野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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堕医学生雑録

  一
甲「①ファイアーエンブレム」
乙「なんだ。いきなり」
甲「②ファイアーエムブレム、③ファイヤーエンブレム、④ファイヤーエムブレム。正しいのはどれか」
乙「ファイアーエンブレムじゃなかったか」
甲「ちょっと待って、調べるわ」


  二
 「商品を発送しました」なんてメールが送られてきても、その荷物が実際にいつ届くかは分からないから、この間の時間はものすごく落ち着かない。「通常2~5日以内に届きます」って、やけに幅が広すぎないか?荷物が届かないで4日経ったあたりには最早不安しか感じないだろう。
 ウチにはチャイムやインターホンがないから、荷物が来たかどうかは、玄関のドアがノックされる音で知るしかない。このノック音を聞き逃したら面倒なことになるから、ステレオから流している音楽も、こうして音量をいつもの半分くらいにまで絞っているわけだが、これからしてどうも調子が狂って、やはり落ち着かない。あまりに落ち着かないから、何をするともなく、部屋の中を行ったり来たりしてしまう。
 一日中家にいたが、結局、荷物は届かなかった。流石にこの時間を過ぎたら宅配の人は来ないだろうから、もうソワソワしなくてもいい。束縛から解放されたような清々しい気分だ。
 そこでふとした方向に視線をやると、玄関に不在通知書が落ちてある。
 え?え?ドユコト?


  三
 近所にある美術館の展覧会を覗いたついでに、内設の喫茶店でケーキでも食べようかと思っていたら、いつの間にか喫茶店はなくなっていて、その代わりにベーグル屋が新しく入っていた。地域のお母さんたちがやっているような、オシャレさをちとも鼻にかけない喫茶店だったので、素直に落ち着ける場所がなくなって哀しく思う。
 とはいえ、せっかくなので、このベーグル屋がどんなものかと思って入ってみるが、これがまた、あの喫茶店とは真逆の、オシャレさだけを鼻にかけているような、ありがちな店で思わず閉口。たちまち居たたまれなくなって、ベーグルをテイクアウトして逃げるように外に出た。
 この世に「オシャレ」は二種類あると思う。「自然なオシャレ」と「不自然なオシャレ」の二つである。両者の境界線は実にぼんやりとしていて、既存の言葉で定義するのは難しい。こういうものの違いは、肌で感じる、つまり生理的にどうかで判断するのがいちばん分かりやすい気もする。そしてこの店の空気に当たって感じたのは「不自然なオシャレ」の方だった。「不自然なオシャレ」は街に溢れている。こういうものを見ると、嫌な気持ちになるというのは云い過ぎだが、少なくとも見ているこっちが恥ずかしくなってきてしまうのだ。室内で毛糸帽を被っている人・・・・ウキャー!(赤面)ボーダーのカットソーや真ん丸メガネとのコンボは最早見るに堪えない。
 公園のベンチに座ってベーグルを食べてみる。ベーグルは冷え切っていて、それでやけに切ない気持ちになってしまい、ウチに帰ってから温めて食べればよかったと思った。


  四
甲「なあ。もしお前が亜米利加に行くとしたら、その前に亜米利加語について勉強するよな」
乙「そりゃまあ、あっちに行ってから困らないように、簡単にはな。ていうか亜米利加語って何だよ」
甲「そしたらさ、もしお前が日本にいる時にだ、そこらへんの通りを歩いてた時にガイジンに道案内を乞われて、亜米利加語でうまく説明できなかったとしたら、お前はどう思う」
乙「うーん、何というか、もっと英語を勉強しとけばよかったって思うかもな。あとちょっと申し訳なく思うわな、たぶん」
甲「それっておかしくないか」
乙「と云うと」
甲「亜米利加に行って亜米利加語を使えないのはよくないかもしれんけど、なんで日本にいるのに亜米利加語を使えないことを申し訳なく思わなくちゃならないんだよ」
乙「で、そのこころは」
甲「俺たちは亜米利加に行く前に亜米利加語の勉強をする。だったらその逆に、亜米利加人は日本に来る前に日本語について勉強してくるべきだろう。なのにあいつらは、日本に来てからも、日本人が亜米利加語を使えることが当たり前のような顔して、亜米利加語で話しかけてくる。でも俺たちは日本に住んでいるんだから亜米利加語を使えるわけがないよ。使う必要がないんだからな。なのにどうして俺たちが、奴らの不勉強の責任を負わなきゃならねえんだよ」
乙「んなコト云っても仕方ねえよ。英語って世界共通語らしいし」
甲「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」
乙「うるせえ髙橋優歌うな」


