野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」ライブレポまとめ

一日目

 平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」初日。今回の会場・ステラボールが所在する品川に、私が到着したのは午後4時のこと。あと3、40分ほどでグッズの先行販売が始まるので、まずは荷物を入れるロッカーを急いで確保したいところであったが、すでに高輪口のロッカーはすべて埋まっている。ロッカーは一応会場外にもあるみたいだが、どうも数が少ないらしく、これらも絶対埋まってるだろうなと考えて、会場とは逆方向の港南口に走る。品川駅を出て広場に下り、後ろ側のタクシー乗り場のあるところ、道路を挟んで向こう側にロッカーがある。なんと、これらもほとんど埋まっている(たぶんライブ関係ない)ので、急いで一つを確保。よし、次は物販だ。品川駅を高輪口へ、再び走る。

 高輪口を出てすぐの横断歩道を渡り、Wing高輪なる商業施設をまっすぐ突っ切って進む。いちょう坂という急な坂を上って左手にあるエプソン品川アクアスタジアムの中に、今回のライブ会場・ステラボールがある。一応、事前にこの会場について調べてみるも、ネットの情報だけではうまくイメージがつかめず、実際に訪れてやっと実態を把握することができたのだが、このステラボール、本当に水族館の隣、というか中にあるようなライブホールであった。ホール入口の横には水族館に続くエスカレーターがあるし、同じフロアには、水族館のアトラクションが設置されていて、メリーゴーラウンドが見える。隣の棟には映画館もあるし、カフェーもある。ホール単独で存在するのではなく、水族館を中心にした、所謂都市型エンターテイメント施設の一部分になっているような感じだった。水族館に映画館にカフェー、周辺にはショッピング・モールや飲食店も多くあるので、ライブ前の暇つぶし、あるいは腹ごしらえには事欠かない。

 会場に着いてみると、早速先行販売の行列ができている。ぱっと見、100人単位だ。いちょう坂を駆け上がって最後尾に並ぶ。この先行販売の時もそうだし、開場を待つ列でもそうであったが、私たちは常時この坂に並んで待機させられる。これが結構キツいのよ。ただ立ってるだけでも変なバランス取らなきゃいけないし、ちょっと足をブラブラさせるのも平地でやる時のようにはいかない。列が進んだ時は坂を下ることになるが、坂はかなり急なので、気をつけなきゃもう一気に駆け下りてしまいそうになる。あんな大勢の人間が集まっている坂道で、誰かひとりでも転んでしまったら・・・・。気をつけましょう、皆さん。さて、グッズの先行販売だが、私の前にたくさんの人がいた(こいつら全員馬骨なんだなー、と思うとちょっと面白いよね)ので、開場までに買えるかな・・・・?と少し心配であったが、列は意外にもすんなりと進み、開場時間までだいぶ余裕を残して、お目当てのライブTシャツ2種類と扇子を購入することができた。やったね!しかも、会場外のロッカーにまだ空きがあったので、グッズ購入、ライブTシャツに着替えを済まして、すぐさま入れる!また港南口まで走る手間が省けてよかったですヨ?

 観客の会場入れだが、予め調べてみたところによると、この整理の仕方が中々評判がよろしくないようで・・・・。番号整理が大雑把だというのだ。今回のライブだとどうだったかというと、整理番号1-500番台までは、1-100、101-200というように、100番ごとに列を作っていたが、それ以降は501-1000というように、かなり大きなまとまりで、一旦、坂の上に待機させられるのだ。また、そのまとまりの中で、番号で細かく整理はしない様子であった(おそらく観客に一任するということか)。501番と1000番では事情が大きく違ってくる。このまま大雑把に案内されたら・・・・、と不安に思い、他の馬骨の皆さんもどう案内されるのか分からない様子であったが、肝心の係員はホール入口付近、若い番号の列近くに偏って配置されており、坂の上の一団には十分に説明がされないままであった。これは改善すべき点である。だが、最後にはこの大きな塊の中で、「501番から510番までの方―!・・・・511番から520番までの方―!」と順番に呼び込み列を作って案内する形式になり、なんとか最低限の秩序を保ちながら会場入りすることができたかなと思える。

 ホールに入ると、右手に会場内ロッカー(結構いっぱいあった)、左手にグッズコーナーがある。チケットをもがれ、ドリンクチケットをもらうと、右手に二階席への階段、左手に花輪が飾られ、奥にはドリンクコーナーがある。急いで一階フロアへ!

 整理番号600番台だったが、十分にステージに近い位置を取ることができた。結構年配の馬骨の皆さんもいらっしゃるみたいだったから、あまり前に行く人はいないのかな?にしても、ヒラサワライブの客層って面白いよね。80-90年代から追っているようなベテラン風の人もいれば、見るからにミーハーそうな若者(馬骨歴3年の私もここに入るのだが)もいる。パッと見、女性客の方が多いかなという印象。相変わらずゴスロリファッションの人も見かけるし、上坂すみれ嬢を思わせるさらさら姫カットのお嬢さんの姿も見える。こう、女性客が多いと、割と身長の高い私はライブ中の見晴らしがよくなるので、結構助かっております(笑)
 
 客入れBGMは前回の核P-MODELライブ「パラレル・コザック」の時の同様、インターナショナルなテクノポップ(って言うのかな、コレは?)曲集。またメカノの店長に聞かなきゃいけないのかな・・・・?ステージも、「パラレル・コザック」のように、上手下手それぞれの前方に例のマイクスタンド(しかし、マイクとしては機能していない模様。集音部では青いランプが光っている)が一本ずつ置かれ、その周りに、上手にEVO一本とノートパソコン、下手にもEVO一本とノートパソコン、そしてミキサーが置かれている。公式ではアナウンスしてなかったけど、一応核P-MODELのライブでもあるから、PEVO1号さん来るのね。物販でもPEVOグッズ売ってたし。となると、ヒラサワが下手、1号さんが上手に来ることになる。前回と全く同じだ。
 前回と違うところは、そのマイクスタンドの後ろが、一段高くなっていて、そこにレーザーハープが置かれているということ。これまでのヒラサワライブでレーザーハープは中央のヒラサワを挟むように2セット置かれていたが、今回はそれらを離して、ヒラサワに1セット、1号さんに1セットずつ用意されているみたいだった。お?1号さんレーザーハープ初体験?そして極めつけは、ステージ中央後方にどどんとテスラコイル。今回のライブ、いろんなパフォーマンスが見れそうだな。よくわからないのは、テスラコイルの前に2つずつ置かれた、丸めたポスターみたいな円錐状の物体。何これ?ただのオブジェ?ていうか長いメガホン?


さて、そうこうするうちに、時刻は午後7時。平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」一日目、開演である。


 ライブ前に、出囃子を集めたアルバムを発売しているから、自然と出囃子がどうなってるのか気になってくる。今回のそれは、「パラレル・コザック」の「崇めよ我はTVなり」のような、激しい電子音がけたたましく鳴るような感じ。一曲目は核Pなのか。こっちの方が軽妙というか、軽薄というか、厳めしいというよりは、少し人をおちょくってるような印象だった。音楽に合わせてバンと光る照明がかなりカッコイイ。そしてついに出てきたおっさん二人。例の謎円錐物体を飛脚のように肩に担ぐ。こっちのハゲ・・・・失礼“スキンヘッド”は1号さんだな。じゃあ、あっちの人は誰だ?福間さん?(第三の人物をすぐに福間さんだと思うのはやめなさい)だってヒラサワっぽくないよ!黒髪じゃないし。・・・ん?・・・んん!?

・・・ほえ?


平沢進、白髪。
うわああああああああああ!!!



