野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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◆日常系赤面ブログ「野良犬の生活」長期執筆制限のお知らせ

 突然ではありますが、このたび日常系赤面ブログ「野良犬の生活」は、2016年2月上旬までの間、長期の執筆制限に入ることになりました。その主な理由は、学校の卒業試験と医師国家試験という、あまりにも大きな二つの勝負事のためです。これまでと変わらずに文章を書いて暮らしながら、これら二つの課題をクリアするのは自分には困難であると思われます。そして何より、大事な勝負には万全を期して臨みたいのです。
 これまで私は、気休めの一つとして文章を書いてきました。この方法は、実際の運動量の割に案外と大変な重労働で、一篇を書ききるだけでも結構な疲れが出てきます。そしてもちろん、それに係わる時間もかなり取られていきます。執筆にかかる疲労と時間。これらは、今から大仕事を果たしていくうえで、自分にとってはかえって重い負担になってしまうのではないか。そんな気がしました。そして私は、自分の中でケジメをつけるように、しばらくの間、文章を書くという習慣を控えることに決めました。

 しかし、完全な「凍結」ではなく、あくまで「執筆制限」ということにしたのは、文章は書かずとも、このブログの更新自体はある程度続けていくつもりだからです。定期的に更新しないとネット広告が表示されてしまうので、それを防ぐ上でもできれば放置はしたくない。いつものような長めの文章は書きませんが、負担にならない程度に、日常の写真一枚に近況を報告する一文、二文を添えて提出、ということにしようかなと思っています。とにかく、ブログは停止させません。だいぶ簡易的にはなりますが、更新はしていきます。簡易記事の方がウケがよかったらどうしよう・・・・。

 私の文章を楽しみにしてくださっている皆様には、期待を裏切るようなかたちになってしまい、大変申し訳なく思いますが、いま控えている二つの勝負は私の人生を左右するとても大事なものなので、この点につき、どうかご容赦ください。

 それでは今後とも、日常系赤面ブログ「野良犬の生活」をどうかよろしくお願いいたします。(シバケン-いかれたNeet-)










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  1. 2015/08/31(月) 20:00:00|
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8月32日へ

 めっきり涼しくなってきた。7月の末から8月のはじめにかけて私を苦しめた、あの酷暑はどこにいってしまったのだろう。あのとき我が家は連日の灼熱地獄と化し、エアコンが壊れていることもあって、休暇中だというのに、私は公共の冷房を求めて毎日のように学校に出向いていた。それが今や自室には快い風が通り、一日中家にこもっても平気という気候に落ち着いている。夜もだいぶ寝やすい。
 今年も夏が終わろうとしている。
 猛暑の真っただ中では『夏なんて早く過ぎればいいのに。』とばかり思っていたが、いざ過ぎ去ってしまうとなると、やっぱりどこか寂しくなるもの。春夏秋冬あるうちで、夏だけが季節の終わりに寂しさを置いて去っていく。
 いつにも増して平凡で、地味な夏だった。大した冒険にも出ず、田舎でも特にすることなく、屋内で本に向かい、夜は麦酒を飲む日々。
 そもそも、外に出る気が湧かない。外に出るとしても、それは本業の都合上でのこと。道楽での外出は全くといっていいほどにしなかった。例年通りのような気もしたが、以前花巻や遠野、あるいは酒田や金沢を訪れたのは8月のことだった。今年はよほど暑さが心身にこたえていたのだろう。

 8月31日という日付は、どこか特別な感じがする。季節が夏から秋に移り変わる日。風も日差しも空の高さも、そして人々の認識でさえも、何から何まですっかり夏から秋モードに切り替わってしまうような、とても大きく、大切な分かれ目。
 最近の涼しげな風からはすでに秋の予感が感じられるが、この8月31日をもって、夏との別離、そして秋の到来を完全に納得できるように思える。
 今年も夏が終わる。
 「8月32日」などない。
 私たちはきちんと夏を乗り越えて、次なる季節へと進んでいかなくてはならない。

 今さらになってやっと、けたたましく鳴き声を挙げる蝉もいる。行き遅れの蝉に伴侶は見つかるのか。夏は往く、季節は廻る。










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  1. 2015/08/31(月) 19:05:29|
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左沢線莫迦列車