  五
乙「俺、たぶんヨボヨボのジジイになったら、あんまり金使わなくなると思う」
甲「へえ」
乙「そんで、きっと金は自分よりも若い人に使ってほしいってなるんじゃないかな。いま、小さい子供たち見ててもそう思うもん」
甲「ふうん」
乙「なんか、孫にお小遣いをあげたくなる爺ちゃん婆ちゃんの気持ちが、なんとなく分かってきた気がするよ」
甲「成程なア」
乙「ま、俺が老いぼれになった時にまだモバマスがあったら話は変わるけど」
甲「それな」

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  1. 2015/11/30(月) 19:00:00|
  2. 日記
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平沢進INTERACTIVE LIVE SHOW「WORLD CELL 2015」開催直前!歌ってほしいあの曲この曲

 「ステルスメジャー」「国際的用務員」「元祖ツンデレ」など、数々の異名を誇る唯一無二のアーティスト・平沢進による極上のエンターテイメント、インタラクティブ・ライブ(以下「インタラ」)の最新作「WORLD CELL 2015」が、もうすぐで開幕となる。私は初日と2日目に参加をすることが決まっている。果たしてヒラサワは、我々馬の骨一同にどのようなシーンを見せてくれるのか、今から楽しみで仕方がない。
 インタラは新譜発売時に開催されるライブだ。今回は、流通当初から傑作との評判高い最新アルバム「ホログラムを登る男」がフィーチャーされるだろうから、もちろんこれに収録されている楽曲は漏れなく披露されることだろう。正直、これだけでも期待度はかなり高い(ライブの「火事場のサリー」・・・ワクワク)のだが、その上で私の今の興味は、この新譜以外からはどの曲が演奏されるのか、というところにある。
 過去のインタラを振り返ってみると、新譜以外だと割とメジャーでよくライブで披露される楽曲がよく歌われているように思えるが、そういう曲って、こないだの「HYBRID PHONON」でことごとく演っちゃったよね?「白虎野」も「庭師KING」も「TOWN-0 PHASE-5」も、とにかく人気曲はほとんど歌っちゃってる。前回やった曲は、流石に今度は演らないんじゃないかなぁなどと私は思うわけだ。
そうなると、なんとなく歌う曲の予想がつけやすくなるかと思ったが、ヒラサワのライブに関しては事前の予想など立ててもまるで意味がないということも私は知っている。前回の「HYBRID PHONON」を考えてもそうだ。初日、1曲目の「アンチ・ビストロン(Mecano Ver.)」はまだいいとしても、次はいきなり「Rocket Shoot II」ですよ。ええっ!って思ったよ。もうこの時点で私の予想は打ち砕かれて粉々である(物凄くいい意味で)。この時から、もうヒラサワライブの予想なんかしてやんないと決めた。
 予想はしない。予想はしないが・・・、歌ってほしい曲くらいは心に決めておいてもいいと思うし、人に云ってもいい気がする。どんな人でも、ライブ前に「○○(曲名)はやってほし~な~」みたいな会話はするものである。私だってもちろんそういう話はしたいが、今回も例によってひとりぼっちでのライブ参戦なので、話し相手がいない。でも「○○(曲名)はやってほし~な~」みたいなことを物凄く云いたいので、いっそこの場でぶちまけてしまいたい。ていうか「HYBRID PHONON」の時も、こういうレポート(赤面)書いてたわけで。
 ということで、枕が長くなりましたが、今度のインタラ「WORLD CELL 2015」で歌ってほしい楽曲をこれから何曲か紹介していこうと思うわけです。予想をしているわけではなく、単に私の願望を垂れ流しているだけなので悪しからず。


「橋大工」



 今度のインタラは伝説の「WORLD CELL」の続編だから、ストーリー的にもこの曲は普通に演ってもいい!「HYBRID PHONON」でも「ノモノスとイミューム」でも「PHONON 2555」でも歌ってないご無沙汰曲だし。
 これ、数あるヒラサワ楽曲の中でも1、2を争うほどに好きな曲なんですよね。寄り添って包み込んでくれるようなやさしさもあり、気持ちを鼓舞して後押ししてくれるような静かな力強さもある不思議な曲。身体と意識にすっと入ってくるんですよね。すぐに「泣く」とか、そういう陳腐な言葉はあまり使いたくないけど、これライブで聴いたら感涙必至でしょうね。


