野良犬の生活

部活もバイトもやっていない堕医学生の暮らしを記憶するレポート

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「ただ、待つ」ということ

私は何某かを観に行くのが好きだ。
ミュージカルでも、サーカスでも、ライブでもいい。
とにかく何某かを観賞・観劇するのが好きだ。

取り立てて趣味のない私だが、
これは最も趣味の域に近付いてる習慣と言ってもいいだろう。

観賞のいちばんの楽しみは、もちろん作品の中みである。
だが、それに負けず劣らず楽しみなのは、
作品が始まるまで、自分の席で何もせずに待っている時間だったりする。
会場すべてを包む、期待感で満たされた空気を感じるのがたまらなく好きなのだ。
この空気のおかげで、自分の期待もどんどん高まっていける。
会場を見まわしてみるのもまた楽しい。
天井を見上げてもいいし、開演までに流れている音楽に耳を澄ませてもいい。
格式高い劇場なら装飾も見応えがあるし、今は降りている幕が開いたときの事を考えるのもまた楽しい。
傍らに苦難の助手がいるときは、彼らとあれこれ喋ってもいい。
とにかく、「ただ待つ」のが好きなのだ。

この待つ時間を楽しむために、私は極力、開場と同時に会場入りする。
たいていは開演まで、一時間程度。
なんだ、あっという間じゃないか。


よく言われる「旅行は準備しているときが一番楽しい。」と似たようなものじゃないかなと思っている。
もっとも、私は旅行は準備も当日も同じくらい楽しむんだけどな。



だがしかし、
分かっていた事だが、
こういう楽しみを見つけることができない人は、やっぱりいる。
結構いる。


席についてから、ひたすらスマートホンを操っている人たち、よく見かける。
子どもの場合、操っているガジェットはNintendoDSに変わる。
2階席にいるときなんかは、ビックリするほどよく分かる。
というか、目立つ。
嫌でも目に入る。
スピンテルの鬼火もかくやの、輝く液晶画面の群れ。
それらが照らす持ち主の目は、うつろになってはいないだろうか。

劇場内では携帯電話の電源を切るように促すアナウンスも耳に入らないのか、
頑なにスマートホンに手垢をこすり続け、場内が暗転し始めてやっと愛撫をやめる始末。


こういうのはもう見慣れているから、こういう光景を目にしてもイラッとはしないけど、
もう情けないやら悲しいやら。
せっかくなんだから、もっと非日常を堪能してもいいんじゃないかと思うし、
たまには「ただ、待つ」ということをしてもいいんじゃないかとも思う。




「ただ、待つ」ことができない人は、劇場の外にもたくさんいる。
書を捨てて、町へ出てみると、湧くほどいる。

待ち合わせでもしているのだろうが、
ベンチ等に腰掛けて、やっぱり電子機器を弄っている。

子どもたちをコンクリート・ジャングルに放ち、
子どもたちが人混みのなか奇声をあげて走り回っても、
それには見て見ないで、(「見て見ぬふり」じゃなくて)
代わりにスマートホンを凝視している母親(本当に母親?)もいた。
世も末だ。



ところで、一体こういう人たちって、スマートホンを使って何をやっているの?
株価のチェック?仕事の確認?
たぶん違うよな。
ん・・・?ぱずどら?
コラコラふざけるな。私は真面目に考えてるんだ。
そんなことまでして無理に時間潰す、いや、時間殺すアホウはいないって。

だったら、モバマスか?
なら、よし!


今や町以外、電車・バス・学校でも、
人目も憚らず、機器をひたすら愛撫(「愛撫」って表現気にいった。)してる人は、
もうどこでも見かける。
チャリに乗りながら操作している人もいる。
なんだか世間全体が「スマホ依存症」になったみたいだ。

「スマホ依存症」はもう流行ってないと思ってたんだけど、
実際はそうでもなかったんだな。


そうそう、つい先日も、トレーニングセンターで、
スマートホン愛撫しながらトレーニング(もうそれはトレーニングとは言えないが)してる奴がいたな。
世も末だ。

そういえば、「ケータイを持ったサル」みたいな本があったな。
正直あいつはサル未満だと思うけど・・・。





あ・・・、どこからか
「お前はスマートホンが嫌いなだけだろ!」
って声が聞こえてきた。


いやいや、そんなことはないよ。
確かにスマートホン、というか依存症患者にはあまりいい感情はもってないけど、
そんな単純な理由でこんな、人によっては気分を害することは言わないし。

なんというか、老婆心?
単なるお節介で苦言を呈している感じだ。


だって正直、よくないことだと思うし。
自分の理想を押し付けてるみたいかもしれないけど、
でも、周りから情緒とか風情とかが急速に消滅している気がして、
やっぱり、よくないと思う。

そんなよくない状態に、社会全体がなってるんだから、
なおさらよくない。
それなのに「社会に貢献」なんかできないよ。
どんな皮肉だよ、それ。





・・・さてと、ここまで野良犬が長長と吠えてきたけども、



顔も声も名前も知らないキミは、どうだい?


やっぱり、劇場にいても機械にべったりかい?
町で液晶に血まなこかい?
授業中にソーシャル・ゲームに逃避しているのかい?
うつろな目で『思考停止』かい?



“スマートホンを弄りながら”生きているのかい?それとも、“生きながら”スマートホンを弄っているのかい?






聞こえるか?


聞こえるなら応答されたし。



さて、キミにお願いがある。


いつもなら電子機器に救いを求めるときに、
ちょっとだけ我慢して「ただ、待つ」をしてみてほしい。


周りを見てごらん。
キミが思っているよりも、面白いことがたくさんあるから。
人間観察も結構楽しいし、
ボーっと、物思いに耽るのも、たまには悪くないだろう?



あ、ついでに
自宅に友人を招待して、料理も作って、掃除もしっかりしたのに、
友人がスマホを弄り始めた、とある男の気持ちも考えてほしい。

こういうのって、結構悲しいんだぜ。






「世界から猫が消えたなら」(川村元気)という本を読んだことはあるだろうか?
その本には、
『携帯電話という概念が消えた世界』が登場する。
それは不便で、不確かで、鈍臭い世界だった。

だけども、私はそんな世界を、無性に素敵だと思ったんだよなあ。






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筆者紹介

シバケン-いかれたNeet-

Author:シバケン-いかれたNeet-
Sex:\(`・ω・´)
Work:堕医学生
Base:新潟死期終焉都市

趣味はお散歩、特技は悪だくみ

筆者結語

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