  どん臭い少女
 山形の鶴岡にいたとき、陸羽東線沿線に泊まりがけの旅行に出かけた。瀬見温泉に投宿し、鳴子温泉から新庄間の観光列車に乗ったあとに、大した用事は残っていなかった。新庄からすぐに鶴岡に戻ってもよかったが、時間に余裕があったので、奥羽本線で山形に向かい、今まで乗ったことのない左沢線に乗り換えることにした。この左沢線の周辺に用事はないが、ただその路線を乗り潰したいということで一つ用事ができた。
 最初に乗る列車の発車まで時間があったので、新庄駅前の通りに昼食を求めに出た。新庄駅を使うことはあっても、外の街に繰り出すことは今までなかった。思ったよりも小奇麗に整えられているが、興味を引くものは何一つない。今は食堂さえあればいいのだが、数軒あって安心を覚える。今度はどの店に入るのかが懸案となるが、いちばん古くて薄汚い食堂に入ることにした。
 店内の様子は表からは分からなかったが、のれんを潜って戸を開いてみると、予想以上に多くの客でごった返していて意表を突かれた。私は小さなテーブルにひとりで落ち着きたかったが、こんな状況であったため、店の中央の巨大な食卓の一席に案内された。壁に貼られたメニュウには様々な品があったが、珍しい気分で牛丼を注文した。それからちょっとして水がきた。
 待っている間にすることがないので、店員さんの様子を見て過ごそうと思った。厨房の中は見えないので仕方がないとして、給仕をしているのは二人の少女。年頃としては高校生くらいである。休日だから高校生がアルバイトをしていても不思議ではない。ひとりは働いてだいぶ経つような落ち着きがあったが、もうひとりの方がこの店にきて間もないといった頼りない顔つきをしている。仕事も覚えていない段階なのだろうか、注文を取るにしろ料理を運ぶにしろ、何から何まで先輩の指示がないと動けない。だが、先輩の指示があっても、どう見てもまともに動けてはいない。どこに注文を聞きに行けばいいのか、あるいは誰が注文した料理なのか分からず、途方に暮れるように店内をうろうろしている。見ていると段々と心配になってくる。私の方が上手く回せるような気もしてくる。
 これによって給仕は実質ひとりしかいないも同然なので、お昼時の店内は混雑というよりはもはや混沌としてきた。新しく入った客に水も運ばれず、勘定を待つ人の列もでき始めた。私は『早くあそこの席にお冷を持って行かないと。』『その料理は向こうの席だよ。』などと、胸の中で指示をしていたが、胸の中で言っても伝わるはずがない。またしてもお盆を持ってうろうろしていた後輩ちゃんは、先輩とぶつかってお汁を盛大にこぼしてしまう。漫画に描いたようなどん臭さである。お汁がこぼれたお盆の上に牛丼が乗っているのが見えたので、私は自分の注文品だと分かったが、これからあちらがどうするか気になったので、わざと気づいていないようなふりをした。先輩が私の席の間近で、わざわざこちらに手を向けて「これはこちらのお客さん。」と後輩ちゃんに指示を出したが、こんなに間近にいるのだし、そんな遠回りな方法を取らないで直接渡してくれてもいいと思ったが、私も後輩ちゃんの教育のことを思えば、それくらいの協力はしてもいい気でいた。しかし肝腎の後輩ちゃんは、その指示が耳に入っても、私のことを見ることもしなかったのでその内容は頭に入らなかったらしく、すぐそばに座る私の横を通り過ぎ、向こうの方に行ってしまった。面白いので、もう少し観察を続ける。そもそも、そんな向こうの方に行かせるのに、先輩が「こちらのお客さん」という指示を出すわけがない。例によってお盆を手に持ち、きょろきょろ見回し途方に暮れている。これから事がどう運ぶか気になってはいたが、流石に私も腹が減っていたので、後輩ちゃんが再びこちらに歩いてきたところを見計らい、『牛丼、こっちですよ。』と呼び込んだ。お汁がこぼれた後の処理や、後輩ちゃんの店内徘徊を経ているので牛丼はすっかり冷めていたが、味としては悪くない。お盆や丼の持ち底にはお汁こぼれた痕跡が残っていた。
 巨大な食卓の、私の斜向かいに座って麺類を「熱い、熱い。」といいながら食べていた、チェックシャツでメガネの理工系男が、勘定の列ができているのを見かねて「急いでいるので、ここに代金置いていきます!」と言って、本当にテーブルにお金を置いて出て行った。もうひとり、別の男もその方法で店を後にしていた。新幹線の時間が迫っていたのだろう。会計は先輩しかできない仕事なので、回転が悪く、勘定を待つ人の列ができてしまう。私は急いでなかったので、列が解消されて、先輩ちゃんが手の空いていそうなときに会計に立った。

