野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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保健所実習報告書(非公式)

8月下旬、2日間にわたって故郷である秋田県のとある保健所にて実習を行った。

私が通う学校では保健所での実習が公衆衛生学のカリキュラムに組み込まれており、義務づけられている。
ほとんどの学生は新潟無機終焉都市内の保健所、あるいは都市外でも新潟県内のその他の保健所を実習先として選ぶ。
だが、実習先の選択は基本的には自由で、希望するのであれば、県外の保健所に赴くことも可能だ。

実習は夏休み中に行うことになっている。
夏休み、私は例によって田舎に帰って培養する予定だった。
そこで私は実習先として、出身地の田舎町の隣にあり、母校がある市の保健所を選んだ。

新潟県外の保健所での実習を希望する場合は、学生が自ら保健所に連絡をして、日程調整等の交渉をしなくてはならない。
もし出身地が同じ、あるいは極めて近いクラスメイトがいたら、実習先を同じ所にして、連絡等はその中の代表がやる、ということもできた(そういうグループは実際にいた)のだが、私のクラスで秋田県の出身は私一人だったため、連絡、そして実習自体も私一人で赴かなければならないという状況だった。
まったく、やれやれだぜ・・・。

私の場合、保健所への連絡手段は電話であった。
私は電話をするのを面倒に思う傾向があり、さらに今回のような比較的フォーマルな施設に電話するのがとりわけ苦手だったが、そこは必ずやらなきゃならないことなので腹を括り、事前に原稿を用意したりして連絡、結果、無事実習の約束を取り付けた。
がんばったよ!
えらいでしょ!
ナデナデシテー。

実習の日程が決まって、それから当日までの私の心情を説明しておこう。
まずは面倒だった。
せっかくの夏休みなのに、2日間もこんな実習で潰れるなんて。
スーツなど特別な準備もしなくてはならないし、レポートも作成して提出しなくてはならない。
面倒なことづくしなのだ。
嗚呼、面倒くさい。
そして保健所での実習と一口に言っても、何をするのかはさっぱり見当がつかない。
そもそも保健所ではどんな仕事をしているのかということすらよく分かっていない。
公衆衛生の授業でも保健所の業務についての講義があったかと思うが、熱心に聞いていないので、これについては自分の学習の記憶などはあてにならない。
しまいには、私が子どもの頃から抱いていた印象と、私よりも先に実習を行っていたクラスメイトの談から、もしや犬猫関連に回されるのではないかと思う始末だった。
また、一般論好きの小市民である姉から「保健所の人は医学生には厳しい。」という、信憑性が1ミリもない話を聞いた。姉の言葉は心に響かないので、私は「はいはいワロスワロス。」と軽く処理したが、姉の話を無視しても、これは私も心配に思っていたことだ。
罵られるならまだしも、ただ単純に厳しくされるのは嫌だ。
しかも、今回の実習は自分単独で臨まなくてはならない。
逃げ場はどこにもない。
ということで、実習が近づくにつれ、私は鬱鬱とした気持ちになっていった。


だが、いざ蓋を開けてみると、厳しくされることは一瞬たりともなく、
2日間にわたって、地元が近く、母校は市内ということで優しくされ、医学生ということでチヤホヤされ、予想以上の心尽くしの歓迎をいただいた。
姉のことは、改めて鼻で笑っておこう。ハッ。

やはり地元が近いということと母校が市内にあることが大きかったのではと思うが、
保健所の人の話によると、医学生の実習受け入れが滅多にないということで、そのことで保健所の皆さんも張り切って、特に所長さんは、当初講義をする予定はなかったのだが、どうしても自分にやらせてほしいということで、私に直接講義をして下さったということらしく、その様子、次長さん曰く「かなり歓迎していた。」とのことだった。
他の職員の皆さんもフレンドリーに接してくれて、内心人見知りの私でも、最後にはやりづらさも感じず、楽しく談笑できるくらいになった。

予想以上に歓迎をしてくれたので、初日には、この実習をまじめに取り組もうかな、という気持ちになってしまった。

チヤホヤされるのって気持ちいいよね。
たぶん私の態度もよかったんだろうな、とか言ってみる。

元元研究熱心な私。
せっかく実習するなら、真面目にやってやろうという気持ちは、実は当初から1ミリくらいはあったので、
それが私の態度から滲み出てたんだろろうな、とか言ってみる。


実習とはいえ、内容はほとんどが職員による講義。
一対一での講義。ちょっと気まずいね。
でもガッチガチの講義ではなくて、雑談しながら軽く話すような形になし崩し的になった。

あとは、保健所らしいこととして、
精神疾患者のコンサルトの立会、結核患者の審査会、ケア会議の見学などを行った。


この実習で印象に残ったのは、保健所の業務の多岐広範にわたることだ。
私たちの暮らしのほとんどに関わっているような感じだったのだ。

私は所属学部学科上、そしてこれまでの生活から、保健所よりはむしろ病院の方が身近にあるものと思っていたが、その仕事を考えてみると、むしろ病院よりも保健所の方が、私たちの身近にあるのではないか。
病院は、病気の治療をその役割としている。
病気になるということは、程度はあれど人々の生活を変えてしまう、“日常”を“非日常”にしてしまう。
その治療を行う病院も“非日常”の存在だ。
だが、保健所などの公衆衛生の観点で業務を行う組織は、病気の予防に重きをおいて“日常”を“日常”に保つ努力をしている。
思ったよりも保健所は私たちの近くにいる。



正直勉強になったし、結構楽しかったこの実習。(だからわざわざ赤面ブログにも書くわけだけど)
でもこれによって私は「私、保健所で働く!」などと宣言することは空空しいのでやらない。
私は臨床医にこだわりたい。

臨床医でも、いろいろな形で保健所と交流して働くことがあるということを知ったし、
医者として働いていれば、必ず保健所との接点をもつ。
このつながりをもって、地域医療に携わることもできるわけだ。


実習中に何人か、医者の先生と話す機会があったのもよかった。
そもそも所長は医者だし。
「貫禄があるよ。」とお褒めいただいた。

審査会にやってきた先生たちにもチヤホヤされて気持ちよかった。
田舎町の医者の先生(母親も通院中)に気に入られたのか、今度文献をくれるらしい。おやおや。



とにかく楽しい2日間だった。

お世話してくれた保健所の所長さん、担当者さん、職員の皆さん、医者の先生の皆さん、ありがとうございました。







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  1. 2013/09/01(日) 20:34:07|
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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