「夢みる機械」



 コレ、みんんさ演ってほしいでしょ!?オレだってそうさ!まだ一度も生で聴けてないし、個人的にこれからライブに行くの難しくなりそうだから、チャンスとしては今回が実質最後かもしれないし。
 「PHONON 2555」で歌ってるけど、そろそろ歌ってもいいでしょ?。東京ドームシティーホールでエントロピーできたらいいですね。


「アフリカのクリスマス」

 え?だって「ヒラサワ Ver.」配信ってこういうことでしょ?(違う)
 ヒラサワ御大、クリスマスとか大っ嫌いでしょうけど、最近なんかサービスいいし、あと1か月でクリスマスってことでアンコールに歌ってくれたり・・・しねえよなあ、流石に。


「広場で2」



 2です!2がいいんです!って・・・こないだ「HYBRID PHONON」の時にも云ってるよな、これ。
 先に挙げた「橋大工」と並んで1、2を争うほどに好きな曲。でもこれ、あまりインタラっていうイメージないんだよなあ。どちらかというと「PHONON」で演る曲って感じかな。だから次のインタラで歌ってくれたらなおさら嬉しい。


 ってなわけで、極私的な、今度のインタラで歌ってほしい4曲を紹介いたしました。ライブで演奏される楽曲のプールは無数にあるので、その中でこの4曲が都合よくセレクトされるというのは、ちょっと夢みすぎかもしれませんが、でも、「橋大工」だけは本当に歌われても何らおかしくないと思います。ていうかもう断言しちゃいます!歌われます!歌ってくれます!

 ところで、ちょっと別の方向で気になっていることが一つありまして。それはつまりライブの1曲目。最近の3作「ノモノスとイミューム」「点呼する惑星」「白虎野」を見ると、記念すべきライブのオープニングはそれぞれ「Sim City(ノモノスとイミューム Ver)」「論理空軍」「オーロラ3」で、ライブ専用の新アレンジ曲や激レアなP-MODEL曲と、実に物凄いインパクトのある曲で飾られているのだ。
 じゃあ、今回のオープニングはどうなるだろうと考えてみると、これはもう期待がさらに高まってしまうではないか。ヒラサワライブの醍醐味は、ライブが始まるその瞬間にもある。
 でも、正直今回は新譜の1曲目「アディオス」あたりで始まってもいい気がする。「LIMBO-54」の「狙撃手」みたいに、新アルバム曲から始まった例もあるし(でもあのライブは「Ruktun or Die」とか「INDRA」とか「プラネット・イーグル」とか「LOVE SONG 2003」とか「ロタティオン」とか、もう全体的なセットリストとして突き抜けて豪華だった・・・)。あえてオープニングで演ってほしい曲を挙げてみるとしたら、「Archetype Engine」の新アレンジなんていいですねえ。こうやって次々と夢を挙げていたらキリがないな。
 「WORLD CELL 2015」、果たしてどんなライブになることやら。

  1. 2015/11/25(水) 19:00:00|
  2. 平沢進
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【ネタバレ注意】「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」感想レポート

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 世間体がどうこうとか、体裁が云々とか、最早そういうことはあまり気にならなくなった。改めて断言しますが、私はプリキュアが好きです。そう、あの日曜朝の女児向けアニメが大好きなのです。毎週リアルタイム視聴してなおかつ録画もして後で観返したりもしています。こういうことをしていると、世間の人々からどう思われるかは重々承知しているが、だからといって観るのは絶対にやめない。だって好きなものは好きなんだもん。

 現在放映中の「Go!プリンセスプリキュア」は絵もキレイでストーリーの密度も高くて、シリーズとしての出来がかなり良い。プリキュアは好きだけど、映画版の方にはあまり興味が出ない私だったが、これだけ作品が大事に創られているのだから、きっと劇場版もいい感じだろうという期待が湧いて、本業が一段落したところを見計らって、公開中の映画館に観に出かけた。平日の真昼間だから自分ひとりくらいしか観客はいないかなと思っていたが、おひとりの幼女先輩が母親を引き連れてご鑑賞されていらした。
 今回の劇場版はタイトルにあるとおり、3つの物語によって成るオムニバス形式になっている。それぞれ短編、中長編、中編といった感じになっているが、1本の映画の尺を3つに分けていることから、1つ1つで使える尺が短くなっているので、変に間延びせずに物語がテンポよく展開しているのが余計に際立つ。各々、アニメーションの質感も全く異なっているので、それぞれを観比べてみるのも面白い。


