野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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シルク・ドゥ・ソレイユ「OVO」仙台公演感想レポート

 いきなりだが、本編とは直接関係ないが私が読者諸賢にいちばん伝えたい、今回のテイク・ホーム・メッセージを提示しようかな、と思う。

 『上演中に子供が泣きだしたら、すぐさま劇場から出ること』

これ。これに尽きる。
 「子供相手に大人げない。」という話ではないのだ。
 音楽会にしろ演劇にしろミュージカルにしろその他諸々のショーにしろ、幼い頃から鑑賞をさせて、芸術に親しませるのは、とてもいいことだと思う。だが、その本番中に子供が泣き出す、ということは、子供はその作品の内容が少しも分かっていないということを示しているとは思わないだろうか。こうなってしまうと、理解とまでは及ばなくとも、直感的にその一端を感じとる、なんていうことすらできなくなるだろう。泣き出しちゃうということは、もはや生理的に「無理」ということのサインなのだ。悪いことは言わない。子供が泣き出したら、すぐに劇場から出なさい。子供が怯えてしまってかわいそうじゃないか。
 また、劇場には、他にも公演を楽しみにしてきた多くの観客が集まっている、ということも忘れてはならない。各々、自分の大切な時間やお金を、その公演に預けているのだ。その公演を、強い思い入れでもって、長い間待ち望んでいた人もいるかもしれない。日々の慰みに、劇場の中の“どこか別の世界”に浸ることを期待していた人もいるかもしれない。そんな人たちが上演中に、所帯染みた子供の泣き声を聞いたら、どう思うだろうか。これは正しく「台無し」なのである。繰り返しになるが、子供が泣き出すということは、公演の内容を全く理解していないということである。それは、例えば理性を失った酔っ払いが、本番中に突然奇声を挙げて騒いでいるのと何ら変わらない。
 たしか劇団四季は、公演中に子供が泣き出したら、すぐさま親御さんに声をかけ、客席とは別の小部屋に連れて行って鑑賞をさせる、という方法を取っていた。それは、子供の泣き声が、公演の妨げとなるからに他ならない。上演される作品の台詞、歌、音楽その他の演出、さらには劇場に漂う空気感や世界観などは、どれもクリエイターが丹精を込めて作り上げたものである。そこに、子供がひとたび泣き声を挙げるだけで、その空気感、世界観は一気に失われてしまう。誰もが、ちゃんとお金を払っているそこにいる「お客様」なわけだが、最高のエンターテイメントを提供してくれるカンパニーへのリスペクトは、持ち合わせて然るべきであろう。



 「Corteo」からおよそ五年。東日本大震災による「Kooza」のキャンセルというあまりにも辛い経験を乗り越え、ついに・・・・、
 ついに!シルク・ドゥ・ソレイユが!仙台に帰ってきたぁ!
 シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演最新作「OVO」の仙台公演を、先の大型連休の間に観に行った。「OVO」はすでに東京で二回観ていて、その時は『もういいかな・・・・。』なんて思ったものだが、またしても観るチャンスが巡ってきた途端に、どうしようもなく観たい衝動が湧いてきたのだった。初回はひとりで、二度目はクラスメイトと、そして三度目となる今回は、家族(両親、姉、小生)での鑑賞になった。
 ビッグトップが建つ会場のあすと長町は、前回の「Corteo」の時には何もない更地のような場所だった憶えがあるのだが、久しぶりに訪れてみると、数多くの商業施設や住宅、さらには新しい病院なんかも建てられたりして、見違えるほどの発展をしており、まずこれで驚く(どんな視点だ)。
 流石に三度目ともなると、ショーの鑑賞の他にしたいこともなく、開場から劇場の座席につくまではグッズを買うでもなく、フードに舌鼓を打つでもなく、特に何もせずに時間を過ごした。
 今回、私たち一行は、チケットの関係からど真ん中のエリア(D)と、横側のエリア(F)の二組に分かれて鑑賞に臨むこととなった。「OVO」は、「Ants」や「Flying Act」など、真正面から観られることを意識した演目が多くなっている。そのため、やはり真ん中の座席からショーを観るのが断然オススメなわけだが、そのいい席は両親に譲り、姉と私が横から観ることにした。私は前回、前々回と、続けて真正面の座席から観てるので、視点を変えてみたいところもあったのだ。実際、横からでも案外楽しめる。もちろん、見映えでは正面に劣るが、今作いちばんのキチガイ演目「Slackwire」や最終演目の「Wall」などは、横からステージの奥行きを把握して観た方が、なんだか分かりやすいように感じた(特に「Wall」)。
 今作の鑑賞は三回目。内容に変更はないだろうと、タカをくくって復習のつもりで、気負わずに観ていたが、ちょっとまて。演目変わっとるやん!第一部の中盤、「Love Duet」があったところに、新しく「Cerceau」という演目が入っていた。この演目が始まった瞬間の私の混乱をどう伝えたらいいだろうか。ひたすら『なんだこれ?なんだこれ?』と困惑をしていたような・・・・。この演目は、ステージ上空からつり下げられた輪っかを使った空中演舞である。「Quidam」にあったのと同じである。「OVO」は虫の世界を舞台としているだけあって、各演目もいろんな虫たちにあやかったものになっているが、これは、クモが演じているということになるのだろうか。ていうか「OVO」、クモ活躍しすぎでしょ~!
 三度目だから、余計にこう思ってしまうのかもしれないが、やっぱり「OVO」は演目として、ポイントのつかみづらいものが多い気がする。いつ拍手をしたらいいのか、どこがいちばんの見せ場なのかが、本当に分かりづらい。もちろん見た目に派手で分かりやすいものもあって、それは盛り上がるが、演目ごとに観客の熱狂に差がありすぎる。例えば、「Ants」や「Diabolo」は流石の人気だし、「Flying Act」は派手(でも淡々と終わるのがちょっと・・・・)、「Slackwire」は頭がおかしいということで、自然と声援や拍手が湧くが、「Orvalho」や「Creatura」「Acrosport」は、怖いぐらいに盛り上がらない。いや、厳密には「Orvalho」(音楽が素晴らしい)はしっとり系の演目だから劇場がクールダウンするのは決して悪いことではないが、後の二つはなんだかいたたまれない空気になるんだよな。なんでかなあ。私、「Creatura」好きなんだけどなあ・・・・。
 この作品はシルク作品には珍しく、ジメジメしたところもなく、ストーリーも明るく楽しく簡潔なので、賑やかなフィナーレを迎え劇場を後にするときには、なんだかんだで満足感に包まれる。だが、これからの公演期間を考えると、これが本当に最後の鑑賞になりそうだった。なお私は早くも、次はどのショーが日本に来るのかが心から楽しみにしている。そろそろ「VAREKAI」来いよ~!ずっと待ってるんだよ~!


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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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