野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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救命のエチュード

今日は午後から面白い試みを命じられた。
というのは、医療事故を防止するための講義シリーズの一環である、「茶番劇型研修」なるもののことだ。
「茶番劇型研修」というのは言い得て妙である。
最初はあんまりな言い分だと思ったが、いざやってみるとこれは茶番劇以外の何物でもなかったのだから。

この研修を平たく説明するが、数グループに分かれそれぞれで一つの場面を選び、
そのシチュエーションに沿って、円滑な医療コミニュケーションの方法を織り込んだシナリオを練り、
そして自分たちで役を振り分け実際に演じてみるという、これまで学校でやってきたこととは全く一線を画する行事である。
エチュードとまではいかないが、要は軽い寸劇を作ってみようということである。

簡単に言えばこれもグループ学習の一種類だが、今回のは医学知識をあまり用いない形式で、
医学生としての実力というよりは、一人の人間としてのそつのなさあるいは垢抜け具合が量られるようなものに思えた。
こういう医学とは一見関係なさそうな試行では、オレ達ャお遊戯会をしに来たんじゃねえぞとばかりに、
陰口の威勢のよさとは半面、意気消沈して話し合いに参加せず、終始スマートホンあるいはタブレット的なものに手垢を擦りつける人も現れるかと思うが、
たとえ医学に直接関連のないことでも、何においてもいい結果を求めるために頑張る人の方が信頼できることは言うまでもないし、
第一、今日の研修は結構実際の臨床医療に直結する問題だ。
なお、著者は従来型の講義やグループ学習で一症例を考えるといったことは大嫌いなのだが、
こういう人間としての底力を発揮しなければならない場は案外好むところで、結構楽しめた。

脚本を書き、本番に向けて練習しながら手直ししたりして仕上げていくという課題完成のために、私達に与えられた時間は一時間。
最初はずいぶんと短いなと思ったが、結局は、シナリオ推敲と練習に費やすには案外と十分な時間ということが分かった。
なによりも不自然なことを嫌う著者は、書き上げた台本にいくつかか指摘したい箇所があったのと、
毎回何かしらの小ネタを挟もうとする悪癖により、もうちょっと遊びの部分を入れてみたかったという欲求がうずうずと湧いていたが、
そういうことに全く付き合ってくれそうなメンバーではなかったのと、あまり何箇所もいちゃもんをつけて班員の心証を悪くしてもアレがナニだと思ったので、今日は必要最低限のところだけ直すように意見をした。
にしても、他の班員はどう感じたのかは知らないが、あれはあまりにも不自然だったはずである。
果たして彼らは普段からあのような言い回しをするだろうか。
一緒に演じるのも、それを披露するのも、4年間を同じクラスで勉学に励んできた仲間たちなのだから、
もっと気さくに、と言うより、いつもどおりの姿でセリフを言えばよかったのだが。
こういうところはなんというか全然垢抜けないなと思う。
あるいは4年間の友情は上辺だけのもので、心根は決して通じてはいなかったのだろうか。
だとしたらそれはそれで面白いが、あまりにも寂しい。

時間の最後には全部の班が、各自練りに練った珠玉の小演劇を披露するのである。
中には面白がってやる班・クラスメイトがいたりして、著者は内心、嗚呼、いいなあと思っていたのだが、
それでも九割方の人間は、当然だが完全の素人であった。
演技力は将来医者になる者としては、あまり求められる機会はないのだが、
ここでもやっぱり一人の人間としての面白みに関わってくる事柄である。
高校生の時代、私はある数学の先生から「大学に入ったら面白いやつたくさんいるよ。」と聞かされ、
ワクワクした気持ちでこの学校にやってきたのだが、この段に来て、私は恩師の言葉を疑い始めている。
やっぱり一般的な人だったら、こういう場合にはおどおどして、紙に書いていることをただ読むということをしてしまうものだろうか。

ちなみに、私が今回担当した役は、呼吸困難に苦しむ女性患者の夫である。
セリフは一言「大丈夫?」と言えばそれでいいので、
今日の私は「大丈夫?」という唯一のセリフをいかにいやらしく言えるかに全精神を注いだ。
よく分からかったのだが、私が「大丈夫?」(いやらしいが結構自然だったはず)と言うだけで、
フフフと声を漏らす人が数名いたが、これがそんなに面白かったのだろうか。





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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
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Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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