【キュアフローラといたずらかがみ】

 CGによる5分の短編が3本立ての最初のおはなし。セリフは一切ナシで、音楽とキャラクターの動きや表情だけで物語を進めるあたりは、シリー・シンフォニー・シリーズなどのディズニー最初期の短編アニメーションを思わせる。いや、キャラクターの動きに合わせて音楽が流れていたから、シリー・シンフォニーというよりは、ミッキーマウス・シリーズの方が近いのかな?またディズニーということで云えば、CGのキャラクターが感情的に動いたり表情をクルクル変えたりっていうのを観ると、うーん、やっぱりディズニー、というかピクサー作品を思い出しちゃいますね。私は幼い頃からディズニーに毒されてきているのでなおさら、ね。
 かなり短い話だから、ストーリーも簡単。新しいカチューシャを付けたところを鏡で見てみたいキュアフローラだが、そこを鏡のお化けにイタズラされてさあこれからどうなるの?みたいな感じ。
 で、このキュアフローラなんですが、はるはるが変身した後の姿というよりは、キュアフローラとしての単独のキャラクターになってる印象がしましたね。イタズラするお化けにプンプンと怒りを表したり、カチューシャが壊れて涙をポロポロこぼしたりと、幼稚に感情を出すようなところは、シリーズでのはるはるにはなかったところかと。そしてどうやらキュアフローラは魔女になることができたらしい。ていうか魔女って、作中のラスボス・ディスピア様のモチーフそのものなんですけど・・・・。
 プリキュアがあからさまなCGで描かれてるのは、私はあまり見慣れてない(アニメのエンディングは除く)ので、観ていてなかなか新鮮に思った。キャラが2頭身というのでことさら新鮮である。短い作品だから、TVオープニングのネタバレでほぼ全編見せてるんじゃねえの!?みたいなところもあるが、バレてないところきちんともあって、いやまさか他のプリキュアたちも出てくるとは思わなかった。2頭身のキュアトゥインクルかわゆすなあ・・・。


【パンプキン王国のたからもの】

 実質的な本編と云ってもいい50分の中長編で、唯一のセルアニメだ。めっっちゃくちゃテンポが早いです!余計なシーンを入れず、必要最低限の説明だけで補完して、とにかく結果と事実だけを描写するといった感じ。
 ひょんなことからパンプキン王国にやってきたプリンセスプリキュアの4人。しかしパンプキン王国はウォープという悪い奴に支配されていた!悪者に洗脳されている王様やお妃様、そして塔に閉じ込められている王国のプリンセス・パンプルル姫(ウォープ、なんでお姫様の洗脳しなかったん?)を助けるために、プリキュアが立ち上がる!というストーリー。
 劇場版の新キャラ、パンプルル姫がかなり可愛くて・・・ていうかCV花澤さんだヤッター!!!!いやー、もう第一声で分かっちゃったよね。分かっちゃうよね!何気に花澤さんはプリキュアは初めてですかね?そして挿入歌も花澤さんで危うく昇天するところだった。いや、した。
 キャラクターとCVということであれば、ウォープ役の諏訪部さんもよかったですね。あの胡散臭イケメンボイス!ウォープは正統派の悪者で、とにかく自分の欲望のためにだけ生きてるって感じ。徒手格闘がきちんと強いというのも悪役ポイント高し。そして度肝を抜かれた最終形態。まず巨大なマグマ怪獣になったところは、なんか「ゼルダの伝説」を思い出してしまった(このシーンの戦慄しているプリキュアたちの表情がもう最高)。で、マグマが表皮で覆われてヤミラミ顔のトカゲになる・・・・あれ、なんかさっきより弱そうじゃねえか?しかし、その巨大さは桁外れで、こんなんに勝てるわけねーだろ!と観る者の絶望を誘う。しかし、パンプルル姫とみんなの応援のおかげでモード・エレガント・ハロウィン(ハロウィンww)に変身したプリキュアによって、容赦なく浄化されてしまう。「悪はバンバンバン倒す」のがプリンセスプリキュア。ていうかミュージックプリンセスパレス、デッケェ!しかも手書きかよ!
 この作品、親子あるいは家族の絆がテーマにある気がします。ウォープの洗脳により、パンプルル姫のことを忘れ、お金や宝石のことで頭がいっぱいだった王様とお妃様は、はるはるが作った、家族との思い出(はるはるのお母さん!若い!美人!)がつまったパンプキンプリンを食べたことで正気に戻っている。そしてお金や宝石なんかよりも大切なものは、自分たちの子供であるパンプルル姫だと気づいくことができたのだ。タイトルが「パンプキン王国のたからもの」となっているのは、このあたりからだろう。親子で楽しめる映画だが、私にはこういう“家族の絆”みたいなのはしんどい。
 しかしながらこのパンプキン王国、あまりに平和で牧歌的すぎる気がしないでもない。まあ、プリキュア世界で悪に侵略されてしまう国はたいていこんな感じだから典型的といえば典型的なのだが、平和でのほほ~んとした国ばかりが侵略されてしまうというのは、何かのメタファーなのだろうか。
 さて、この映画におけるプリキュアの4人の活躍具合だが、残念ながら結構差ができちゃってます。目立つのははるはるとトワ様、みなみさんときららちゃん(かわいい)はちょっと影が薄かったかなあ、と。しかし、何気にみなみさんの本気のバレエは初めて見たような気がするな。きららちゃんはただただ可愛いので、それでいい。トワ様は、最初から最後までキリっとした表情。トワワ~ンとしたお顔もいいけど、やっぱりトワ様にはこういう凛々しいお姿がお似合い。はるはるはやはり主人公。巨大プリン早食いや割烹着姿など、たくさんの見どころを作っていく。「プリンが食べたい」という一心で、ガラスの檻を破壊するのはもはや男前だと云ってもいい。「はる、パフ、ロマ」の尾行シーンでは3匹の妖精を見た気がした。ところで、閉じ込められたマーメイドとトゥインクルを助け出すシーン、マーメイドをフローラが、トゥインクルをスカーレットが文字通りお姫様抱っこしていたのは、つまりそういうことでいいんですね?(カプ厨脳)
 え?ゆいちゃん?ええと、ゆいちゃんはその、私の口からはどうも・・・申し上げにくいと云いますか・・・。もう、勘弁して下さい。
 余談ですが、オープニングでみんなが町並みを歩いているシーンの後ろに映る洋館、あれは横浜市山手地区にあるブラフ18番館と旧内田定槌邸(外交官の家)ではないかと思われます。


