じゃなくて、これによって実習にのみ集中を向けることができるという運びなのである。


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↑私のホテル暮らしはまだ始まったばかり










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  1. 2015/06/23(火) 23:14:08|
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波風の立たぬままに / Ev'rybody Has A Laughing Place(クリクラ日記9)




 クリニカルクラァクシップの第二シーズンが終わってしまった。実習の発表は前週に済ませてしまったし、その他やるべきtaskも特になかったため、最終週は少しも張りつめたところのない、実にのんのんとしたものになってしまった。
 診ていた患者さんも次々と退院しているし、大きな検査なども特に控えていないので、学生がするべき範疇の日常診療においても、仕事量としてはものすごく少ない。その分、救急外来に患者さんが来たらバンバン呼んでもらえるように頼んでいたのだが、こういうときに限って、患者さんは全く来ないときている。結局、少しも波風の立たぬままに、このシリーズの臨床実習は穏やかに終わりを迎えたのだった。嗚呼、なんだかアタシ、老けてしまいそうよ。

 この診療科で実習を行うにあたって、親しい人々からは、「茨の道」だとか「厳しいトコロ」だとか、そういうなんとも不吉な言葉ばかりを貰っていた。私もこの学校で六年を過ごしてきているのだから、その辺りの事情はもちろん承知の上で、はじめは苦難の道を覚悟して臨んだのである。
 だが、いざ蓋を開けてみるとそんなことは少しもなく、むしろ至れり尽くせりというか、最初から最後までものすごく甘やかされて可愛がられて終わった四週間だったように思える。実習に関しての、こうしたい、こうしてほしいという色々の希望(というかただのわがままですな)も、たいてい許してもらえた。
 一年目、三年目、新入局と、若い先生が多くいたのがよかった。上の先生相手よりも、気軽に聞きたいことを聞けるし、話も合う。キャリア的にはむしろ、上の先生よりも私たち学生の方に近いからか、ちょくちょく相談事にも乗っていただいた。
私がこういうことを言ってしまうのは少しアレだが、お互いにいい刺激になったんじゃないかなと思う。私が先生方から学ぶのはまあ当然として、先生方も、私に色々なことを教えることで、学びがより深く根付いていくんじゃないかな、と。・・・・うわあ、なんだかものすごく生意気になってしまったぞ。でもこれは、私と、一つ下の後輩たちの関係性と似ている気がするのだ。優秀な後輩たちの存在は、私にとっては結構な刺激だった。
 以前にも同じようなことを書いたと思うが、四週間という実習期間は、長いように思えて、実際はものすごく短い。体感として、あっという間に過ぎてしまった印象がある。
 いくらかは大変なこともあったが、不毛な雑務はなく、酷な扱いは受けなかったし、最初から最後までとても充実した、なおかつとても楽しい実習だったと思う。厳しいのを覚悟でこの科を選んで本当によかったと思う。グッジョブ!昨年のオレ☆



 他の科、あるいは他の病院で実習を行うクラスメイトの中には、実習の酷なことや退屈なことを吐露するような人もいる。距離・時間的な利便性や、少しでもユルそうなところを求めていったような人が、かえって不平不満を述べてしまう傾きがあるのは、なんだか皮肉に思う。
 彼らが実際にどのような日々を送っているのかは分からない。もしかすると、本当に辛い毎日を過ごしているのかもしれない。だが、何がよくて何がダメなのかは、人の性格によって様々である。そしてなんとなく、自身の性格上、私はどこで実習をしても平気な気がするのだ。
 このブログ(赤面)に記憶された色々なレポート(赤面)、特に旅行記なんかを読んでもらうと分かりやすいかもしれないが、私は大抵のことを『楽しい。』と思ってしまうような人種なのである。とにかく、“『楽しい』の閾値”が低いのだ。これは自分の長所らしい長所だと思っているのだが、私は、多くの人が「つまらない。」と思うようなことにも、ちょっとした面白みを見つけて、ひとりで勝手に楽しむことができるのである。
 そんな私は、この科での実習を称して『楽しい。』と言った。私の言う『楽しい。』を、その他大勢の人も同じように感じるかどうかは、少しアヤしいところがある。『楽しい』の範囲が、あまりにも広すぎるからだ。
 私は牡牛座であるが、星占いの本によると、牡牛座は、どこであっても自分の楽園をつくることができる星座なんだそうだ。私の特長は、ひょっとするとこういうところにも由来しているのかもしれない。


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↑最近、武器が増えました










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  1. 2015/06/18(木) 19:57:58|
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姨捨毒蟲行・あとがき

姨捨毒蟲行



 姨捨での一件があって以来、私は街を歩いているときも、傍らの木々の下を通ることを避けるようになりました。やむを得ず通らねばならないときは、枝から何かが垂れ下がっていないか、ものすごく警戒しながら通っています。
 また、時おり、あの日のように、毛虫が登場する夢を見ます。とても疲れた夜などに見ることが多いように気がしますが、もちろんこれは悪夢の類です。一度、汗びっしょりになってガバっと飛び起きたこともあります。あんな、漫画みたいな起き方を経験するとは、露にも思いませんでした。
 それだけ、あの一件が私にとってショックな出来事だったということでしょう。元より毛虫が苦手だった人間には、なおのことです。
 内容としては、あまり気分のいいものではありませんが、一つの文章としては、久しぶりに自分らしいものが書けたような気がします。私はあの文章を楽しんで書きました。皆さんにも楽しんで読んでいただけたら嬉しく思います。










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  1. 2015/06/17(水) 19:03:50|
  2. 旅行記
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

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