 たぶん、「やべえモン見ちまった・・・・!」って瞬間的に思ったの、小生だけじゃないはず。え?何?何なの?白髪なの?(確認)カツラ?地毛?ていうか髪下してるじゃん!坂本龍一っぽいじゃん!なんでこう、一曲目が始まってすらいないのに、こういうこと仕掛けてくるかなー。超面白いじゃん。
 この時点で会場はヒートアップ。フロア前列の馬骨は少しでもヒラサワに近づこうと、前へ、前へ。うわ、近い近い!
 白髪とハゲのおっさん二人は「パラレル・コザック」の衣装を着ている。白衣で白髪って、アヤしすぎでしょ・・・・。そして担いでいた例の謎円錐物体を手に持ちかえたと思ったら、それでテスラコイルの根本をえい!と突く。すると、ビビビビビ!という電気音を発しながらテスラコイル放電開始!超~カッコイイ!しばらく機械のように静止する二人。そして今度は上から垂れ下がっているヒモを握り、タイミングを合わせて下に引っ張ると、テスラコイルの左右の設置されてあった長方形のモニターに、液体が溜まっていく(映像)が!おお!今回はモニターを使うか!液体が満たされると、一度消灯して、炎が燃え上がった。モニターの準備も完了ということか。この時点ですでにカッコイイわけです。カッコイイしか言えないです。


 一曲目何かな~と思っていたが、出囃子の時点でちょろっとイントロ流れてたし、今回は割と早い段階で分かっちゃうんだよね。

ヒラサワ「♪ファイファイ屋~、感嘆(エコー:感嘆、感嘆、感嘆・・・・)」

・・・・何だよ、カッコイイじゃん。

1 アンチ・ビストロン(Mecano Ver.)
 Aメロ部分(「♪ファイファイ屋~」のところ)でぶつ切りし、最後の語句を繰り返すようにエコーがかかる。これを毎回やるようなアレンジ。結構大きくアレンジされているんだな。ギターソロは控えめなデストロイ。しかしギターを二回ヒザ蹴りします。おっさん二人のシンクロナイズドギターも披露。ギターソロのパートも、少しアレンジがあったかな?要所要所でギターが入り、これがまたかっこいいんだ。モニターには、「マトリクス」風のサイバー的な映像と、たまに歌詞が流される。歌詞間違ったらすぐ分かっちゃう。

2 Rocket Shoot Ⅱ
 ちょっとまて。「平沢進×核P-MODEL」とか言っておきながら?前回の核Pライブでもやるかやるかと思わせて結局「ENOLA」しかやらなかったのに?いきなり二曲目から?P-MODEL曲を?やっちゃうなんてそれって・・・・。
ありがとうございます!ありがとうございます!
しかも、名曲「Rocket Shoot Ⅱ」!これが生で聴ける日が来るなんて・・・・。なんでそんなに声が伸びるの?って話ですよ。この時点で、「このライブ、何かが違うぞ」と本能的に察知した。

3 Gipnoza(「パラレル・コザック」Ver.)
 1号さんのギターから始まる、前回のライブアレンジ。ギターが目立つようなアレンジなので、少し浮遊感のある原曲よりも硬派な印象。モニターにはGipnoza模様がウニョウニョと流れる。結構画質いいんだな。にしても、序盤からトばすな・・・・。

4 暗黒πドゥアイ
 聴きたかった曲きた!「πドゥアアアアアアアアアイ!!!!」CDではシャウトしない間奏でも、「πドゥアアアアアアアアアイ!!!!」のサービス。これもモニターには歌詞が表示される。にしても、序盤からトばしすぎだろ・・・・。

5 それ行け!Halycon(「パラレル・コザック」Ver.)
 1号さんのMIDIギター制御で始まる目まぐるしいアレンジ。やっぱり弾くのが難しいのか、少し、ほんのちょっぴりだけつまずいてましたね。原曲ではピコピコしていたイントロは、ここでもギターで演奏されるので、かっこよくなっている。モニターには、全馬骨待望の、動くHalyconが!四肢をクネクネさせて、モニター内を行ったり来たりしたり、増えたりしてかわいらしいのなんの。サビでは大量のHalyconの群れが飛ぶ!福間さん・・・・じゃなくて毛糸帽の男が活躍していた間奏部分は、今回はテスラコイルが大放電する。白髪になったヒラサワのように、白黒反転した2PカラーのHalyconもいましたよ。おっさん二人のポジショニングは前回と同じ。交互に屈伸も相変わらずだが、1号さんが内股気味だったのが、無性に気になった。屈伸から「♪テケテケテケテケテケテケテケテケ、デデン!」でマイクスタンド前に戻るのがかっこよすぎる。

 演奏終了後、場内は暗転し、レーザーハープが点灯。左右それぞれ、上中下とレーザーが走るが、それらが反射されて、一階フロアの上空(つまり私たちの真上)に伸び、二階席のへりの部分に当たっている。かっこいいね。もう何回「かっこいい」って言えばいいんだか。そして上手下手のレーザーハープを結ぶように、一本のレーザーが走っている。重厚な弦楽器の音色が奏でる物々しい音楽を聴きながら、二人がハープの前に移動するのを見る。おっさんたちは上下を走るレーザーでひとしきりデモンストレーションを行い、持ち場へ。ちなみに、一本レーザーが使われるのは、このデモ部分のみのことであった。なんにせよ、ここからヒラサワソロのパートが始まるのだと分かった。

6 Nurse Café
 ソロ曲、最初は華やかにこの歌。馬骨も「ナースカフェへ!」と合唱する。1号さんはレーザーハープ初披露でしたね。核P曲と違ってコーラスに入る必要もないから、黙々と演奏に集中していた。ヒラサワは歌う必要があるからか、なんとなくレーザー演奏の難易度や複雑さは、終始1号さんの方が高かった気がする。私はこの日、一階フロアの前から三列目中央寄りにいたのだが、位置的に、ヒラサワの顔がレーザーハープの枠にかぶって見えなかった。嗚呼・・・・。

7 ナーシサス次元から来た人
 近頃のライブのセットリストを見てみると、最近演奏されてなかったので、なんとなくこれは演るかもなと思ってました。7曲めにしてやっと訪れたしっとりタイム。ヒラサワの歌声に沁み入って、いい感じにトーンダウンすることができた。と思ったのに、

8 王道楽土
 またヒートアップしちゃうじゃん!ていうか何今日のセットリスト。ガチ曲ばっかじゃないですか!やだー!にしても、まさかこの曲を演ってくれるとは思わなかった。モニターでは炎が燃え上がり、照明ももちろん真っ赤。サビの音圧が凄まじかった。ギターソロはデストロイはしないで、あの超かっこいい旋律を奏でていく。これには拍手喝采である。

 演奏後、おっさん二人はステージ中央に置いてある例の謎円錐物体を取り、さっきは突っついていたにも関わらず、今度は望遠鏡のように覗きこみ、会場中を見渡していく。なんだなんだ?まだ毛糸帽の男探してるの?しばらく観察を続け、程なくして出囃子のように、テスラコイルの根本を突くと、そこに置かれていた小モニターが水しぶきを挙げ、背後のテスラコイルも放電を開始する。次第に、水しぶきのチャポン音と、テスラコイルの放電音が何かしらのリズムを形成し始める。このリズムは・・・・

9 アンチモネシア(「HYBRID PHONON」Ver.)
 聴きたかった曲その2。「パラコザ」での「白く巨大で」を思い出させる、働きながらの演奏だ。テスラコイルに合わせて例の巨大メガホンで足元を突くと、モニターにチャポンという音をたててしぶきを挙げる。ヒラサワはやはり歌いながらで打ちづらいのか、突かないところで突きそうになり、すんでのところで手を止める様子が見られたし、また、突きそびれることもあった。これ、突きの判定どうなってるんだろう。突きそびれたとき、モニターにしぶきが映らなかったように見えたけれど。サビの部分では、歌いながら円錐物体を望遠鏡のように掲げて再び会場内観察。結局、そのメガホンは何なんだ!?間奏はテスラコイルの放電にて行う。テスラコイルが完全に楽器として働いているのが印象的。水のはねる音と、電気音が調和して、元々この曲が持っていたやさしい雰囲気がさらに助長されている。