【プリキュアとレフィのワンダーナイト】

 3部作ラストは再びCGによる20分の中編。同じCGとはいっても先の「いたずらかがみ」とはまた違って、TVのエンディングのタッチそのままとなっている。このエンディング、あまりにも緻密すぎる技術に初見で度肝を抜かれましたが、もうこれでアニメ作れちゃうんですね。これからのプリキュアはもしかしてこういうのが主流になっていくんじゃ・・・?
 今作は「パンプキン王国のたからもの」の後日談でありながら、レフィやパンプキングダムという新設定もあってどこかパラレルストーリー的なところもある、ちょっと不思議な夢を見ているようなお話。「パンプキン王国のたからもの」のラストではるはるがパンプルル姫からもらった人形・レフィによって、彼女が住むパンプキングダムに入り込んだプリキュア一同。そこはナイトパンプキンという悪い奴に支配されて、太陽は昇らずずっと夜のままという、うつ病患者が増えてしまいそうな状況になっている。レフィはプリキュアたちの力を借りて、前のような王国を取り戻すことができるのか?というあらすじ。

レフィ(三角座りで小首を傾げながら)「あたし、レフィ(ニコ」
劇場でのワイ「・・・」

※ワイの心象風景「あああああああああああああレフィかわいいんじゃあああ!!!(ズドンズドン!!!」

 この3DCGの技術、CGでアニメを作るためというよりは、セルアニメが基になってそれをCGに変換するために使われているように思う。私はCGのアニメ(特に亜米利加モノ)があまり好きでない(口の歪み方とかなんか気持ち悪ぃ)のだが、セル画の面影が残る今回のCGは、やっぱり日本人が作ったアニメだなあという感じがして、キャラクターの可愛さがしっかり出ている気がする。というわけで、レフィが可愛い。そしてトゥインクルが可愛い。
 CGということで、手書きでは表現しづらいアングルやスピード感が表現できている。ゼツボーグからの逃走やナイトパンプキンとの徒手格闘シーンはわずかな間ながら、見応えがある。
 この「レフィのワンダーナイト」、なんとなーく大人向けといいますか、前の2作とはだいぶ雰囲気が違う。普通にセンスがよくてかっこいいのだ。まず音楽がいい。ケミカル・カラーのネオンが輝く夜の街の怪しげな雰囲気に合うJazzyなBGMや、ゼツボーグとの追いかけっこの時のラグタイム風のせわしない音楽は、クラシカルで落ち着いた音楽が多いプリンセスプリキュアには珍しいタイプ。普通にかっこいい。
 で、そのプリキュア自体もなんかかっこいいんですよ。レフィを手助けする側に立ったからというのも多少はあると思うけど、なんか謎に成長しきった感?というのがあって。キャラクターの成長はTVシリーズで丁寧に描かれているところだと思うが、今作ではその成長を経てきたがごとく、キャラクターがどっしりとしててやけに頼もしいんだよね。
 ああ、あとこれは完全に個人的なアレですけど、レフィから詳しい話を聞くために、レストラン(クラブ?)に入ってテーブルにつくシーン。ここ、観ててなんかドキドキしませんでしたか?私はしました。どこかアダルティで、TVシリーズじゃ絶対観れない場面ですよね。
 そしてかっこいいところの極めつけはナイトパンプキン!悪役!すぐにポキっと折れてしまいそうなスマートすぎる身体に、衣装のデザインもセンスいいし、顔が回転して表情が変わるギミックもなかなかいい。ん?スマートな身体、回転して変わる顔面、カボチャ・・・?ティム・バートンかな?そしてもちろん徒手格闘が強いのはポイント高い。プリキュア4人(実質3人だったが)をひとりで相手してなおかつ圧倒するというのは、かなり強い。実際、マーメイド、トゥインクル、スカーレットをひとりでボロボロにしている。

