野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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一度、スクリーンで見たかった。ー「メリー・ポピンズ」(1964)

この赤面ブログでも度度取り上げ、ついには今年の極私的流行語大賞のトップテンにも輝いた「新・午前十時の映画祭
このイベントのおかげで、私は一年にわたって多くの名作映画を劇場で見ることができ、エセ文化人としての箔がついたような気になっているのである。

そしてついに、今春に上映作品のラインナップを見てからずっと、スクリーンでの鑑賞を心待ちにしていた映画を見に行ってきた。

「メリー・ポピンズ」(1964)

320.jpg

知る人ぞ知る、ウォルト・ディズニーによる傑作ミュージカル映画である。
もちろん作品そのものあるいは原作として広く知られているが、
最近で言ったら、フィギュアスケートの浅田真央選手がたしか先シーズンのエキシビジョンプログラムに映画のサウンドトラックを使用していたし、
まだ記憶に新しいロンドンオリンピックの開会式に、大人数のメリー・ポピンズ達がこうもり傘に大きなかばんというお馴染みのスタイルで舞い降りていたし、(どちらかというと原作のイメージで、映画版はあまり関係なさそうだったが)
ブロードウェイでも2006年にミュージカルが上演されていた。で、アレまだやってんの?
とまあ、こういう面からでも「メリー・ポピンズ」という映画あるいはその原作は多くの人に知られ、そして愛されていることが分かる。
ちなみに映画の公開ポスターに“Walt Disney's triumph(ウォルト・ディズニーの偉業)”と冠されているものは、アート・アニメーションの最高傑作「ファンタジア」(1940)と、この「メリー・ポピンズ」の二つだけである。


筆者は周囲にディズニー・マニアとして認知(あるいは単なるディズニー好きだと誤解)されているため、
会話の間を埋めるという意図から、ディズニーについての簡単な質問を受けて辟易することがあるが、
その中でも特に返答に困る質問が「一番好きなディズニー映画は何。」という類のものである。
そもそも「一番好きな○○・・・。」という形の質問は大体苦手である上、
何百~千のディズニー作品(短編含む)からたった一つを、しかも最上のものという前提で選び出すのは、個人的な思い出がある場合を抜きにすると、はっきり言って不可能に近い。
永遠に答えを出せない問いだ。
(おそらくこれについては私のみならず、その他大勢のディズニー・マニアも同じような状況ではなかろうか。)
だから私も答えを濁してしまうのが常だが、実は内心では、はっきり答えとは言えないまでも、
それに限りなく近いと考えているものがあって、それが何を隠そうこの「メリー・ポピンズ」なのである。
古き良き20世紀初頭の英国の風景、ロマンティックな名場面の数数、そしてなによりシャーマン兄弟が手掛けた名曲が素晴らしい。
注目すべきは、ディズニー音楽の歴史に未だ燦然と輝き、おそらく今後も色褪せることのない名曲「2ペンスを鳩に(原題:Feed the Birds)」である。
この曲はウォルトも大のお気に入りで、毎週シャーマン兄弟の作曲部屋に赴いては「アレを頼む。」と言って、「2ペンスを鳩に」をせがむ。
ロバートかリチャードかは憶えていなくて分からないが、どちらか(あるいは2人でか)がこの曲を歌い終えたとき、
ウォルトの眼から静かに涙が流れていたそうな。
誰でも泣く。


しかし、ビデオで何回も見た映画を劇場で見るというのは、なんだか不思議な体験だった。
映画館の特長は、家のテレビとは比べようにないくらい大きなスクリーンで見れるということと、あとは、音響がいいというところだと思う。
聞き慣れている曲を、映画館の、まるで全身を包まんとするかのような音響で聞くというのもまた経験がなく、しっくりとこないところがあったが、それがかえって浮遊感を楽しめ、夢心地に浸ることができた。
私の映画の好きな点のひとつは、このように日常を慰み、ひとときの夢心地に入ることができるところである。


「メリー・ポピンズ」は、いつ見てもいい映画だ。
作中の家族愛、そして登場する善人たちのふれあいに、見る者は心を打たれるだろう。
映像も当時にしてはクリエイティブ。
アリス・コメディシリーズ(1923-1927)から受け継がれるウォルトこだわりの、実写とアニメーションのメディアミックスや、オーディオ・アニマトロニクスの採用などで、
今のようなコンピュータ技術のない時代に、かような独創的な映像をつくったとは驚きだ。
最先端のCGを見なれた昨今では、そのアナログ感溢れる映像技術を目にすると、時代の変遷に思いを馳せずにはいられないが、
このオールド・グッドな映像の方が、案外と非日常としての映画に浸りやすいように思える。


時代を超えて名作と称される映画である。
どんな世代の人が見ても何かを感じ取れる作品になっている。
家族と、友達と、恋人と、もしくはひとりでも。
この名作の世界に入り込んでみてはいかがだろうか。

(映画の詳しいことについてはまたいつかの機会に譲る。)










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  1. 2013/12/15(日) 18:54:04|
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シバケン-いかれたNeet-

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