10 庭師KING(「LIVEの方法2」Ver.)
 いや~、これ聴きたかった!やるかなとは思ってたけど、出囃子部分、誰かが大地を耕す音が聴こえた時は嬉しかった。流石にCDに収録していた出囃子は短くされていた。こんなに秀麗な「♪ヘーイヤイー」が今まであっただろうか。この瞬間に照明に照らされるヒラサワが凛々しい。生でヒラサワが歌う「庭師KING」が聴けて、生きる活力が蓄えられた。ここから少し、私の位置からでもヒラサワの顔が見えるようになった。サビの1号さんのレーザー捌きが、「わん!わんわんわん!わんわん!わん!」と、ちょっと犬っぽかった。

11 現象の花の秘密
 これ絶対演ると思ってました。事後報告ですが。ソロの最新アルバム「現象の花の秘密」の曲はライブで定着させるためにやるだろうなと。ここは優雅に横揺れです。アジサイの花の様な照明が、赤、黄色、“血の色”ピンクと色鮮やかで、レーザーハープの緑色もあって、ちょっとした植物園気分に。

12 聖馬蹄形惑星の大詐欺師
 二人がギターを担いだところでイントロが流れる。人気曲きましたね。馬骨大盛り上がりですよ。1号さんはひたすらデケデケギター。サビで少しだけPHONON2555風の動きを見せる。「♪聖なるかな」の時に、ピンク色に照らされたヒラサワの眼力がヤバかった。ギターソロはおとなしめ。

13 Big Brother(「LIVEの方法2」Ver.)
 これも最新アルバムから(「パラコザ」もこんな感じだったっけ?)。出囃子部分で段を下り、核Pブースに移動、そしてギターを担ぐ。このアレンジひたすらかっこいいですよね。間奏ではおっさん二人がシンクロナイズド・デストロイギターを披露。ヒザ蹴りは二回、最後はギターを耳元で立たせるポーズでキメ!

14 Parallel Kozak(「HYBRID PHONON」Ver.)
 ハイパー声休めタイムである。毎回インスト曲は一曲演奏するよね。ちょっとタイミングをはずすようなアレンジが挿入されている。ヘドバンが止まらないよ~!「パラコザ」のように片膝つくパフォーマンスも披露。ブレーキ音、衝突音の後は、そそくさと持ち場に戻っていたが、今回はシームレスに、1号さんのギター演奏が始まる。ん?これは!?

15 フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ 2005
 マジか、フルヘやるのか・・・・。これてっきり「トーキョー・ビストロン」限定アレンジかと思ってたのに。まさかのフルヘ。「♪デンデンデンデン」イントロが流れた時点で馬骨は歓喜である。だってフルヘ聴ける機会って滅多にないよ!たぶん。「Rocket Shoot Ⅱ」の時点で何かありそうな予感がしていたが、それはフルヘのことだったのか。1号さんに合わせて、みんなで手拍子をしよう。「♪も~ぉ~」の後は分かりやすいが、「♪へ~えぇえ~えぇえ」の後の手拍子は、やるところとやらないところがあるので、聴きこんで慣れましょう。いや~、手拍子できて嬉しい楽しい!過去のフルヘ動画では終盤にかなり苦しくなっていたが、今年で還暦を迎えたヒラサワ、確かに多少苦しそうだったが、しっかりと歌い切り、成長といいますか、これまで積み重ねてきた年月を感じさせるような貫禄がありましたね。最後は1号さんも一緒にスタイリッシュに「フルヘッ!」で決める!

 フルヘ後に、間髪いれずに演奏が始まる。MIDIギターで何とも言い難い甲高い音色を出す。なんだろうコレ。こんな曲あったかな?なんかガムランっぽく聴こえるけれど。ん?ガムラン?ひょっとして・・・・!すると、私がまさしく思い浮かべていたイントロが流れてきた。

16 Black In White
 はい、オレ歓喜。これも歌ってくれるなんて・・・・!感無量だ。ていうかフルヘの後にコレとかキツすぎだろ!最初の高音パートは少し苦しそうだったが、それ以降しっかりと歌い切り、サビのファルセット具合も秀麗。未だにコレ歌えるんだ、すごいな・・・・。タイトルだけを考えると、ある意味この「HYBRID PHONON」にふさわしい曲に思える。だって「Black In White」だよ。

 演奏が終わっても、ガムランの余韻は消えずに、少し短調風になった重苦しく不気味な音色が響き続ける。何に続くのか気になっていたが、段々と、少し可愛らしい、だからこそ気味の悪い弦楽器のリズムが聴こえてくる。そして、次第に耳に入ってくるのは、あの悪夢のようなイントロ。どんどん大きくなってくる。恐怖のパレードがやってくる!

17 パレード(「HYBRID PHONON」Ver.)
 マジで今日のセトリ何なの。「パレード」もやるとか、人気曲ばっかじゃん。この曲の演奏も久々か?「Black In White」からの流れで始まる感じは、いかにも「HYBRID」に思える。モニターの映像は、色のないどこかの世界のゴミ処理場の風景。パレードが通った跡か、それともこれから彼らが向かう先か。ライブ後に公式twitterによると、この映像は大和久マサル氏によるものなのらしい。サビで音圧が一気に上がり、照明も煌びやかになる。間奏はテスラコイルの大放電。

18 Kingdom(「SWITCHED-ON LOTUS」Ver.)
 もうイントロの時点で、もう・・・・ね。そして初っ端のサビの時点でもう・・・・ね。ホントこの曲、このアレンジ生で聴けるなんて思ってなくて、終始泣きそうだった。なんだよこの歌唱力。この壮大なアレンジ。天に昇る気分を味わった。そして、ライブの終わりが近づいているのだと察した。

19 救済の技法
 このセトリはおかしい。なんでこんなラスボス曲ばっかなんだ?ちょっと「ドヤ顔の技法」を思い出してニヤニヤしてしまった。轟音に合わせて拳を振り上げる馬骨たち。照明で真っ赤なった舞台で凛々しくレーザーハープ演奏をするおっさん。壮大な曲で馬骨を圧倒する。演奏終了後、ヒラサワは1号の方を一瞥、1号さんうなずく、ヒラサワちょっと戸惑い気味にハケる。段取りがよく分からなかったのかな。ていうか、え?これがラスト?戸惑う馬骨たちであった。

 鳴り止まない拍手と歓声の中、ライブグッズである扇子を手にし、扇ぎながら再登場したヒラサワと1号さん。

ヒラサワ「この・・・・さりげない物販アピール」(このタイミングでしゃべるんだ!)
馬骨「(ウワーサリゲナーイ)」

レーザーハープの前につき、馬骨の「白い!」の指摘には耳を貸さずにアンコールへ。

20 白虎野
 もうセトリ最高すぎ。まあこの曲もどこかでやると思ってたけれど。「パレード」も演奏したし、「パプリカ」関連曲(「~娘」ではないけど)つながり。ウチ帰ったら「パプリカ」見なおしますよ。モニターの映像はインタラクティブ・ライブ「白虎野」の映像(アリさん)。これはオールド・ファンには嬉しいだろう。ヒラサワの歌声は、本当に「喉からCD音源以上」だった。ものすごい華やかなフィナーレになりそうだった。

 核Pブースへ。ここでMCが入るみたい。

ヒラサワ「ローディーの松村師匠にギターのチューニングをするように言われたので・・・・。見よ!ヒラサワのチューニング姿です。」
馬骨「「「うおおおおおおお!!!」」」
・・・・おかしくねえか?コレww

ヒラサワ「核P-MODELもこれで・・・・3回目のライブになったわけですけど・・・・、また異星人を引き連れて・・・・」
馬骨「「PEVOさーん!」」「「1号さーん!」」
1号さん、サイン波攻撃。
ヒラサワ「PEVO1号です!」
(((大拍手)))

