野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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疑問

今回は趣向を変えて、私の脳髄に生まれた疑問を人知れず発表してみようと思う。
不快に思ったり、退屈になったなら読まないでほしい。


さて、私共は今現在、産婦人科等の授業を受けている。
私は堕医学生だが、授業には出る。授業中の大半は何をやっているかは聞かないこと。


婦人科の疾患の治療の選択の際、患者の拳児希望の有無というのがどうしても関わってくる。
そりゃそうだろう。とても大事な事。疑う余地なし。
私はそう思っていた。

が、しかしだ

確か胚細胞性腫瘍についての講義を受けている時だったと思う。
この腫瘍の初回治療は手術を行うのだが、
患者の妊孕性温存の要不要(「不要」は語弊があるか?)で術式が変わるのだ。

先生の話
「胚細胞性腫瘍は若年者に多発で、幼児期にも起きちゃうので、手術する時は、将来の事がありますから・・・。」


その時頭の中で何かが弾けた。

「?」

どうして、女性は妊娠しなくちゃいけないんだ?



・・・、いや、無知シチュという訳ではない。

どうして、胎児は母体内で育てるべき(あるいは、「育てるしかない」)
という考えが当たり前のように存在しているんだろう。

あ、そこの人逃げないで。

純粋に疑問に思っちゃったんだから仕方がない。
私はサイコパスじゃあない。
マッドサイエンティストでもない。

なんとなく、そういう一つの考えが強く固定されているのに疑問を感じた。

だって、分娩って辛いんでしょう。
妊娠したら、様様な制限がつくし、運動もし辛い。
ある意味、QOLが低下している状態と言えなくもない。これはひねくれすぎかだったか。

たとえば、
たとえば、母体外で胎児が育つ技術があったらどうだろう。(技術という表現は自分でも、嫌な気持ちがする。)
腹が膨れず、産みの苦しみも経験しなくて済むことが可能だったらどうだろう。

特殊な液体で満たされた透明培養カプセルの中で育つ胎児。
どこのSFだ。

ううっ・・・、そんな非現実的な光景を想像したら、中中の嫌悪に耐えられない。

現在そのようなシステム(システムという表現も嫌だ。)は当然ないから、
選択肢がないし、そりゃ考えが一つという状況になるに決まっている。

しかし、もし、実現したらどうだろう。

体内に命を宿すことを拒否したい母は現れるかもな、と思う。
なんとなく。
それこそ、考え方は人それぞれだから。

女性の妊婦願望はどんなものだろう。
私は男だから、女性がどれほど妊婦願望があるか、よく分からない。
それほど、妊娠というのは大事な事なのか。
なんとなく大事なんだろうなとは思うが。

クラスメイトS(male)が言うには、
「手紙は手で書いた方がいい、みたいなもの。」だそうだ。
なるほど。

機会があったら、クラスメイト(female)に聞いてみよう。
これはセクハラにはならない・・・よな。


ていうか、よく考えれば、母体外での胎児発育なんて、生命倫理の観点でNGだろう。

尊い生命誕生の聖域。
ヒトの動物たる最後の所以。


・・・いや、でも、受精はコントロールしてるはずだ。
人工受精。体外受精。
生命誕生の第一段階、理性ある人間でもどうしようもない動物的宿命のコントロール。

これも倫理的にアレがナニな様に思えるが。
結果が大事で、過程は軽視していいと?
なんか違うような。

さてはこれもPTAの差し金か?

冗談です。

これらは不妊治療で成果を挙げているけど、

でも、それって「仕方がないから」やってる側面というのはないのだろうか。
それしかないから。そうするしかないから。

仕方がないから、倫理を突っ切る。
そういうことなんじゃないか。

それでいくと、先程のマッドなアイデア、母体外胎児発育も
実現したときは、仕方がないから、やってしまうこともありそうだと思う。
(仕方なくそれをやってしまう、理由はなんなんだろうか)





ええと、ダラダラと、バラバラな文脈で発表をお送りしてきたが、
誤解しないでほしい。
私は母体外胎児発育を推奨したい訳では断じてない。
そんなもの実現してほしくない。
それと、不妊治療について、否定的な事を綴っていたような記憶があるが、
それも嘘。
こういう考え方もあるんじゃないかということをただ挙げただけで、自分の意見ではない。
実は私は不妊治療に関しては「いいぞもっとやれ」的なスタンスである。
だから、いいぞもっとやれ

それと、
いつか(「もし」じゃないところがミソ)私にも嫁ができたら
自分たちの子どもは絶対嫁に産んでほしい。
二人で覚悟をもって子どもをつくりたい。
そして分娩に立ち会って、号泣したい。
かつて、両親がそうしたように。
祖父母がそうしたように。

私は古風でロマンチストなのだ。(いいから鏡見ろ


あくまで、疑問は「どうして考えが一つに固定されているのか」「もっといろんな考えがあってもいいんじゃないか」
ということになるからして。
是非誤解しないでほしい。

だって、物事はすべて中立でしょう?



最近暑くなってきた。
必然、窓を開ける時間も長くなる。
窓と網戸の隙間から入ってきたのであろう、小さな虫たちが部屋にいることも増える。
こうして私が発表している時にも、机に偶然着陸した小虫を、私は躊躇いなく潰す。殺す。
その後少しだけ自分が嫌になる。
命ってなんなんだろうなあ。






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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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