野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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フリーマーケットと古本市

 近所でフリーマーケットなどが開かれているらしいので、私も出かけてみた。この催し物は毎年の恒例なのだが、今まで私は見物したことが一度もなかった。いつもは閑散としていて活気のない通りに、様々な品物が敷き詰められたシートがいくつも広げられている。見て歩く人の姿も多く、思ったよりも賑わっている。
 フリーマーケットは好きだ。できれば、商人が出張で出している店よりも、一般人がやっている素人臭いものの方がいい。その家で使っていたものや不要になったものばかりが並んでいるが、こういうものはその家庭の人々のちょっとした生活歴のようで、独特の面白みがある。そういった商品を通じて家庭の内部を生々しいまま晴天の下に晒しているのは、だいぶこざっぱりとした光景で、好感がもてる。
 売り物がごちゃごちゃと煩雑に並べられている中で、真に欲しいものは一つもないのがほとんどだが、こういうのは見ているだけでも面白いので特に気にはならない。というか、フリーマーケットは真に欲しいものを求める場所ではないと思う。むしろ別に必要のないモノや、余計なモノを見つけるのが楽しいのであって、実際欲しいと思うのは、そういうモノだったりする。アニメのフィギュアなども並んでいて、こういうものからはすっかり足を洗っているというのに、買おうかどうか少し考えてしまった。これもフリーマーケットの魔力だろう。
 そういえば私の母親も一度、何かのイベントのフリーマーケットに店を出したことがあった。あまり憶えていないが、たしか姉や私が着れなくなった子供服など、衣服を主に売っていたと思う。その頃の私はまだまだ幼かったし、元々じっとしていることができない性分だったので、ひとりで他の店を見に行ったり、近くの小屋で上映されていた「ミスター・ビーン」などを観に行ったりと落ち着かなかった気がする。だが、この日のフリーマーケットでは、そこにきちんと座って接客の手伝いなどをしている子供たちもよく見かけた。いまの子供たちは健気なんだな。

 このイベントでは古本市も開かれる。各地の古本屋が路上に商品を並べていたが、佐渡島や富山など、新潟無機終焉都市の外からやってきた店もあり、もしかしたらこの催物はこのあたりの地方では割と有名なのかもしれない。
 この世には、「古本に抵抗のある人」と「ない人」という二つの人種があるが、私は後者にあてはまり、欲しいものがあれば気兼ねなく買い求める。古本屋という空間そのものも好きで、古い紙の香りの漂う店内を、様々な本が並ぶ本棚を順々に眺めながら見て回ると、気分がほどよくたかぶって心地がいい。
 出張販売だと持ってこれる商品が限られてくるので、本屋さんも売れそうな本を多く持参してくるのだろう。古本市と言いながらも、世間的にも名が通っていて、普通の書店でも売っているような本が目立ち、片隅に少しだけ、お店のカラーを色濃く反映している書籍が置かれているという感じであった。この“片隅”のラインナップにこそ、本屋さんのセンスが垣間見える。自分の感性に馴染みそうなお店も見つかったりして、そういう店の人とは、やっぱり話題が合うのか、いくらか話がはずむ。一方、「自分を変える方法」だとか「人生を変える○○(人物名)の言葉」だとか、そういう啓発風俗本ばかりを取り扱っている店に至っては、視野に入れるのすら苦痛である。一瞥する価値もない。
 古本屋や古本市では、単なる「中古」という意味だけでない“本当の古本”との出会いが楽しみである。昔の雑誌や映画のパンフレットなどは見るだけで面白いし、そういう機会でなければ買い求めることもできないだろう。希少な本でなくとも、やっぱり古本だと安く手に入るので、思わず後先考えずに、どんどんと買っていってしまう。普通の書店で置いてあるものもあるし、インターネット通販で簡単に買うこともできるが、そういう話ではない。欲しかった本、あるいは面白そうな本と、その日その時に出会うからこそ、余計に嬉しくなるし、愛が生まれるのである。




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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

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