ヒラサワ「えー、PEVOがシングルを発売しまして・・・・、物販の方でも販売してるんですけど・・・・、で、今度ライブするんだっけ?」(なんか普通に会話を始める)
1号「(マイク入ってなくて聞こえない)○○○・・・□□□です。」
ヒラサワ「・・・・に!ライブをやるそうなので・・・・」
これはひどいwww
1号さんも思わず苦笑い。

ヒラサワ「では最後の曲です。」
馬骨「「「えーーーーーーー!!!!」」」
ヒラサワ「(無視)」

 核P曲でラストを飾るのは・・・・

21 Timelineの東
 オーラスはやっぱりコレか!さっきの「白虎野」と相まってものすごい明るくて華やかな締めくくりだ。「パラコザ」の再現、マイクスタンドこすりつけ奏法ももちろん披露する。やっぱりエンディングにぴったりな曲だなー。最後は楽しく盛り上がっちゃって終わりましょう!
演奏後、ヒラサワ「ども。」で退場。本当に楽しいライブをありがとうございました。



 「LIVE HYBRID PHONON」、近年稀に見る、充実度の最高レベルのライブだったんじゃないかな。ソロと核Pのいいところがうまく「HYBRID」している。初期曲は皆無で、ソロの時系列的な振り幅はあまりなく少し大味と言っちゃ大味気味であったが、ソロ、核Pの人気曲、ガチ曲、ラスボス曲ばかりの、俗っぽい言い方をすれば「神セトリ」と言ってもいい内容で、観客たちは終始圧倒されていた。それでいて、P-MODEL曲の披露、多くの新アレンジなど、サプライズ要素、新要素も豊富。レーザーハープにテスラコイル、そして核P曲でのEVO演奏、また、新採用のモニターなどで、機械的にも多彩なパフォーマンスが披露された。本当に満足度が高く、あっという間のライブだった。そして、ヒラサワの白髪。白沢。こういうセルフプロデュースや話題作りは流石の腕前である。衣装やステージの配置、出囃子や序盤の流れはヒラサワソロというより核P要素が強く感じる。MCでも、核Pの立場で話しているような印象を受けた。まあだからどうということもないけど。今日のセトリから二日目、そして最終日と、どのようにラインナップが変わっていくのかが楽しみだ。


二日目

 平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」二日目。初日のうちにお目当てのライブグッズも購入できていたので、この日も行われる予定のグッズ先行販売の行列には並ばず、開場時間のギリギリまで、ライブ会場・ステラボール近くの水族館を楽しみながら待機をしていた。ステラボールの内部の様子や客入れの仕方など、ライブ周辺の事情も把握することができていたので、あまり心配事はなく、開場前も私にしては珍しくリラックスした心持ちでいた。

 ライブ二日目の私のチケット番号は1000番台中盤。それほど早いものではなかったし、一日目に前列でのライブを堪能していたので、『今日は後ろの方で、しっとりとヒラサワの歌声に聞き入るか。』と気楽な気持ちでいた。客入れの仕方は昨日と同様に、1-500番台までは予め100番ごとに列を作り順番に会場に案内する、それ以降の番号については一旦ひとまとめにして待機させ、前の番号の列が会場に入り次第、100番ごとの列を作って案内する、という方式を取っていた。流石に初日よりはスムーズに進み、係員どうしの意思疎通もうまくできているような印象。初日にはなかった、501番以降の、100番ごとの列の場所を示す看板(つまり、501-600、601-700、・・・と書かれた看板)が作られており、この対応の早さは高く評価するしかない。

 ステラボールに入り、グッズ売り場やドリンクコーナーには目もくれずにホールに向かうと、意外にもフロア前方がまだまだ空いていたので(やっぱり前に行きたがる人は少ないのかな?)、ライブ前の計画―『今日は後ろの方で、しっとりとヒラサワの歌声に聞き入るか。』―を瞬時に転換、瞬時に払拭し、いそいそと前の方へ。初日は中央寄りの位置取りをして、レーザーハープの後ろに立つヒラサワのお顔を拝見することが叶わなかったため、それを見越してこの日はステージ上手側(PEVO1号さん側)へ。世界のニュー・ウェイブを聴きながら開演を待つ間、他の観客を観察していたが、荷物を持ったまま前列に来てしまっている人が結構いるのよね。仕舞いには大きなバッグパックを背負ってる人なんかもいたりして、流石にそれはロッカーに預けるべきだと思った。あまりライブハウスに来たことがない人が多いのかな、ヒラサワライブの客層は。

 そんなこんなで、時刻は午後6時30分。平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」、二日目の開演である。

 なおこの日は、多くの作品でサウンドトラックを平沢進に依頼し、自身もヒラサワのファンで、親交も深かったアニメーター・故今敏監督の誕生日であった。おそらく初日とはセットリストを多少変えてくるに違いないが、今監督を意識するような曲目になるのかどうかが、個人的には気になるところであった。まあ初日からして「パレード」に「白虎野」と、今監督作品にゆかりのある曲が披露されていたので、このライブ全体の構成が、そもそも今監督を意識したものだったのかもしれないけど。

 場内が暗転し、例の出囃子が流されると、後ろの観客に押されるように前へ、前へ。ふみゅ・・・・結局今回も近くのポジションについてしまった。角度的にはヒラサワの顔は隠れないはずだ。1号さんも近くで見れる(1号さんは身長が高いのでレーザーハープにカブることはない)し、これは中々イナフな位置取りができたかもしれないぞ。

 相変わらずけたたましい、それでいて軽薄な出囃子が鳴り響き、明らかに放出しすぎなスモーク(一瞬ホントになんも見えなかったww)の中、核P-MODELの二人が登場!ヒラサワはやっぱり白髪であり、昨日の出来事が夢ではなかったことを無言で諭してくれる。てっきり日替わりで髪の色も変わるのでは?と思っていたが、今回のライブは白髪で突きとおすのね。例によって、謎のメガホンを担いでパフォーマンス。よく見ると謎メガホンにはマーブル状に模様がついてある。昨日もあったっけなあ?メガホンでテスラコイルの根本を押すと、テスラコイルが起動して激しく放電を始める。この光景を見るのは二回目だが、やっぱりこの瞬間は鳥肌が立つほどにかっこいい。ていうか、白衣羽織った白髪とハゲのおっさんが、謎の円錐状物体でテスラコイルを操作して放電させるって、絶対ライブじゃないなにかだヨ・・・・。上から垂れ下がるロープを引いてモニターに映像を満たしていく。モニターが満タンになると「ピュンっ!」という電子音とともにすぐに消灯、かと思ったら炎があがり、これにてライブの準備は完了。出囃子の音が抑えられていったところで、

ヒラサワ「♪ファイファイ屋~ 感嘆(エコー:感嘆、感嘆、感嘆・・・・)」

 やっぱりこの入り方かっこいいな。


1 アンチ・ビストロン(Mecano Ver.)
 もう一度言います。この入り方かっこいいな。まあさすがに一曲目は変わらないよなあ。出囃子が同じである以上、それに続く一曲目が変わるわけがない。先の「♪ファイファイ屋~」のあとでステージ前方の核Pブースに移動するのだが、ギターを担いで最初に、観客を小バカにするような表情でおっさんたちが交互に「デーン」「デーン」と弾いてから歌い出すのが心底シビれる。サビの途中でもヒラサワが気だるそうにギターで「ギューン」とやるのもかっこよかった。「パラレル・コザック」のように二人が同時に屈伸するタイミングも凝っている。かなりいいアレンジだよなあ、コレ。

