野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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もうすぐハロウィン!当日夜はこの映画を観れ!

日本にもハロウィンが定着してきている。
数年前だったら「ハロウィンなにそれドイツのバンド?」と思っていた日本人の間にも、今やハロウィンというアメリカの行事の庶民への浸透を認める事が出来る。
おそらく1997年からハロウィンのイベントを開催し始めた東京ディズニーリゾート(当時はランドだった訳だが。)の影響力や、とにかくイベント毎に商品を売りたい製菓会社・小売業の地道なゴリ押し、あるいは、やはりディズニーからアイデアをパクった催し物のみを開く地方のそういう界隈の人達などの長年に渡る試みによって、冒頭に述べたように日本にハロウィンが根付いてきたのではないかと勝手に思っている。
しかし、このハロウィン、正直どんな由来があって、何をしたら粋なのか全く分かったもんじゃない。
アメリカの行事と言うのだから、おそらくキリスト教関連のものに違いない。
内容だが、かぼちゃのランタンに灯を燈して、仮装をして、「トリック・オア・トリート!」(←魅惑的な言葉。お菓子か悪戯か。どちらに転んでもおいしい。)と言えばいいということは、まあ大体の人は知っていると思うが、これはきわめて表面的な知識であり、例えば、このかぼちゃのランタンが「ジャック・オー・ランタン」と命名されている由緒由縁等も把握している人は一握りであり、そもそもジャック・オー・ランタンという単語すら聞いた事のない人もいたかもしれない。
同じくキリスト関係のイベントとして、こちらは長年のプロモーションによって日本でもすっかり市民権を得たように思われるクリスマスと比べても、こちらの行事の表面を取り繕ってる感は実に情けない。
(正直日本ではクリスマスも表面的で、各種の縁は完全に無視されているが。)
また、ランタンについてはまだいいのだが、仮装して「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ??」と誘惑するのは、元来照れ屋で恥ずかしがり屋に仕上がっている日本人には酷なことのように思う。
それゆえ、もし日本でハロウィンを気疲れせずに、少しでも参加してる感を出して楽しみたいのなら、大手スーパーマーケットで近頃売っている化石燃料系素材で作られたかぼちゃのジャック・オー・ランタンの容器に入ったキャンディーを買って、それを家でつまみながら、ハロウィンのおどろおどろしい雰囲気に合わせて何かしらのホラー映画を鑑賞するのがいいんじゃないかと、少なくとも私はそう考えている。

さあて、かなり長い枕を経てついに本題に達したが、
もうすぐハロウィン当日という事で、このお節介な野良犬さんが、ハロウィン当夜に観るのがいいんじゃないかと思っているホラー映画を紹介してみよう。
なぜホラー映画なのか?ということだが、それは本来ハロウィンはおどろおどろしいものに見えるからである。
日本のハロウィンは仮装のよくある例を挙げてみても、セクシー魔女とか、耽美系吸血鬼とか、実に外見が小奇麗に仕立てられているが、本国での仮装を見てみると、グロいという言葉が愛らしく思える程、かーなーりグロテスクで血生臭いのである。
本国がそうなのだから、おそらくハロウィン本来の姿はグロテスクで悪趣味なものなのだろうと推測できる。
また、一口に「ホラー映画」とは言うものの、ここでメイド・イン・ジャパンの本当に怖い作品を取り上げてしまうと、それは少し違和感を催してしまう。
ここは是非洋モノの作品で行きたいところである。
先程、ハロウィンは本来悪趣味なものであると推察したが、そうであってもこの行事はあくまでも祭りでもあるので、キャンディーやチョコレートが飛び交い、子供達がはしゃいでいるような、そんな彩り豊かな部分も必要になってくる。
それらの要素を含んだ作品として念頭に浮かび、今回の赤面レポートで紹介したい映画を見つけた。



「イカボード先生の怖い夜の森」(1949)



申し訳ないが、ディズニーの短いアニメ映画であり、しかも、あまりホラー映画とは思えないようなコミカルなところもある作品である。二度申し訳ない。
この作品は「イカボードとトード氏」という中編オムニバス映画の、後半作として組み込まれているものである。
年代を考えると、この時はディズニーもまだ戦時中からの資金難続きで大変だった時期であったため、短~中編を組み合わせて長編アニメ(あまり長くはないのだが。)にするという手法を多く用いていた。「メイク・マイン・ミュージック」(1946)然り。「ファン・アンド・ファンシーフリー」(1947)然り。「メロディ・タイム」(1948)然り。