~フローラがボロボロになった3人を見るシーン

フローラ「マーメイド!」
ワイ「・・・」
フローラ「トゥインクル!」
ワイ「・・・」
フローラ「スカーレット!」
ワイ「(ナイス太もも・・・!)←」


 変身後の姿もデスタムーアみたいでRPG感ある。強そうだったけど、実際はあんまり強くなかった・・・。ちなみにナイトパンプキンは作中で最も羨ましかった人物のひとりだ。だってレフィに噛みついてもらえたうえに、プリキュア4人にしがみついてもらえたのだから。CVは中尾隆盛ってのがまたいかにも悪役悪役してていいね。最後、空に消えて綺羅星っていうのは中の人ネタですか?(「ばいばい菌」的な意味で
 とまあ、長々と語ってしまいましたが、20分程度の中編とはいえ、私にとってはこれが事実上の本編だったかな、と。プリキュアであってプリキュアらしくない絶妙な作品だったと思う。CGによる表現もとても挑戦的でよかった。


 もっと書きたいことはあるが、全部書けばいいってもんじゃないよな。今回の3本立てはどれも毛色が違っていて面白かった。正直云って、Bru-layほしいレベルです。

  1. 2015/11/23(月) 19:00:00|
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平成二十七年度 松竹大歌舞伎 新潟公演感想記

 いきなりのことで恐縮だが、まずは今回のtake home messageを提示しようと思う。

 「公演中は前かがみにならずに、きちんと座席の背もたれに掛けて鑑賞すること」

 これは意外と知られていないが、是非とも知っておいてほしい事実である。劇場で身を乗り出すような姿勢をとると、後ろの席の人は舞台がかなり見えづらくなってしまう。この時に困るのは、真後ろの席の人ではなく、どちらかというと斜め後ろの席の人。これは、身長がそれほど高くない人がやってもそうなってしまう。
 舞台から近すぎたりすると流石に難しいが、基本的にはどの劇場のどの席でも、角度の緩急はあれど、ステージの全景が視界に収まるようになっている。しかし、前方に座る人が前かがみになるだけで、その人の頭部が視界に入り、特に舞台の横の部分の結構な面積が見えなくなってしまう。前かがみは日常的には何気ない姿勢であるが、劇場内の他の観客に対しては、多くの人が思っているよりも大きな妨害作用を有っているのである。
 東京ディズニーリゾートではショーが始まる前に、ゲストが前かがみになってショーを鑑賞しないように注意をしている(最近パークに行っていないから、今もそうなのかは分からないが)。それに馴染みがあるために、私は公演中の前かがみは芸術鑑賞におけるマナー違反だと思っているのだが、しかし、これについてきちんとアナウンスしている団体はまだまだ少ない。公演中の飲食や写真撮影などの分かりやすいマナー違反と違って、前かがみは人が普段からよくする姿勢だし、何もそんなに厳しく注意される筋合いはないというのがおそらく大多数の一般人の意見だろうが、その行為が極端かどうかではなく、実際にどれほどの被害を与えるのかという点こそ考慮されるべきである。前かがみは確かに日常的な姿勢とは云えるが、実質的に他の観客の鑑賞を妨害しているのだから、各団体はこれについて今後はきちんと注意喚起をするようにしていただきたく思う。
 前かがみになってもいい劇場はストリップだけなのである。