2 論理空軍
事後報告になっちゃいますけど、この曲はいつかやるんじゃないかなと思っておりまして。おそらく日替わりで演奏する曲は変えてくるだろうと思っていたのだが、気合いの入ったアレンジをした曲や、モニター映像が凝っている曲、あとは出囃子とつながる一曲目や、前の曲後ろの曲でつながりを持っている曲は三日間通して披露されるだろうなー、とおぼろげに予想して、じゃあどこで曲変えてくるかと考えたら、まずはこの二曲目であった。初日では「Rocket Shoot Ⅱ」が入ったけど、おそらくここはP-MODEL曲枠だなと予想し、かつ「音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE」、「電子悲劇/~ENOLA+6」、「P-MODEL」などに収録され、核P-MODELの1st.ライブ「トーキョー・ビストロン」でも披露された曲のうち、ライブの二曲目にふさわしい、イントロから盛り上がる曲が演奏されるはずだと考えた。そこをいくと、この「論理空軍」はやるだろうなーと思った次第であります、はい(Dustoid)。てなわけで、おおまかに予想していたわけですが、いざイントロが鳴ると予想が当たったということなんてどうでもよくてね、もうただただこの曲が聴けるってことが嬉しくて、思わず『うおおおおおおおおお!!!』って叫んじゃいましたよ、お兄さんは。とにかく、二曲目は日替わりP-MODEL曲枠で決まり!たぶんこれもこの日だけ歌われるはずだが、モニターに映るのは歌詞だけとかそんなんじゃなく、伝説のPV映像で、これがまた嬉しいのなんの。まさか今回のライブで小西さんと福間さんの顔まで拝見することができるとは(笑)。アレンジやパフォーマンスは控えめ。原曲そのままでお楽しみくださいってことかな。

3 Gipnoza(「パラレル・コザック」Ver.)
 初期P-MODEL風とも言える、かっこいいイントロが1号さんのギターによって奏でられていく。なるほど、ここも固定なのね。最初の「パワーホール」チックなイントロに入るところの盛り上がりがすごい。かなりライブ映えする曲だと改めて思った。1号さん、ひたすら「ワっ!」

4 パラ・ユニフス
 ここも変わりそうだったなあ。一日目は「暗黒πドゥアイ」だったわけだけど、なんとなく、アレンジが加わってなく、原曲のままで披露される曲は日替わりになりそうな予感がしてた。これも盛り上がる曲ですからね、フロアは揺れに揺れてました。私のヘドバンも止まらず、なんと弱冠四曲目にして、首が痛くなってくるという(苦笑)。

5 それ行け!Halycon(「パラレル・コザック」Ver.)
 やっぱりイントロのMIDIギター制御が難しいのか、1号さんはまたしても多少のまごつきを見せる。ここも固定の、ライブ映えする曲パート2です。ライブではギターの音が目立つが、こっちのほうがなんとなくかっこよく聴こえてくる。モニターにはもちろんハリコンが、四肢をうにょうにょ動かしてモニターを行ったり来たり増えたりして、大層あいくるしい。サビで映るようなハリコンの群れが私たちの体内で働いてると思うと、なんとも微笑ましいですネ。このアレンジは、間奏がかっこいいんですよ。テスラコイルも放電演奏されるし、モニターの映像も凝ってるし、おっさん二人は突っ立ってギター弾いてるし、どこを見てればいいのか分からなくなるほど、見どころの多いパートである。これら様々な要素が合わさって、ステージ上にできる一つの画は、物凄く胡散臭かっこいいんだろうな。

 演奏終了後、レーザーハープのスイッチが入り、フロアの上を緑色のレーザー光線が走る。前日と同じく、ここからヒラサワソロ曲コーナーが始まる。大仰な弦楽器の旋律に合わせてデモンストレーションを行うおっさん。やがて聴こえるあの声は・・・・


6  Nurse Café
 あ、ここは変わらないんですね!てっきり替えてくるかなーと思ってましたが、先のデモンストレーションのBGMから、この「Nurse Café」につながる流れができていたのだろう。これも人気曲だし、ソロコーナーの幕開けとしては華やかでいいですネ。この日は角度的にヒラサワの顔も見えるし、幸先いいぞ。「ナース・カフェへ!」

7 帆船108
 替わりました。私の好きな曲がここで来ました。替わるにしても、前日が「ナーシサス次元から来た人」の枠だったから、しっとり曲でくるかなと思ってたら、まさかの昇天曲。レトロフューチャー・チックな閃光音と、歌詞の仏教的世界観がマッチしていて、いかにもヒラサワ音楽らしい曲ですが、こういうのを演奏してくれると、一気に「PHONON」って感じが出てくる。照明も青っぽく、「PHONON」っぽい。ヒラサワの歌声も音源以上のもので、サビの吐息混じりの歌唱は色っぽい。間奏は沁みました。ライブ会場でこれが聴けるなんて・・・・、ホントに嬉しい。

8 スノーブラインド
 レアな曲がきましたね。このタイミングで「スノーブラインド」か・・・・。これまでの曲と異なり、静か~に始まるから、しばらくの間何の曲か分からなかった。確かに原曲にも入ってるけど、一番最初の「♪あ~あ(↑)~~~あ(↑)~あ(↓)~」の歌声、ライブでヒラサワが実際に歌うのだが、明らかに原曲よりも声量が大きい(というか原曲だとボリュームが抑えられている)し、あまりに声が綺麗だったから、神々しさが増して、違う曲に聴こえてしまう。まあこのあたりで、あ、この曲だ!と気づき、おなじみの名状しがたいイントロが流れてきて確信したのだが、イントロが流れても、どうもフロアの反応がよくない。この曲、認知度が低いのだろうか。それとも、私みたいに『え、この曲やるの!?』と思い、意表を突かれてハッとしてしまったか。この曲は、ひたすらヒラサワの歌声に聞き入る時間。飛び跳ねる人も嬌声を送る人もいない。モニターにも雪が降り、照明も真っ白。こういう時間も、なんだか物凄く「PHONON」っぽい。なんとなく、前日から核P要素の方が強い印象だったので、やっとこういう平沢進らしい空間ができたなと感じた。

 演奏後、モールス信号が鳴り響く中、例の謎メガホンを掲げる二人。メガホンに模様が出来ているように感じるが、前日もこんな感じだったかな?メガホンを望遠鏡のように覗いて、観客の方も観察していくが、観客の中に、自分が見られていそうな時に、彼らに向かって手を振る人の姿が(笑)。たぶんあのヒラサワさんのことだから、覗いている方の目は閉じてるかもしれませんよ(笑)。テスラコイルを突っついて起動させ、放電音と水しぶきの音で奏でる曲は、


9 アンチモネシア(「HYBRID PHONON」Ver.)
 これホント切ない曲ですよね。テスラコイルの放電音と核P-MODEL曲が全体的に持つディストピアSF風の世界観と、やさしい水しぶきと歌詞の太古性、神話性が対照的だが、それらが合わさることで、こんなにも切なく胸を締め付ける音楽ができあがるのか。PEVO1号は黙々と確実に突くのに対し、ヒラサワは少したどたどしいまま。こうやって並んでいるのを見ると、かなり身長差あるよなーと思う。

10 庭師KING(「LIVEの方法2」Ver.)
 誰かが大地を耕す音が聴こえたら、それが庭師KINGだ。会場が再び熱気を放つようになる、人気のアレンジだ。今回のライブはハイライトとなるシーンがありすぎて困る。個人的に、いつもこの曲に元気づけられているし、今後さらに頑張らなきゃいけなくなるから、このタイミングでライブで歌ってもらえると、激励されるようでなんとも嬉しい。相変わらず美声の「♪ヘーイヤイー」演奏中にヒラサワは舞台裏の方を見ていたが、何があったのだろう。

11 脳動説
 やっぱり入れてきた「現象の花の秘密」曲。やっぱりライブでの定着を目論んでいるのか!?この曲は「PHONON 2555」でも披露されているから、同アルバムでいちばん演奏されている回数としては多くなる。にしても、白髪で白衣で「脳動説」なんて歌ったら、完全にマッドサイエンティストだよ・・・・。意外にも、レーザーハープ捌きが慌ただしい。

12聖馬蹄形惑星の大詐欺師
 へ~、これも固定なのか。二人がギターを担ぐ時点で、この曲だなと分かる。一曲の中で照明がコロコロと変わる。昨日に引き続き、“血の色”ピンクに染まるヒラサワが印象的だった。