  左沢線
 新庄駅から奥羽本線で山形に向かう。ここの路線は度々通っているので、窓外に目新しいものはない。この路線では毎回のように野生のキジの姿を見つけるのだが、この度も田んぼに雌の一羽が認められた。沿線の東根にはちょっとしたゆかりがある。ここには、よくハンドボールの大会の会場となる体育館があり、私は小学生のときから高校の時代まで、度々この町を訪れているのだ。いつも東根温泉に泊まるのだが、空き時間に戦友たちと窯焼きのピザを買いに行った思い出などがある。男湯から女湯がいともたやすく覗けるホテルがあったが、あれは今も健在なのかがものすごく気になっている。
 途中の遅れで、乗り換えの時間が短くなったので、山形駅の歩廊に降り、そのまま左沢線ホームに走り、ライトブルーのフルーツライナーに乗り込んだ。座席は対面式になっていて車窓が見づらいので、先頭車両に行こうと思ったが、全面の窓が小さくてこちらに立っても何も見えない。仕方がなく、後部車両の連結部付近に立ち、脇の小窓から景色が流れるのを見ていた。
 左沢線は山形と左沢を結んでいて、終点の左沢で線路が途切れる盲腸線である。他の路線と接続しているならともかく、こういう盲腸路線は乗りづらい。往路と復路が全く同じというのも何となく面白くない。だが、乗りづらくても面白くなくても、乗ったことのない路線には乗りたくなる。
 列車は山形を滑り始め、住宅地を横切ると次第に窓外の建物の数が減っていき、景色はいずれ一面の田んぼとなる。先ほどはキジを見たが、この左沢線では草むらに潜むテンを見つけた。もしかしたらタヌキだったかもしれないが、あのスレンダーな体躯はテンである。列車が走るすぐそばに野生の動物がいる光景は、なんだか不思議だが一興でもある。
 全区間を通じて目を見張るような景観はなく、平凡な町と平凡な田畑があるばかりである。強いていうなら、終点左沢に著く直前に電車が山を上って、その小高い地点から集落を見下ろすようなのはよかった。時おり山や林に窓を遮られる合間にちらと見えた川とそれに架かる鉄橋が気になったが、いいところで山林に隠されてじっくり見ることができない。一種のサブリミナル効果だろうか、一瞬だけ見えたものの方が記憶に残ることがよくある。
 終点左沢駅に到著したが、前にもいったとおり用事はない。駅の裏にある公園から望む景色は見事だと聞いていたが、その公園は工事中で立ち入りできないということも聞いていたので、やっぱりこの土地での目的はない。一旦駅を出て、駅舎の外観を見、記念スタンプを押し、すぐ山形に引き返す列車に乗り込んだ。復路も連結部に頑張ろうかと思ったが、往路は立ちっぱなしで疲れたし、景色も変わらないのでおとなしく正規の座席に掛けた。