 数年前まで私は、時間があるときに派遣の日雇い労働をして小金を稼ぐことがあった。単純な肉体労働はしたくなかったので、引っ越しのスタッフなどは絶対にしないで、主にコンサートの裏方など、こちらにも多少のうま味のある労働を選んで適当に働いていたが、その中でも変わった体験として私の印象に残っているのが、歌舞伎の公演の裏方というものである。仕事に関する詳細は秘すが、ゼロから歌舞伎の舞台が出来上がる行程を手伝い、公演中も裏で控える役者の息遣いや熱気を目の当たりにしたりと、その労働を通じて、普段できないことをして、見られないものを見たのである。私にとって日雇いの底辺労働はあくまでただの労働で、給与以外に得るものは何もなかったのだが、この時ばかりは素直に良い経験をしたと思ったものである。そしてそれと同時に、今度は舞台袖からではなく観客席から歌舞伎を観たいと思った。もともと歌舞伎には興味があったが、この日の体験を契機にその思いはいっそう強くなった。
 新潟無機終焉都市では、このような歌舞伎の公演が毎年一回は催される。私はその度に鑑賞のチャンスを窺っていたのだが、公演日の都合が悪かったり、チケットを手に入れることができなかったりして、これまではことごとく機を逸していた。それが、新潟暮らし最後の年度でついに鑑賞の念願が叶うことになったのである。
 ところで私はいま学校の卒業試験期間の真っ最中である。それに、公演日は某科目の試験前日に当たっている。今までの私だったら諦めるところだったが、流石にこれだけは譲れないので、この日の夜は何も勉強しなくていいような計画を立てて臨んだのだった。

 平成二十七年度の松竹大歌舞伎は「教草吉原雀」と「魚屋宗五郎」の二つの演目で構成されている。二十分程度の「教草吉原雀」から、幕間を挟んで八十五分の「魚屋宗五郎」と、思ったよりもコンパクトな公演になっている。私は歌舞伎に興味こそあれ、基本的な知識は一切ないので、演目名を聞いてもピンとこなかったが、予め調べてみると、両方とも割とスタンダードなもので、特に「魚屋宗五郎」は人気がある演目だという。
 最初の「教草吉原雀」は長唄の舞踊。話としては、江戸の花街・吉原にやってきた鳥売りの夫婦は実は雀の精で、それを鳥刺しが見破って捕まえようとするがさあどうなる、といったもの。舞台後方の囃子方の演奏と唄に合わせて、化粧を施した役者が舞踊や見栄を披露するという、私が抱いていた歌舞伎のイメージそのものの演目だった。
 長唄の歌詞が小粋で面白いものになっていると聞いたが、実際には聴きとれずに終わった。だが、それでも物語は理解できるし、何より囃子も歌も役者の所作もかっこよかったので私はそれで満足である。私が歌舞伎に興味を持ったのは、ひょんなことから歌舞伎にかっこよさを感じたからである。何度もある衣装の早着替えも見応えがあり、最後の様変わりは思わず『おお・・・!』と唸ってしまう。派手な演出もあって、最後まで舞台に引き込まれていた。
 幕間を挟んで、今度は「魚屋宗五郎」である。これは「新皿屋敷月雨暈」という物語の一場面なのだが、今では原作を通しで演じることは稀で、この場面だけを公演するのが一般的らしい。今年度は宗五郎を尾上菊之助が演じる。おそらく多くの観客は菊之助が目当てだったのだろう。
 江戸の魚屋宗五郎の家は悲しみに暮れていた。磯辺のお屋敷に奉公に行っていた宗五郎の妹・お蔦が不義を犯して手討ちになったという知らせが入ったからだ。その時、お蔦の同僚おなぎが家を訪ねて、お蔦は無実の罪で手討ちになったという真実を家族に告げる。憤慨した宗五郎は長い間断っていた酒を飲み始め、酩酊。女房のおはまや父親の太兵衛の制止を聞かずに酒乱に暴れ、磯辺の屋敷に殴り込みに行ってしまう。屋敷でも暴れる宗五郎は当然のように取り押さえられてしまい、さあどうなるというのが、大体のお話。
 あらすじだけを読むと、割と穏やかじゃない話に聞こえるが、基本的には人情物で、とぼけたところやひょうきんなところも多いので、思ったよりも明るい物語である。というか普通に面白いので、劇場には何度も何度も笑い声が飛び交う。
 唄や舞踊の要素は少なく、お芝居的な演目である。私は、先述した「教草吉原雀」のような演目を歌舞伎のイメージとして抱いていたために、『こういう歌舞伎もあるのか』と、少し印象を変えることになった。
 見どころは何と云っても、宗五郎の酩酊と大暴れの場面だろう。酒癖が悪いことを熟知している家人たちはほどほどでやめさせようとするが、それをあれやこれやでかわして結局酒樽を飲み干してしまう宗五郎の飲みっぷりや、それからの暴れっぷりは見ていていっそ気持ちいい。大事なお客さんであるおなぎにも食ってかかる酒癖の悪さは、現実には迷惑極まりないがお芝居として見る分には面白い。見てると無性に酒が飲みたくなり、帰宅してすぐに酒を飲んでしまった。翌日に試験があるというのに。
 鮮やかな「教草吉原雀」に明るく快活な「魚屋宗五郎」と、どちらも物語が分かりやすくて目にも華やかな演目なので、私のような初心者でも十二分に楽しめる公演だった。