13 Big Brother(「LIVEの方法2」Ver.)
 何かの起動音が聞こえ、二人がステージ前方の核Pブースに下りてくる。「庭師KING」が固定されるなら、同じアルバムに収録されているこの曲も固定されるだろう。この曲をキッカケに馬骨になる人が多いくらいの人気曲であるし、まずアレンジが超絶かっこいいから、ライブの中でも屈指の盛り上がりを見せる。出囃子部分の際に、ヒラサワはギターをチューニング。昨日「ヒラサワのチューニングです。」というMCで盛り上がったが、ここにきてナチュラルにチューニングしちゃってるよ!本来の出だしの前に、一回イントロを弾く。なんか不服そうな顔をしてたが、あれ、出だし間違ったわけじゃないよね?ね?その後の演奏は滞りなく進み、「♪連呼せよさあ思慮は今罪と知るべし」のパートは完全にアヤしい集会。ツイン・デストロイギターもビシっと決まり、最後はギターを耳元に立てるポーズ。

14 Parallel Kozak(「HYBRID PHONON」Ver.)
 ハイパー声休めタイムである。今回のライブでは曲中盤に新パートが挿入されているが、よく聴くとこれ、フルヘのイントロじゃん!すでに次の曲へのフラグが立っていたとは・・・・。これも「HYBRID」と呼ばれる由縁か。

 てなわけで、今日もヒラサワさんに頑張ってもらいましょう!


15 フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ 2005
 シームレスにイントロが流れて、馬骨は大盛り上がり。さあ、楽しい楽しい手拍子タイムだお!この曲の手拍子は単純に見えて、意外と難しい。「♪も~ぉ~」の後の手拍子はカンタンだが、「♪へ~えぇえ~えぇえ」の後は、手拍子をするところとしないところがあるから注意が必要だ(実際間違って叩いちゃう人いたし)。昨日より苦しそうに見えたが、かつてのように「えっほ!えっほ!」となる失態は決して見せずに、最後は「トーキョー・ビストロン」の時を彷彿とさせるフルヘッ!ポーズを1号さんと二人でキメ!

16  Black In White
 フルヘ後の曲が気になっていたが、例のガムランが流れてきたので、ここの枠も固定だと知る。次の「パレード」とのつなぎの兼ね合いかな。にしても、フルヘのあとにこの曲は死ねるww最初のメロはやっぱりキツそうだけど、サビのファルセットはCD以上に綺麗に歌っていましたよ。ホントに歌うまいんだなー。

 演奏後に、例の不吉なガムラン、そして軽妙な弦のリズムが刻まれる。二人がレーザーハープの後ろにつくと、おなじみのあの不気味なイントロが聞こえ、その音がどんどん大きくなっていく。恐怖のパレードがやってきた・・・・!


17 パレード(「HYBRID PHONON」Ver.)
 モニター映像凝ってたからな、これは替わらないよな。今監督の誕生日に聴く「パレード」。17曲目なのは、「パプリカ」で言うところの「いわくありげなセブンティーン」ということか。改めて聴くと、よくできた歌詞だよなー。「地に落ちた道理の通り」「ユートピアのパロディ」「頼みはSSRI」など、詞の背後に潜む世界の恐ろしい姿が見え、それでいて語感がいい。間奏でテスラコイルが黙々と働く光景は、ライブ終盤ということもあってか、なんだか切ない。サビで一気に音圧、照明が華やかになる。

18  Kingdom(「SWITCHED-ON LOTUS」Ver.)
あ、これも固定なのね。冒頭で期待してた曲をやるとしたら、ここだろうと踏んでいたので、少し残念かな。でも滅多に聴けないこの曲が、二日連続で、しかももちろん生で聴けるというのは、大きな幸いである。イントロでステージ上の照明はすべて真上に伸びていたが、その光はどこを差していたのだろうと考えると、目頭が熱くなる。ヒラサワはたくさんの曲を歌っているけれど、“昇天度”でいえば、この曲のこのアレンジはトップクラスだと思う。

 演奏終了後、聞きなれない弦音楽が流れ、その合間合間に「ダン!ダン!ダン!ダン!」と激しい轟音も響く。そんな中、レーザーの後ろでギターを担ぐ二人。初日にはなかった流れである。日替わり曲には違いないが、この導入では、何の曲だか判断がつかない。何だ何だと戸惑う馬骨たち。すると、突然あの印象的すぎるイントロが聞こえてきた。なんだ!この曲だったのか!


19 TOWN-0 PHASE-5(「HYBRID PHONON」Ver.)
 なるほど、言われてみれば、あの導入はこれっぽかったわ(笑)。本編ラストを飾るような人気曲の中で考えても、これは妥当な選曲。なんとなくコレも「PHONON」のイメージが強いんだよなー。今回は「♪インヤぁ~」のパートで、ギターの旋律を入れるという大きなアレンジが加わっていた。また、Aメロのバカコーラス部分では、二人はレーザーハープを弾くついでに、身体正面を上手側を向くようにして、右手を指先までビシッっと伸ばすポーズを取る。ちょっとエントロピー!ポーズに似てますね、コレ。そしてこれにすぐさま呼応する馬骨の適応力すごい。間奏ではまたしてもツインギターソロを披露。かっこいいです。これも好きな曲だったので、満足だ。「HYBRID PHONON」二日目も、本編は華やかにフィナーレを迎えた。演奏後、ちょっと手を挙げてからハケるヒラサワ。

 しかし、二人への歓声は止まらない!

 しばらく馬骨を焦らしてから、涼しげに再登場する二人。涼しげなわけは、またしてもさりげなくライブグッズの扇子で扇いでいたからだ。1号さんに至っては、仰がずに扇子を広げて聴衆に見せつけるというさりげなさ。レーザーハープの後ろにスタンバイし、おしゃべりもせずにアンコールへと。


20 救済の技法
 これアンコールか!一気にヒートアップするフロア。ステージは赤い照明に照らされる。この曲から発せられるエネルギーってすごいよね。


 演奏終了後、場内が暗くなった中、ずっと突っ立っているヒラサワ。一向に次の曲が始まらないので、なんとなく歓声を送る馬骨の皆さん。「しゃべってー!」とか好き勝手なことを言うが、私に至っては何の脈絡もなく「還暦おめでとうございます!」と言う始末。

ヒラサワ「失礼いたしました。ここでMCする段取りでしたが、つい仕事に一生懸命になって(忘れて)しまいました。」

ホントかなあ?

ヒラサワ「今年の寒い時期にライブをしました核P-MODELですけれども・・・・、デビュー9年目にして、3回目のライブをするという・・・・実にけしからんことで。」

けしからん!にしても、今回のライブ、「平沢進×核P-MODEL」ということだったが、ヒラサワ的には核P-MODELとしてステージに立っているのだろうか。

ヒラサワ「核P-MODELのライブに協力してくれる・・・・、あー別のプロジェクトでは、私の、同僚に近い存在です。PEVO1号です!」
1号さん、サイン波攻撃!
1号さんの人気に嫉妬ww

ヒラサワ「えー、PEVOはCDを出しまして・・・・、物販(強調)で売ってますけれど、シングルを出しまして、このあとフルアルバムも出ます。私・・・・ヴォルキス・プロラデュークも、3曲ほどギターを演奏しております。」
馬骨「おおーっ。」
ヒラサワ「これがまた、コピーしづらいギターになっておりまして・・・・(苦笑)。何卒よろしくお願いします。」
(((大拍手)))

ヒラサワ「えー、では最後の曲です。」
馬骨「「「えーーーーーー!!!」」」
ヒラサワ、ちょっと変な動きするけど、無視。


21 白虎野
 おお!今監督の誕生日にオーラス「白虎野」!これは否が応にも、監督を意識しちゃいますね。照明の華やかになる。ヒラサワの歌声は音源以上とか言ってる場合じゃないくらいに、美しく、素晴らしい。ベトナムの白虎油田にあやかったヒラサワ流の人間賛歌で、望みを持ち続ける人々のエネルギーに包まれるように、ライブが完結する。初日に続いて、この日も最後の最後まで満ち足りた気持ちになる。ヒラサワ「どうも。」で退場。PEVO1号は大きく一礼してハケていった。