  余裕と焦燥のジレンマ
 山形に著いた時点で夕食にちょうどよかったので、次の列車の発車までに何か食べておきたかった。何度か利用している駅ビルの食堂に行ったが、店の前に出ているメニュウを見ても気分に合うものがないので見送った。結局、駅構内中央コンコースの、とある牧場が経営しているトンカツ屋に入った。
 牧場が営むトンカツ屋だというのに、店には落ち着いていて高級なムードが漂っている。色色なメニュウがあったが、定番といえるロースカツ定食を頼んだ。麦酒も頼んで、食前に飲んだ。一日動き回ったあとに飲む麦酒はいい。
 隣のテーブルは予約席ということになっていたが、しばらくして男女の組がやってきて、予め注文していたと思われる鍋物を食べていた。鍋料理がおいしそうだったのでそれも気になっていたが、むしろこういう一般的な男女のカップルがどんな会話をするのかが興味があった。悪趣味にも盗み聞きをしてみると、なんとも当たり障りのない話をしている。平凡なやり取りには違いないが、いまの私にはこういう会話すらできる自信がない。
 美人の店員さんが「ゴマを磨ってお召し上がりください。」といって、定食がくる前に白ゴマの入ったすり鉢とすりこぎを持ってきた。トンカツをゴマと一緒に食べる習慣はないが、美人の店員さんがいうので試してみることにしたが、目の前に料理も何もないのに、ただゴリゴリとゴマを磨っているのが、なんだか自分が奇天烈なことをしているように思えて、なんとも気恥かしかった。
 それまで列車の発車まで余裕があるように思っていたが、ふと時計を見てみると、実は余裕がないように思えてきた。なんとなく気が焦って、料理が運ばれてくるのを待っている間に、何分までに食べ終えて何分にはホームに行く等の計画を立てていたが、そういう時に限って、料理が運ばれてくるのが遅く感じるのである。だが、実際は全く何ともない時間で定食はつつがなく運ばれてきた。ここまでくると、間に合わないことはないと分かったが、それでも気を緩めることができず、少しせかせかした食事をしてしまった。実際、あまりのんびりとしていたら本当に列車に間に合わなくなるので、少しは急ぐ気持ちでいた方がいいのである。だが私は急いで食べると、食べ物が食道に詰まることがよくあるので、それを防ぐうえで適当な節度も有たねばならず、そうしたジレンマの中で夕食を摂った。牧場自慢の豚肉で作るトンカツはおいしかった。食前に磨っておいたゴマはソースの中に投入して食べた。
 この日のうちに鶴岡に戻るために、まずは奥羽本線を新庄に引き返す。山形県の男子中高生はどこかで何かを間違えているようなイモい私服と髪形をしている。かたや女の子は整った顔立ちで、白くて滑らかな肌や長くて綺麗な髪をしているので、男共とは全く釣り合わないように思えた。だがそれは「秋田美人」を擁する我が郷里でも同じような気もするので、そういうことをあまり大きな声でいうのはやめる。










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  1. 2015/08/28(金) 13:44:30|
  2. 旅行記
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俺のマッチング




 私はいま、医大の六年生。このままいけば一年後には研修医として働き始めるわけだが、じっとしていても勝手に事が進んでくれるわけでもなく、当然、働きたい病院に出向いていって採用のための面接等をしなくてはならない。そのため、私もこの暑中休暇に、希望の病院に出かけて試験を受けてきた。
 私は来年から、郷里・秋田県で働きたいと思っている。具体的な理由と聞かれてもよく分からない。新潟暮らしにも少し飽きてきたし、他にも色々と思うところあり、自分の医師としてのキャリアは故郷で始めたかったのだ。秋田県内でも研修病院は様々あるが、そのなかから一つを選び、この夏の採用試験を受けることにしたのだった。ここには以前にも病院見学や研修説明会に出向いていって馴染みがあったし、自分が思うような諸々の条件にも合いそうな気がした。
 こういう採用試験にはどんな服装で行くのがよいか。一般的にはスーツ等でフォーマルに決めるべきだろう。実際、私もそのつもりでいた。だが、この病院については一つ特殊な事情があり、それを記録するためには、話を初夏の候に開かれた研修説明会の日に戻す必要がある。
 その日、研修説明会が終わったあとに、近くのお店で、ご馳走やお酒を並べての懇親会があった。私もその席に出たのだが、ここで院長先生から直々に「採用試験の時は、スーツではなく、今着てるそのままの服装で。」というアナウンスがあった。これはつまり、試験は平服でもいいよという話である。それを聞いた私は、窮屈なスーツを着る必要がなくなるので、大いに喜んだ。
 だが後日になって、改めてあの言葉の真意を考えてみると、院長先生を信じないわけではないが、なにしろお酒の席で出た話である、単なるリップ・サアビスだったような気がして、私はその日の服装一式を新潟無機終焉都市に置いて、結局はスーツを携えて秋田に里帰りをしたのだった。
 この話はまだ続く。そうして田舎に帰省した私の元に、今回の採用試験についての連絡が届いたが、そこには漏れなく「服装は説明会の時と同じもので」という留意点が添えられていたので驚いた。あの言葉は正式なものだったのだ!その説明会時の衣服をこちらに持ってきていない私はちょっとだけ気不味く思った。何も服装一つで合否が決まるわけがないので心配などはしなかったが、それでもなんとなく決まりが悪い。素直に事情を打ち明け、その後の連絡のやり取りで、いわゆるクールビズでも可という防衛線を張ることができた。当日、クールビズとはいえ、久しぶりにフォーマルな格好をした自分を鏡で見てみると、真人間のコスプレにしか思えない。

