野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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新津鉄道資料館(新潟を遊びつくせ!2)

 新津駅は信越本線、羽越本線、磐越西線という三路線が乗り入れている。かつては新津機関区(現新津運輸区)や国鉄新津工場、扇形の操車場なども有し、鉄道貨物および旅客の要地として機能していた。他に新潟鉄道学園などの鉄道関係の機関も所在し、鉄道に携わる人々が多く住んでいることから、いつしか新津は「鉄道の街」と呼ばれるようになっていった。
 一九八三年(昭和五十八)、地元の元国鉄職員や鉄道愛好家の「鉄道文化を後世に遺したい」という意思の下に開館したのが、新津鉄道資料館である。開館当時、新津駅の南西に位置していた資料館は、その後旧新潟鉄道学園の跡地に移転し、さらに昨年のリニューアルオープンを経て、今のかたちに収まっている。
 先日、この新津鉄道資料館を訪れる機会があった。私は鉄道旅行が好きな、俗に言う「乗り鉄」(のルーキー)であるが、こういった歴史関係にも、最近は興味が出始めてきた。

 入館する前にまず目を惹かれるのは、二○一四年(平成二十六)のリニューアル時に新しく加えられた屋外展示の、200系新幹線と、“貴婦人”ことC57系蒸気機関車である。こういった列車を駅のホームではなく、住宅地の真ん中で見かけてみると、その巨大さが際立って迫力が出てくる。この展示車両は実は入館をしなくても見るには見れるのだが、一層のフェンスが立てられていて、至近距離で見ることはできない。「細かい部分をじっくり見たいなら、入館料を払って、どうぞ。」と言わんばかりである。私は最初から入館するつもりだったけどな!
 地域のコミュニティセンターみたいな垢抜けない外観(200系をモチーフにしているのはお洒落!)とは裏腹に、館内は白色を基調にして、近代的に洗練されている。展示スペースは、①「鉄道の街」新津について、②鉄道の仕組み・歴史、③鉄道に携わる人々の仕事、④各路線について(メインは磐越西線だろうか)というように大別される。
新津駅開業は明治の時代にまで遡るが、往時の路線図や時刻表などの貴重な資料が多くある。近現代の駅時刻表もあるが、今はもはや珍しいものになった寝台列車の活躍が光る。かつて新津駅には、寝台列車あけぼのや、先日にラストランを迎えたトワイライト・エクスプレスが停まっていた。新幹線や空路の発達で、寝台列車の必要性は次第に薄まっていったようである。だが、旅における移動時間の短縮は絶対ではないように思ってしまう。利便性により消え行く風情。旅をするときまで、余裕を失ってどうするのだ。
 その後も、200系新幹線の“鼻”、蒸気機関車の“顔”など、普段まじまじと見ることのできない展示が並ぶ。特に、車輪などは見たくても見れないものだから見応えがある。また、奥の方には実際のパンタグラフが置かれてあるのだが、これを操作して昇降させることができる。私もやってみるのだが、昇のときはいいのだが、降のときにガッシャン!!と、予想していたよりも攻撃的な音が発生して驚く。参加型の展示としては他に鉄道シミュレータがあり、中央線を走っていた201系を実際の風景が映るモニターを見て疑似運転をすることができる。上京したとき、中央線はよく利用する(中野ブロードウェイに行きますので・・・・)が、にしてもどうして新津で中央線なんだろう。
 最深部から、ついに屋外展示に出ることができる。フェンス外からでも十分に大きかったが、こうして間近で見る列車はいよいよ巨大だ。屋外に展示されてるのは、東北・上越新幹線開業時に活躍していた200系新幹線K47編成の先頭車両、そして“走る貴婦人”ことC57形蒸気機関車19号車の二台。“貴婦人”は磐越西線を走るSLばんえつ物語(これは180号機)でも馴染み深いですな。
 最近の新幹線には奇抜化の傾向がある(特に東北)が、黎明期の車両はシンプルながらも、大きな鼻が特徴的な愛嬌のある顔立ちをしている。「できるかな」のゴン太くんに似てないですか?そういえば、こういうルックスの新幹線は社会科の教科書にもよく登場していたな。戦後日本の経済成長の証であり、これそのものがその時代の象徴であるかのようであった。いま私の目の前に、一つの時代がある。
 かつては旅客にしろ貨物にしろ、線路を走るのはすべて蒸気機関車であった。今だと、『何そのロマンあふれる時代!』と、魅力的に思うのだが、後退もできない蒸気機関車よりも、電気で走る列車の方が圧倒的に便利なのである。蒸気機関車が消えて行ったとき、いま寝台列車が次々と廃線するときと同じような悲しさがあったことだろう。最近は観光イベントや、各地の路線の目玉としてSLが復活することが増えたが、SLとは駅のホームで出会うことが大半で、このように隠された機関車両の下の部分や、車輪のすぐそばまで近づいて観察するなんてことはできたもんじゃない。何がどう作用するのかはさっぱり分からないが、滅多に見ることのできないものが見れて、これはいい経験である。
 私は鉄道に乗るのが好きで、実を言うと、歴史や車両の云々には大して明るくない。だが、鉄道資料館の展示には、そういう素人目から見ても貴重な、そして興味深いものが多くて、有意義な時間を過ごせたことに、大いに満足できた。


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シバケン-いかれたNeet-

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