野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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野良犬の幸薄な一日

午前。

昨日の宣言通りに研究室に行ってみると、室内に「あれ?なにしに来たの?」的な空気が漂い始めた。
「いや、昨日言った通り実験しに来たんですけど。」と言ってみた。今日は確か孵卵していたニワトリの卵を使って、移植実験の練習をする手筈だった。
しかし返答はあっけないもので「あれダメなやつだったから昨日のうちに廃棄しちゃったよ。」という意味のものだった。
なら昨日のうちにそう言ってくれればよかったのに。
「それじゃあ以前から取り組んでいたマウスの解剖をやります。」と提案してみたが、
この時に「え?あれやるの?」的な空気が漂ったことを、私ははっきりと感づいた。
この一連のやり取りで、今日は別に午前に研究室に来る必要はなかったことを知る。
それから午前中はずっと、その後遅れてやってきたクラスメイトと、マウスの解剖をした。
水曜日の午前はこれまでだったら休みでもよかったのだ。今日についても同じことが言えた。
今日はその貴重な時間を無駄にしたような気分だった。

昼休み。

生協によった。
夏休み前に注文していたクエスチョン・バンクの新しいやつ(よくわからない)がそろそろ入荷している筈だと思い、店員さんに訊ねてみる。
名前を言う。
やがて漂う不穏な空気。
念のために、注文者の名簿を見せてもらう。
クラスメイトの名前ーただの文字列だが私にとってはある特定の人物の存在を思い浮かべることのできる特別な文字列であるーがぽつぽつと載っている名簿を見てみると、
ない。私の名前。ない。
おかしいな。確かに注文用紙に名前を記入した憶えがあるのに。
私の名前、あるいは存在は、ついに学校の、こんなにも単純な事務処理でもこぼれ落ちるようになっているようだ。

午後。

特別講義に出た。
講義というのは御無沙汰だったが、たまに聞いてみると、まあまあ面白いものだと思う。
でも、流石に御無沙汰すぎる。昼食を食べたあとということもあって、眠くて眠くて死にそうだった。
しかし、私が座っているのは一番前の席、講師の真正面。
寝れないよなあ。

講義のあとは、いつものように人体解剖だ。
解剖は楽しい。
解剖自体も楽しいが、班員との会話が全く楽しい。
会話というよりは、コントというのが近い。
なんだかんだ言って、私達の班は他のどこの班よりも仲がいいと思う。
今日は特に予定もないし、気分もいいので定時には帰らずに居残ることに。“定時厨”の二つ名を返上である。
午後に少し雨が降ったのは台風のせいです。私のせいじゃないからな。
作業中に准教登場。
「今日18:00までやる?今日17:00から18:00くらいまで特別講義(先程の講師の。これは院生向け。)があって、研究室(私達の控室の鍵がここにある。)に鍵かけるから、もし18:00前に終わるんなら、控室の鍵開けとくけど。」ということを伝える。
18:00前には作業を終えるつもりだったので、鍵を開けといてもらうことに。盗難防止の観点で、鍵の開けっぱなしは普段あまりしないのだ。
なんやかんやで予定通りに、18:00前に解剖を終わらせ、片付けを済ませて控室へ。早く着替えて帰りたい。
夕食はなににしようと考えながら控室の扉を開け・・・開け・・・?
開かない。鍵がかかっている。
困ったものです。話がちがうじゃないか。
控室の鍵が置いてある研究室の扉は・・・開かない。こちらにも鍵がかかっている。
特別講義の最中に鍵を取り立てに行くのも野暮なので(そもそもどこで講義をやっているかが分からない。)、そこで待つ。
クラスメイトの大きいメガネは部室に行くとかでその場を去った。
学校内に、気軽に寄って滞在できる場所があるのを羨ましく思った。私は学校に自分の居場所がない。設備的に。
情緒的に・・・?いやそれはどうか分からない。
クラスメイトの小さいメガネと二人でひたすら待つ。
ここは7階である。
エレベーターを動きを観察(ほら、脇に表示されるでしょ。エレベーターが今何階にいて、昇降どっちをしているかが。)して待つ。
なんとなく1階で講義をしているような気がしたので、1階から昇る動きのときはテンションが上がるが、それが5階なんかで止ったとき、そして降り始めたときの絶望感は想像を絶する。
これを何回か繰り返す。
もしかしたら3階から来るのでは?と思い始める私達。
そしたら3階から上がってくる!しかも7階に止った!
私達「やったあ!!」
降りてきたのはさっき消えたクラスメイトの大きいメガネ。
文字通り膝から崩れ落ちる私達。これはひどい・・・。
そして三人になってひたすら待つ。定時で帰ったクラスメイト大勝利だな、これは。
くだらない話をしながら、エレベーター観察を続ける。
やがて私以外の二人のメガネが飽きたのか、廊下を散歩に出かける。
私は一人でエレベーター観察を続けていたが、なぜか近くの階段から助教登場。
なぜエレベーターを使わない。
事情を説明してやっとのことで鍵をもらう。
30~40分は待ちましたかね。時間の無駄だったというのが的確だろう。

着替えて帰途に着く。
台風が近づいているので、風強く、雨もちらちらと降っている。
この強風のせいだろう、私の自転車が倒れていた。
とくにどこかが壊れたということはなかったが、なぜか自分の自転車が倒れている光景は、気分が沈むものである。

帰宅。

自宅の窓を開けっ放しにしていたことをすっかり忘れていた。
これも強風のせいだろう、自宅のキッチンではあらゆるものが落とされて、無造作に倒れているという地獄絵図だった。
しかも床がほこりっぽい。いや、砂っぽい。近くに海があるからか。
キレイ好きというか、もはや潔癖症である私は、ここでも鬱鬱とした気持ちになった。
だけど、ここまで散散な有様だと、むしろ面白い。思わず乾いた笑いがこみあげてくる。
嗚呼。





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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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