このアニメは、あの有名なスリーピー・ホロウの首なし騎士の伝説を基にして作られたものである。
スリーピー・ホロウと首なし騎士についての映画といったら、ティム・バートンの「スリーピー・ホロウ」(1999)の方が名が知れているが、
実はこの実写映画には今作「イカボード先生~」をオマージュしたシーンもあるので、観る順番は有名な順と逆、つまりアニメからにした方がいい。
「イカボード先生~」はこの都市伝説をディズニー流にコミカルに描いたものであるが、ゴシック・ホラーの傑作としても一部の映画マニアから高い評価を得ている。
おそらく、主に終盤のシーン、イカボード先生と首なし騎士との追いかけっこによってそのような評価となったんだと思われるが、とりあえずストーリーのあらましを説明しておこう。

スリーピー・ホロウの村に赴任してきたイカボード先生は食いしん坊で利己的だが、歌とダンスがうまくて気が利くので村の人人に好かれる。そんなんだから村一番の美人であるカトリーナをも虜にしてしまう。しかし、村の大将的存在であるブロムは先生にカトリーナをとられて面白くない。だから先生にいつか仕返しをしたいのだったー。

まあ話の大まかな筋はこの通りである。
序盤はイカボード先生のあまり冴えてるとは言えないルックスの割に何でもできるチートっぷりと、現代では考えられない傍若無人な振舞いをディズニー特有のユーモアたっぷりに描写していて、ツッコミどころたくさんのハチャメチャな場面が続く。
暗雲立ち込めるのは中盤。それこそハロウィンの晩のこと。
普段痛い目に遭っている先生を怖がらせるため、ブロムは村の伝説ー首なし騎士の言い伝えを先生に教える。
人並み以上よりももっと程度が高い位に信心深い先生は、すっかりその話を信じて(村の人達にはお約束の話なのか、恐れる素振りはなかった。カトリーナに関してはその話を聞いて笑っている位だ。)ビクビクガクガクで、夜の森経由で自宅に帰る。
そして、物語は一気にクライマックスである夜の森の場面に突入する。
全くディズニーは何かの気配に鋭敏になるような表現が上手い。
ハッキリ言ってディズニーはホラー的要素を入れると強い。
夢と魔法だけではなく、人に悪夢を見せるのがかなり上手いのである。
考えてみてほしい。「白雪姫」(1937)にしても「ピノキオ」(1940)にしても、ディズニー初期の長編アニメーションにはかなり多くの悪趣味なシーンがあったはずだ。
それがディズニー作品の素晴らしい魅力でもあったのだが、いつからディズニーはPTA的なお粗末で無粋な思考しかできない苦情人に気を取られて、夢や魔法とかいう建前で以て、上辺だけがキレイで深みのないお花畑描写しかしなくなったのだろう。嗚呼。

さて、話を戻して、このクライマックスシーンだが、「プーさんとティガー」(1974)のラビットのひとり森歩きのシーンをも連想してしまうのだが、なんてことない自然の音にもビクビクガクガクの人の心情がよく分かり、思わずこちらも感覚を敏感にさせて、その気配の正体を探ろうとしてしまう。
これからの展開については、実際に観ればいいので、あまり言及しないが、
個人的に一番怖いシーンは、例の首なし騎士登場ではなく、(そもそも首なし騎士ってデザインがカッコイイからあまり怖くない。)、夜の森で先生が一瞬イカれて大笑いしてしまう場面だ。
いつ観てもゾーっとしてしまう。これは本当に怖い。

この映画は昔だったら「ディズニーのこわ~いお話」というレーザーディスクと、VHSの「とっておきの物語シリーズ ミッキーの王子と少年」に収録されていると思うが、入手は難しいかもしれない。
DVD化はされておらず、一刻も早くこの措置が取られる事を願うばかりだが、
この作品はもう著作権が切れているので、普通に動画サイトで観れる。
私はニコニコ動画にお世話になっている。
一応リンクを張っておこうか。


「イカボード先生の怖い森の夜」前半




後半(こっちが怖い方。)







それでは読者諸君。ハロウィン当日の夜は、ワイワイガヤガヤ騒がしく過ごすのではなく、
しっぽりと物静かに良質な洋モノホラーを堪能してみては如何?





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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
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Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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