野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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The Paradise Line




 私が、旅行やその他の用事でひとりで電車に乗っている最中は、必ず愛用のウォークマンで音楽を聴いて過ごしている(車内が混んでいる時など状況次第では控えるが)。電車に乗っている時にずっとイヤホンをつけている、ということをあまりよく思わない人もいるかもしれないが、私は好きだ。お気に入りの音楽があれば、旅モードの気分はもっと軽やかに、そして鉄道で過ごす時間はもっと豊かになっていくからだ。風情のあるローカル線などを走っている時はなおさらのことで、イヤホンから流れるBGMがなかったら、おそらく旅の楽しみが半減するに違いない。たぶん先ほどの「電車でイヤホン」問題は、都会のリアリズム溢れる忙しい路線についての話なんじゃないかと思う。私もそういう利便性だけを求められている電車に乗る時は、音楽は聴かない。これはあくまで、旅情を醸している鉄道だけに限った習慣なのだ。
 ウォークマンから流す曲は、退屈しのぎの味気ないランダム再生ではなく、完全に『これが聴きたい!』と指名して聴いている。音楽は、乗車中の退屈を紛らわす(そもそもあまり退屈というものを感じないのだが)ためじゃなく、旅中の雰囲気をもっといいものにしたいから聴くのだ。だから、音楽であれば何でもいいというわけではなく、その時の気分や目に入った景色に合わせて、『これが聴きたい!』という曲を選んで流している。そうなると、基本的にウォークマンは手の中に握っているか、外に出したままにしていつでもすぐに操作できるようにしている。はっきり言って落ち着かない。
 『選んでいる』とは言っても、実際は、聴く曲はだいたい決まっていて、いつも同じようなラインナップになってしまうのがほとんどだ。鉄道で聴く用のプレイリストも作っているくらいである。演劇関連、ゲーム音楽、はたまた昔の映画の挿入曲と、ジャンルとしてはいろいろあるが、どれもこれもあまり激しくなく、陰湿で薄暗くもなく、どちらかといえば耳に心地よいアコースティック系で、それでいて陽だまりの中にいるような暖かさを感じる曲ばかりである。旅の途中なのだ、せっかくだから楽しく、豊かな気持ちでいたい。普段はハードロックやハードコア、パンクの類も好きだが、流石に旅行中は聴きたくないし(苦笑)。また、実を言うと、私の最も愛するアーティスト・平沢進の楽曲でさえも、旅の最中はあまり聴かない。どの曲が良くてどの曲がダメなのかは、実に微妙な基準で直感的に選んでいるのであるが、まあ、キーワードは「心地よさ」と「向陽性」であると言っておこう。
 具体的に挙げてみると、最近だとシルク・ドゥ・ソレイユ作品の「OVO」のサントラが、他のアルバムだとXTCの「Oranges & Lemons」が気に入っており、よく聴いている。単曲で言えば、「夏の魔術(原題:Summer Magic)」という映画の挿入歌「On The Front Porch」や、HOW MERRY MARRYの「僕にできること」、音楽ゲームのギターフリークス/ドラムマニアの楽曲であるThomas Howard Lichtensteinの「STOP SPINNING ME IN CIRCLES (New Version)」なんかがよく聴く曲だろうか。あと、ポンキッキーズの歌の「さあ冒険だ」もお気に入りだし、そうそう、Electric Light Orchestraの「Twilight」も忘れちゃいけない。だって「電車男」だし(笑)。日が落ちてきた頃には、中孝介の「君ノカケラ」やスフィアの「Hazy」で、しんみりするのもいい。
 ・・・・なんて、このまま鉄道で聴く曲のラインナップを紹介していたらキリがないが、最後に一つ、鉄道の旅だからこそ、とりわけ大きな意味を持つ曲を、一つだけ紹介したい。列車が出発する時、私が数あるお気に入りの中から選んで、いつも一番最初に聴く曲なのだが、それこそがこのレポート(赤面)のタイトルにもなっている、「The Paradise Line」なのである。ひょっとすると、曲名からピンときた人もいるかもしれないが、「The Paradise Line」はファミコン用ゲーム「MOTHER」のサウンドトラックに収録されている曲だ。「MOTHER」のサントラは一般的なゲームのサントラと趣向が変わっており、ゲームのBGMに歌詞をつけて少しのアレンジを加え、一つの洋楽曲にしたものを集めているのである。ファミコンゲーム特有のピコピコ音から、あれだけの良曲たちを創り上げたのは全く見事としか言いようがなく、このアルバムは今のところ、私の生涯通じての名盤の最有力候補になっている。
 「The Paradise Line」とは、本来はゲーム中で主人公が乗る鉄道路線のことを指すが、サントラ版の歌詞を考えてみると、ゲームの世界を離れ、また違った場所にある空想の路線としての「The Paradise Line」のことを歌っているように思える(あくまでの私の印象で、本当はやっぱりゲームの「The Paradise Line」の歌なのかもしれないが)。歌詞や曲調からは、鉄道旅行の楽しさがまっすぐに伝わってきて、それだから私の鉄道旅行にも欠かせない曲になる。また、「The Paradise Line」という架空の路線は、各地に実在する、美しく、乗るだけで至福を感じる鉄道路線たちを象徴しているようでもあり、「パラダイス線」という言葉の響きだけでも、胸がドキドキする。だから、列車での旅の最初は、毎回この曲を聴いているのだ『ひょっとすると、今から走るこの路線が「パラダイス線」なのかも。』という、これから始まる旅への期待を込めて。










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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
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Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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