  1. 2015/11/20(金) 19:00:00|
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平沢進「ホログラムを登る男」

【Track】
1 :お?お?・・・ああ~かっこいいんじゃ~!(ゴロゴロ)
2 :あら、弦音源でいかにもな感じ?って思ったらうああ、ビビビビ音かっけええ!
3 :シュン・・・ホロリ・・・(浄化)
4 :サビ落ち着くな~。「刃を否を」の語呂が気持ちいい。
5 :うわ!イントロからかっけえ!あ。なんだこれ?超ゾクゾクするんですけど。
6 :なんか面白いことになってんな~。妙に疾走感ある。ギターソロ!かっこいい!
7 :静かな曲かと思ってたら、なんか不穏な感じだな。でも綺麗だ。
8 :え、何コレ?これヒラサワなの?え?あ、デモのところだ。すごい、優しい・・・。
9 :やっぱりこの曲、力あるなあ。他の曲に全く埋もれてないぞ。
10 :シンプルな構成だけど、歌詞が印象的。エンディング感ある。だんだん切れ♪だんだん切れ♪

(Bonus Trackは割愛)


 上記が、とあるアルバムを初めて通しで聴いた時の私の様子である。
 そのアルバム、平沢進氏の最新作「ホログラムを登る男」はかなり控えめに云って「名盤」である。ハズレ曲は一切なく、しかもどの曲も他に類を見ない強烈な個性を有っているため、アルバムの密度は高くなり、聴き終わったときの満足感も大きなものになる。
 はじめはヒラサワ音楽の集大成になるかと思っていたが、氏の“らしさ”を醸しつつ、それだけに留まらない、今まで隠していた引き出しをついに開けてきたような目新しさもある。筆者には、特に「火事場のサリー」は後頭部を鈍器で殴られたような衝撃があった。進化というよりは変化という言葉がふさわしい、ヒラサワ音楽の変幻自在さを改めて思い知ることになったのではないだろうか。そのため、初心者も取っつきやすそうな一方で、これまでの氏の作品を知っている馬骨もいい意味で、思わぬ裏切りに遭ったような気持ちにさせられる。
 全体的にかつてのアジアン・テイストは控えめ。歌詞を読むと、核P-MODEL楽曲のように、私たちが住む現実世界のことがやけに頭に浮かんでしまうのだが、そこは氏の音楽と言葉選びの魔術で、ソロ楽曲の神話 / SF的世界はしっかりと創られている。
 あるテーマを掲げて、それでもって作品を画一的に捉えようとする試みは必ずしも必要ではないと思うが、私はこのアルバムを聴いて、「肯定」「解放」という言葉が思い浮かんだ。このアルバムは決して楽天的なものではない。むしろ全体的に重苦しい曲が多い。だがどんなに苦しくても辛くても、やがて解放の時は来る。そしてその解放の鍵となるのは、他ならぬ「キミ」自身なのだよと御大はリスナーに歌いかけているような気がしてならない。
 存在を否定され、困難や逆境の最中にいるすべての「キミ」を肯定し、「解放」まで導こうとするこのアルバムは、ヒラサワから現代を生き抜く人々へのエールと受け取ることができないだろうか。そういう意味では、このアルバムは重苦しい曲は多いけれど、これまで以上に希望の兆しを感じられる一枚ではないかと思う。


  1. 2015/11/18(水) 19:00:00|
  2. 平沢進
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シバケン-いかれたNeet-

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