 いやー、二日目もいいセットリストだった!ヒラサワのMCでも感じたことだけど、今回の「HYBRID PHONON」は核P-MODELの要素が強く思えたが、この日演奏された「帆船108」「スノーブラインド」そして「TOWN-0 PHASE-5」で、私の中では一気に「PHONON」っぽさが増し、二日目はヒラサワソロとしての印象も少しは感ぜられるようなライブになったと思う。初日が力で押すような感じだったが、やはり「帆船108」「スノーブラインド」で選曲に幅が出てきて、私個人の満足度としては、僅差でこの日の方が高いかなーって。

 あと、印象的だったのは、開演前に近くの人のスマホの画面が目に入った(覗き見たわけじゃない。目に入ったのだ)が、twitterで「知らない曲もあるけど、ノリで楽しみます!」みたいなことをつぶやいてる人がいたり、終演後に友人に「白虎野」と「白虎野の娘」の違いという、なんとも今更なことを語っている人がいたり、結構、ヒラサワに出会って間もない、若い世代の馬骨の姿(私もこの部類に入るのだが)をよく見かけたことだ。前回の核P-MODELライブ「パラレル・コザック」から、フロア前列のモッシュが話題になったが、こういうライブの楽しみ方をする若年馬骨が増加しているのかもしれないなんてことを考えるようになった。
 でも、過去のライブ映像を見ると、観客、結構揺れてるよねえ?このタイミングでモッシュが話題になる理由が見当たらない・・・・。私としてはこれくらいの揺れはモッシュとは言わないのだけれど、ライブ中に気分が悪くなっている人もいたみたいだし、私の周辺にはいなかっただけで、他のエリアではやたらな動きをする不届き者がいたのかもしれないな。そういう奴は正直ライブにこないでほしいと思うけど、一方で、フロア前列にいくことのリスクも考えるべきだと思うな。前情報でフロア前方に小モッシュが発生したことをおそらく知っていただろうし、それであえて前の方に飛び込んだのなら、多少の激しい運動は覚悟の上で臨むべきであろう。ライブで重要なことは、きちんと自己管理を行うことと、他人に迷惑をかけないような節度を持つことである。


三日目

 三連休最終日はなんとなく自宅にいたいと思い、チケット申し込みの時点で、平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」三日目については不参加を決めていた。しかし、最近のヒラサワライブにはUstrem配信という、自宅組にはたまらなく嬉しいサービスがある。全日SOLD OUTのライブを自宅で、しかも無料で観ることができるのだから、これは物凄く贅沢なことである。

 夕食を済まして、程なく時刻は午後6時30分。平沢進×核P-MODEL「LIVE HYBRID PHONON」三日目の開演である。

 初日、二日目は会場にいたため、今回のUst配信がどんな感じなのかは、最終日で初めて分かったのだが、今まで観たインタラクティブ・ライブ「ノモノスとイミューム」、核P-MODELライブ「パラレル・コザック」の時のそれとは、明らかに画質音質のよさが桁違いである。タイムラグもないし、ノイズもない。動きもスムーズ。一つのライブでも最終日が近づくにつれて、配信の具合がよくなるということがあったが、それはUst配信のスタッフさんの努力によるもので、今回のこの良質な配信もそのスタッフさんたちの努力が実った結果だと言えよう。

 カメラのアングルだが、フロア前方上手側から、ヒラサワの立つ下手方向を見上げているような角度であった。角度的に仕方ないことだと思うが、PEVO1号さんが見切れたり、完全に姿が見えなくなってしまうようことが多かった。また、カメラはスモークが噴出される場所に極近であったため、最初は大量のスモークで何も見えなかった。

 配信が開始された時、会場ではすでに出囃子が流されており、それから間を空けずに平沢進とPEVO1号、核P-MODELの二人が登場。スモークが晴れたら、いきなり二人が例の謎メガホンを担いでいたからちょっとビックリした(笑)。テスラコイル起動、モニターの映像の充填など、昨日一昨日、その場で自分の目で観た光景を、自宅のパソコンで観るというのは不思議な体験である。


1 アンチ・ビストロン(Mecano Ver.)
 流石に三回も聴くとなると、このアレンジにも馴染んできた。この配信で思ったのだが、イヤホンを装着して観てみると、会場では聴けなかった細かい音にも気づくことが出来る。まあ、会場と言っても、音のいい後ろの方だと聞こえたのかもしれないけれど、私が位置取っていたのはフロア前方だったため、ずっとスピーカーから流れる爆音のシャワーを浴びていたので、こういう曲の作り込みまでは聴き取ることができなかったのだ。

2 SPEED TUBE
 二曲目はP-MODEL曲枠と踏んでいて、最終日は何が来るかなと楽しみにしていたが、ここにきてついに名曲「SPEED TUBE」が演奏されるとは!手堅く「ENOLA」かなと思っていたので、これは会場にいた人たちが羨ましい。たしか「トーキョー・ビストロン」の一曲目ってこれだったっけ?アレンジは特にない。

3 Gipnoza(「パラレル・コザック」Ver.)
 やっぱりここは三日間固定、ライブでの盛り上がりが異常な曲。配信の方がギターの音などもよく聞こえる。ライブ会場よりも音のいい配信って・・・・。

4 排時光(「パラレル・コザック」Ver.)
 四曲目は日替わり核P-MODEL曲枠。前の二日間は「暗黒πドゥアイ」「パラ・ユニフス」と、比較的激しめの曲が演奏されたが、三日目はどこか陰湿で禍々しいこの曲が歌われた。この選曲は少し意外に思った。やっぱり最初は調子の悪いヒラサワのMIDIギター。何度もエフェクターを踏み踏み。ギターソロは交互に弾くが、「パラレル・コザック」の時のように、新パートが挿入されている。Good Morning Human 汝光なり。

5 それ行け!Halycon
 ここも全日程固定。配信でもモニターの映像がよく見え、無事に動くハリコンも認めることができた。この日はモニターを中心に見ていることにしたが、ハリコンのアニメーションは単調なものじゃなくて、結構バリエーションがあったんだな。

 演奏終了後、レーザーが点灯し、ヒラサワソロ曲コーナーが幕を開ける。やっぱりここでも見切れてしまう1号さん。1号さんは犠牲になったのだ・・・・。


6 Nurse Café
 三日間通しで、ヒラサワソロコーナーは華やかにこの曲からスタート。観客の「ナース・カフェへ!」の合唱がよく聞こえました。

7 脳動説
 あれ?「脳動説」この日もやるんだ!初日二日目で考えると、ここが日替わり曲の枠かと思ってたのだが、そういう“枠”など最初からなかったのかもしれないな。となると、二日目にこの曲が演奏されていた「庭師KING」の後に何がくるのか気になってくるし、そもそもこういう“枠”がなければ、いつ日替わり曲が歌われるか分かりづらくなる。肝心のヒラサワの歌唱はこの日も流麗。ファルセット絶好調でしたね。昨日と同様に、最初のサビは「♪こっ!っとな~きを~~え~~~た~~~」と、「こっ!」を強調していた。相変わらずレーザーハープ捌きが忙しい忙しい。

8 王道楽土
 ほおぉ~、この曲もやるんですか。初日と最終日に披露ということであれば、ひょっとすると、今回のセットリストは三日間の固定曲と、二日演奏される曲と、一日だけ披露される曲で構成されているのかもな。モニターには炎が上がるけど、これサビで高さが上がるのね。照明も真っ赤で、物々しい雰囲気だというのが、画面越しからでも伝わってくる。

 ここで小芝居タイム。モールス信号と風の音を聞きながらの例の謎メガホンを使ったパフォーマンスであるが、このメガホン、なんか汚くなってないか?どういう意味合いがあるのだろう・・・・。


9 アンチモネシア(「HYBRID PHONON」Ver.)
 テスラコイルの放電音と水しぶきの音がなんとも言いがたいやさしい哀愁を放つアレンジ。Twitter上で馬骨有志により、この二人がメガホンでテスラコイルの根元を突っついてしぶきを上げるパフォーマンスは、「テクノ湯もみ」と命名された!

