野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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ふんわりあたたか会津の旅・二日目

 家族での会津旅行二日目。宿で、これまた美味な朝食を摂り、私たちが朝一で向かった先は、湯野上温泉にほど近い景勝地である塔のへつりだった。「へつり」とはこの地方の方言で「川に迫った断崖や急斜面」のことを言う。阿賀川沿いに切り立った崖がそびえているのだが、思ったよりもスケールが小さく感じた。岸と岸とを吊り橋が結んでいるが、これが歩くだけでかなり揺れて楽しいのだが歩きづらい。また、ガードレールのような役割も持つであろう橋の手すりが、私の膝の高さしかなく、少しバランスを崩しただけで簡単に川にポチャンといってしまいそうで恐ろしかった。崖の中には仏堂があり、そこには自然に宗教的な意味を持たせる日本独特の信仰風景がある。吊り橋に至る道(というか階段)の途中に売店があり、各地にありそうなチャチな土産物やマムシ酒なんかを置いてある。こういう地方の景勝地によくある土産物屋は応援したくなってしまう。塔のへつりの最寄りの駅は会津鉄道塔のへつり駅であり、帰りに少し立ち寄ってみたが、森の中にある無人駅で、凄まじい旅情を発していた。
 そのまま車を走らせ、この南会津地域でも人気の高い観光地・大内宿を目指した。家族旅行のメインは、この大内宿探訪であったのだ。宿舎のあった湯野上温泉からは自動車で十数分で着き、思ったよりも行きやすいところにある。時刻はまだ午前九時代であったが、流石に人気の観光地ということか、駐車場周辺にはすでに多くの観光客が歩いている。山を越えたその先、田んぼに囲まれてひっそりと残っている大内宿集落。江戸時代に会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場だったが、後に湯野上から芦ノ牧温泉に続く道ができ、やがて大内宿は宿場町としての役割を終え、静かに農家集落となっていったのだという。現在は沿道を挟んで何軒もの茅葺き屋根の民家が軒を連ねている。観光地として人気が上がり、俗化してしまった印象は拭えないが、しかし通り沿いに向こうまで茅葺きの民家が並んでいる光景は、訪れる者に時代錯誤を引き起こす。通りの最深の小高い山に建つ子安観世音から街並みを見下ろすと、目の前に広がる光景は今の時代のそれではないような錯覚を覚える。現在民家は大内宿を訪れる旅人をターゲットにした土産屋や食堂になっている。土産物や食べ歩きに興味のない私は、当初はあっさり見尽くすだろうなと思っていたが、辺りを見渡すと絵になる光景で溢れているため、何度も立ち止まり、通りの奥に達するまでに結構長い時間を要した。大内宿には独特の名物グルメがある。私は、ご飯を半つきにして握って竹串にさしてじゅうねん味噌を塗って炭火で焼いた、この説明だけでおいしいことがわかる「しんごろう」を目当てにして食べた。当然のようにおいしい。また、豆乳とおからで作ったドーナツも食べた。甘さは控えめで、とげのないおいしさは、何か身体にいいものを食べているように思わせる。他にもネギで食べるそばなど、食べ歩きには事欠かない。街を流れる清流で冷やしたラムネもあり、なんの変哲もないラムネだが、ここで飲むと特別なものに感じられる。大内宿は犬も入れるので、愛犬を連れている観光客の姿を本当によく見かける。入口付近のお店にも小さなチワワ犬がいて、人懐こくてかわいかった。ナデナデスルー。また、一度集落を外れて、高倉神社へ参拝をした。大内宿の産土神ともいえるこの神社には、参道を横切るように山からの清流が流れており、参拝者はそれで口をすすぐのが習慣なのだと、私の偉大な小耳に挟んだ。境内には見事な杉がそびえ立ち、そこだけ空気の温度や感触が全く違っている。大内宿は自分の予想以上に楽しめ、色々な思いに馳せることのできる場所であった。新潟無機終焉都市から日帰りもできそうであるため、もう一度訪れてもよさそうである。
 秋田県に帰る家族と違って、私は会津若松から出る高速バスで無機終焉都市に戻る必要があった。若松への道中、つまり昨日の夕方に宿舎へ向かう道を逆行することになるのだが、途中で再び会津鉄道芦ノ牧温泉駅に立ち寄った。昨日にここのネコ駅長・ばすに会えなかったのが一同の心残りであったのだ。日中なので事務所も開いていたし、件の駅長室(ネコ小屋)を覗いてみると、いたいた。有名なネコ駅長・ばすが、こちらにお尻を向けてすやすやと寝ている。起きる気配などは微塵もなく、結局、お顔は一度も見ることが叶わなかった。まあ、ネコってのはこういうもんだよな。なお、ばすはお触り厳禁、あらゆる撮影も禁止されている。無遠慮な観光客のこういう行為はばすにとっては大きなストレスであるらしい。らぶの体調が心配である。実はこの駅には、らぶという見習いネコ駅長もいて、こちらはまだ幼く元気がある。撮影は禁止だが、触ることはよくて、私もふわふわな毛並みを撫でたり抱いたりして至福の時を過ごした。そうこうしている内に、駅に電車がやってきた。会津若松方面への列車である。最後には若松に行く必要があるのだし、単純に興味から言っても、この列車に乗りたくて乗りたくてウズウズしていたのだが、家族のこともあるし、若松に着いてからの予定がどうなるのか分からなかったので、最後まで言いだせずに、入場券を買って見送るに終わった。しかし、結局若松で私を降ろして、家族はそのまま秋田に帰るだけだったので、やはりこの時列車に乗ればよかったのだった。この雪辱はいつか晴らしたいところである。
 私はひとりで会津若松駅で降りた。時間的に新潟駅発のSLばんえつ物語が到着する頃だったので、入場券を購入して出迎えることに。どういうわけか、最近“走る貴婦人”によく出会う。ちなみにこの列車には次週に乗る予定であった。またちょうど会津若松駅に会津鉄道のお座敷トロッコ列車が停まっていたので、列車が出発するまで観察していた。その名の通り、座席は座敷になっていて、窓は大きく開かれている。いつかこういう素朴な列車にも乗りたく思う。
 新潟無機終焉都市までは高速バスで戻る。別に若松駅から乗ってもいいのだが、なんとなく始発で乗った方が気が楽だし、その始発のバス停は鶴ヶ城に近く、開催中の会津まつりがどのようなものか気になるので、観光循環バスに乗って鶴ヶ城に向かったが、城に着いたところで高速バスの時間にギリギリになってしまい、すぐさま停留所に走るという、なんとも本末転倒な結末になってしまった。


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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

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