 この病院の採用試験、課題は小論文と面接である。医学の筆記試験がないのはとても有難い。まずは小論文を書くことになるが、一つのテーマに八百字以内と、小論文というより作文といった方がだいぶ似合う。文量としては大したものではないが、私はいつも書きたいことは書きたいように、文字数などは無制限にやっているので、むしろその制限のなかで一つの文章を凝縮できるかが心配であった。
 また、肝腎のテーマがどうなるかも気がかりである。例の説明会の時に、過去の試験でどんなテーマが出されたのかを教わったが、大きく、医療に関するものと、医療に関係のない人間性をみるようなものに二別されるようだった。私は前者の場合だと何も書ける気がしないので、後者がきて下さいと星に願いをかけていたが、信ずれば花開く、果たして後者がきたのである。しかも「わたしと読書」という、いかにも自分にお誂え向きのものがきてくれたので、小論文はすんなりとクリアできた。
 続いての面接は、他の受験者との集団面接の形式になった。この日のために大した対策はしていなかったが、志望理由や理想の医師像などのありそうな質問への答えくらいは用意してきた。あとは面接直前に他の受験者から聞いた面接の過去問も含めて考えていただけである。全く知らない病院ではないが、流石に少しは緊張した。
 面接は病院の偉い人四人と私たち学生四人が対面する配置で始まった。結果から先にいうと、私が準備していた志望理由や理想の医師像、他の受験者から聞いた過去問―これは医療に関係ある真面目なものだったが―は一つも質問されることなく、我々の人性を窺うようなことばかりを尋ねられた。こういう質問は気楽である。具体的に挙げれば、「この夏の思い出」「来月からの抱負」「座右の銘」「嫌な課題が出されたときの工夫」「チームで意見が食い違ったらどうするか」「個人メールアドレスの由来」「気になるニュース」といったようなものである。「個人メールアドレスの由来」を聞かれたときは、『ははあ、先生たちも飽きてるんだなあ。』と思い、少し気の毒なような申し訳ないような気持ちになった。最近私は言葉を口に出すのが苦手になってきたので、たどたどしい所は多々あったが、頓狂なことは言わなかったし、これもまあ大丈夫だったろうと思いたい。

 就職活動とは無縁の医学生にとっては、こういう各病院の採用試験こそが就職活動だといえるかもしれない。私は大した準備もせずに、ただ小論文を書き、面接を受けた。それでも結構疲れるものだったが、そうなると、本当の就職活動とはどれほどの心苦を負わねばならないのだろうか。だが、私たちは大学の入学時や在学中に心苦を負ってきているので、トータルとしての苦労度にはそれほど差がないかもしれない。
 さて、私の就職活動は終わった。人によっては複数の病院の試験を受けるようだが、私は最初からこの病院の試験のみを受けるつもりでいるので、就職活動は終わったと正式に 言えるのである。マッチング・システムで病院の順位付けを行う必要もない。第一希望が唯一の希望となっているのだ。










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  1. 2015/08/26(水) 08:24:11|
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平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2015「WORLD CELL 2015」公演決定!





「過去向く士 Ψヶ原の策謀」特設ページ


 というわけで、今年の11/27(Fri)・28(Sat)・29(Sun)の3日間、東京ドームシティーホールを会場に開催される平沢進氏のライブが、インタラクティブ・ライブの形式で公演されることが正式に発表された。

 そのタイトルはまさかの「WORLD CELL 2015」。1998年のインタラクティブ・ライブ「WORLD CELL」の続編、とでも言えばいいのだろうか。このときのことはよく分からない(だってその当時私は小学二年生だったから)が、たしかこのライブは全日程を通じて、一度も成功ルートに到達することができなかったはずだ。そのリベンジ・・・・なわけないか。御大がそんな甘っちょろいことをするわけがない。
 ストーリーの軸としては「2015年8月に停止してしまったWORLD CELLの再稼働を目指す」というものになるらしい。この軸は1998年のものと同じである。ここにきてなぜ、再び「WORLD CELL」が停止してしまったのか。その鍵は、今秋にリリースされる新譜、現在進行中のイベント「過去向く士 Ψヶ原の策謀」、さらには御大のtwitterなどに散りばめられているのだろうか。

 インタラクティブ・ライブの準備にかけられる月日が、今回は著しく少ないのが気がかりである。新譜が発売されるのであればインタラは観たいし、しかもタイトルが「WORLD CELL 2015」と、なんとなく名作になりそうな予感もするので、なおさら観たくなる。毎回のライブにおいて、我々馬骨共に様々な世界を見せてくれる平沢進氏。今回は、どんな世界を見せてくれるのか、今から待ち遠しくてたまらない。










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  1. 2015/08/25(火) 19:13:11|
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

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