10 庭師KING(「LIVEの方法2」Ver.)
 Twitterを見てみると、初日二日目ではこの曲で必ずノイズが出るという噂であったが、それは本当だった。なぜか出囃子部分からノイズが出現しだした。それは歌いだしにまで影響し、ノイズがビリビリいいながら「♪ヘ゛ーイ゛ヤ゛イ゛ー」となって、思わず笑ってしまった(笑)。そのノイズは途中で収まり、無事に美声の「♪ヘーイヤイ~(ビブラート)」も聴くことがかなった。配信でも素晴らしい歌唱力。最後はレーザーハープを「デン!デン!デン!」と三閃して決める。

11 帆船108
 「庭師KING」終わりに演奏される曲が気になっていたが、二日目にも演奏されたこの曲が、「脳動説」と曲順を入れ替えるように披露された。これも二日演奏される曲なのだろう。ここでもヒラサワの歌声は見事である。サビの歌声がやさしく、かつ少し色っぽい。

12 Astro-Ho! Phase-7
 お!ここで日替わり曲が登場。しかも再び「現象の花の秘密」から!「排時光」も演奏されたし、今日はなんか薄暗くて胡散臭い曲が目立つなあ。この曲はライブでのベンチャーズ風のテケテケギターに注目だ。サビのギターもどこかレトロな音色。これ、弾くの難しそうだよなあ。間奏とかヤバいだろ。

13 Big Brother(「LIVEの方法2」Ver.)
 再び会場のボルテージを最高潮にまで上げる人気曲が、三日間通しで披露される。サビの1号さんのギターがかっこいいんですよ。「♪連呼せよさあ思慮は今罪と知るべし」のパートは照明が赤くなり、完全にアヤしい集会の様相。

14 Parallel Kozak(「HYBRID PHONON」Ver.)
 ハイパー声休めタイムである。直立不動でギターを弾く二人。次の曲への伏線も織り込まれているアレンジになっている。

 さて、それじゃヒラサワさんに頑張ってもらいましょう!


15 フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ 2005
 よく聴くと、「Parallel Kozak」終わりのブレーキ→衝突音が、フルヘのイントロにも盛り込まれてるじゃないですかー!会場でも思ったが、なんかテンポ早くないか?こんなもんだったっけ?こんな簡単な手拍子で会場が一つになる。パソコンの前の私ももちろん手拍子を合わせる。三日間でいちばん辛そうに聞こえたが、しかし最後まで歌いきる。お見事です!

16 Black In White
 フルヘっ!から少し間を空けて(小休憩?)、演奏が始まった。フルヘ直後だから最初は苦しそうだったけど、次第にいつもの調子を取り戻し、この難関曲を綺麗な声で歌いきった。サビはもう圧巻である。これまたお見事です!

17 パレード(「HYBRID PHONON」Ver.)
 いわくありげなセブンティーン。「Black In White」からの流れは全日程固定。「Black In White」も「パレード」も、曲が始まる前に少し長めの導入を設けているのは、やっぱりこの流れのキツさを見越した曲間の小休憩のためか。

18  Kingdom(「SWITCHED-ON LOTUS」Ver.)
そして極めつけはコレね。「Big Brother」から本編ラストまでの、難関曲で一気に畳みかける流れには圧倒される。白い照明とヒラサワの歌声で、神々しいステージが出来上がり、twitterで昇天してしまう馬骨が大量発生(笑)。本編ラストの曲は、もちろん次の曲になるのだが、今回のライブのクライマックスはやっぱりこの曲に思えるんだよなあ。

19 救済の技法
 本編ラストは初日と同じくこのラスボス曲で。今度はtwitterで昇天から救済される馬骨が大量発生(笑)。華やかというよりは、力強く、聴く者を圧倒するように締めくくる。最後は照明でチラ沢となり「ありがとう。」と言ってハケる。

 しかし、二人への歓声は止まらない!


 歓声に後押しされるように、再び登場する核P-MODELの二人。例によってさりげない扇子アピールをしている。ヒラサワ、扇子を1号に手渡すと、1号はそれを上に掲げてこれまたさりげないアピール。レーザーハープの後ろにつき、ギターを担ぐ。この時点でアンコール一曲目はアレだなと分かるわけです。そして二日目に私を戸惑わせたアレンジ・イントロが流れ始めた。


20 TOWN-0 PHASE-5(「HYBRID PHONON」Ver.)
 何の曲か分かっている状態で聴いてみると、確かにあのアレンジはこの曲の流れだわ。やっぱりギターの調子が悪いヒラサワ、ツインギターソロの時に立ち位置とエフェクターの間をうろうろとしている。Aメロのバカコーラスに合わせて手を挙げるポーズは、これからライブの定番となるか!?

 核Pブースに降り、そして馬骨へのご褒美(餌)、MCが始まる。この日東京は台風の影響が懸念されていたので、ヒラサワもこれを気遣う。

ヒラサワ「お足元の悪いなか、ご来場いただきありがとうございます。えー・・・・遠方から来ていて今日帰れない人。(挙手―!)」
馬骨「「はーい!」」
ヒラサワ「うん、帰れ。」(←「帰るな。」だったかもしれない)
馬骨「「「キャー!!」」」
おかしくねえか?コレww

ヒラサワ「来れなかった人は・・・・いないから聞いてもしょうがないか。」
(自宅組「「「はーい!」」」)

ヒラサワ「またしても、松村師匠からチューニングをするように言われたので・・・・、チューニングしながらMCをします。前回の核P-MODELのライブから協力してくれてる・・・・。」
馬骨「「「1号さーん!!」」」
ヒラサワ「紹介します、PEVO1号です!」
1号さん、サイン波攻撃。
1号さんの人気に嫉妬ww

ヒラサワ「PEVOは、アルバムに先駆けてシングルを出してます。アルバムでは私もギターを弾いてます。PEVOのアルバムをお買い上げください。」
ただの宣伝(笑)

ヒラサワ「では最後の曲です。」
馬骨「「「えーーーーー!!!」」」
ヒラサワ「(無視して)・・・・Timeline(ボソ・・・・)」
馬骨「「「うおおおおおおお!!!!」」」


21 Timelineの東
 やっぱりこの日、そして今回のライブ全日程のオーラスはコレ!本当に華やかなエンディングにぴったりな曲だ。「♪道を東へ~」のところで、「パラレル・コザック」の時のように、ギターをツイッと立てる動きを見せるが、配信映像で見ると、この際のヒラサワののけぞり具合が面白かった。馬骨待望のマイクスタンドこすりつけ奏法も爆発。最後まで満足度、充実度の高いライブだった。




 こういう高品位なライブを自宅で配信で観れるのは物凄く嬉しい。TwitterのTimelineを追いながら見るのも、また違った楽しみ方だ。だって、明らかにあそこでやってるのはただの馬骨大喜利大会なんだから(笑)。
 初日はラスボス曲だらけの圧倒的なセトリ、二日目はレア曲もあった幅の広い「PHONON」的なセトリ、最終日は薄暗く胡散臭い曲の目立つセトリと、三日間でだいぶ印象が変わるが、どの日程も充実している内容で、見どころも多く、満ち足りた気分で終わった。『馬骨でよかった』、「LIVE HYBRID PHONON」は素直にそう思えるライブだった。









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  1. 2014/10/21(火) 19:13:34|
  2. 平沢進
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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

日常系赤面ブログ「野良犬の生活」を応援していただきありがとうございました

「野良犬の生活」の物語

 はじめましての皆さんへ

長い間ありがとうございました

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