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本日、日常系赤面ブログ「野良犬の生活」はブログ開設3周年を迎えることができました。これもひとえに応援してくださる読者の皆さんのおかげです。心から、御礼申し上げます。
以前からお知らせしていた通り、今年の3月、筆者の大学卒業を機に、このブログは凍結いたします。残り1か月と活動期間もあとわずかとなりましたが、近頃は実生活での仕事が忙しく、まともな執筆はできていないので、どこか尻すぼみ的に、徐々に徐々に収束して、最後は息絶えるように静かに終わりそうです。少し寂しいような気もしますが、私らしい終わり方のようにも思えます。
最終回はすでに書き始めております。提出日も決めました。3月25日です。
今のところ、最終回として、どうもしっくりこない文章になりそうな予感もするので、本当はあとがきのようなものを残しておいた方が親切でいいのかもしれませんが、あくまで最終回は最終回。その後で何かごちゃごちゃ物申すようなことはあまりしたくない。
そこで、本来、あとがきとして伝えたかったことは、今回の赤面レポートにしたためることにします。あとがきを先に書く、というわけです。伝えたかったこと、などと云っても別に大したことではありません。最後に、ちょっとした思い出話をさせてください。
私はこの大学生活において、特に部活動もバイトもやってきませんでした。そのことで後ろめたさを感じることは今も全くないのですが、それでも、自分には何か「これぞ!」と云えるものがないということは気にかかっていました。
引き出しは人並み以上に有っている自覚はありましたが、どれも自分の芯になるほどの存在ではありませんでした。とにかく、何か一つでもいいから、自分を強く表すものが欲しくて、いつもアンテナを張りながら探していました。
そんな時に「大学のある先生がブログをやっている」という話を偶然に耳にしました。その先生がどんなブログをやっているのかは正直どうでもよくて(笑)、ただ「ブログ」というその言葉ばかりが頭の中に残ったのです。「ブログを書いてみるのはどうか?」と。もともと言葉で表現するのには慣れてましたから。
そして、その後にひょんなきっかけで“医大生ブログ”という業界があることを知りました。これはとても心強くて、「自分と同じ学生という立場でもブログを書いている人たちがいる!」ということを知って、いよいよ心を決めることになったのです。「ブログ書くぞ!」と。
こうして私もブログを開設するに至ったのですが、すべては、偶然耳にした話と、ひょんなきっかけで知ったことから始まったのですね。でも案外と、新しい引き出しはこうした偶然からできるものかもしれないなんて思います。
ブログを書き始めてもしばらくは自分以外にアクセスはゼロという日々が続きました。どうにかアクセスを増やしたいと、twitterと連動させたり、ブログランキングサイトに参加したりして、まずは業界にこのブログの名前が通るようにしようとあれこれやりました。
その甲斐あってか、アクセスは次第に増え、ランキングもいいところに入り、読者の皆さんからコメントなどのレスポンスもいただくようになりました。ようやく自分のやっていることがひとりよがりではなくなって、それはもう嬉しかったのなんの!
記事の内容にも気を遣うようになりました。個人のブログでありがちな「○○食べた☆」みたいなものは、“己の欲せざるところ人に施すこと勿れ”の教えに従って、繕う気は少しもなかったので、それじゃあ、何を書こうかということになりますが、実はあまりネタには困りませんでした。引き出しの多さが私の武器ですから!ブログというのは自分の引き出しも有効活用できるので、自分の一本芯にするにはちょうどよかったなと感じています。
ブロガーとしての活動も板についてきた頃、ブログの更新そのものよりも、ブログの記事を書くことの方に意識を傾けるようになっていきました。正直、ただブログを更新するだけではつまんなくなったんですよね(笑)。
ブログの記事なんて、やろうと思えばいくらでも手を抜けるので、極端な話、毎日更新すること自体はそれほど偉いことではないし(中身も濃くて毎日更新するから偉いのだ)。私も一時期は毎日更新するように躍起になっていましたが、段々記事の出来が粗くなっていくのが自分でも分かって、それに嫌気が差して、しばらくブログに手をつけなくなった時がありました。その時に、毎日更新することよりも、自分でも納得できる記事を書くことを決意しました。
その結果はまあ、読んでの通りで(笑)。素人個人のブログでこれは流石に・・・と筆者も思ってしまうような、実にヘヴィーな記事が多くなりました。これ、読むの疲れますよねえ?読者の皆さんはどう思っていたんだろうか。
でも書いてる私は楽しかったですよ。文量が多ければ多いほど、推敲する余地もたくさん出てくるので、創意工夫のしがいがあるというものです。
文章を書くことって、自分自身とやりとりをすることだなあと実感しました。その過程のなかで、隠された自分の気持ちにも気づけますし、自分の存在が自分の中でもっとハッキリとしたものになるような気がしました。そして、文章を書くって、本当は滅茶苦茶疲れることなんだとやっと分かりました(笑)。やっぱり頭脳労働も立派な“労働”なんですね。
そんなこんなでブログを書き続けて三年間。新しいブログも開設する予定ですが、ひとまずこのブログ「野良犬の生活」は凍結することにします。「野良犬の生活」というタイトルは自分でもかなり気に入っているので、もうこの名を名乗れないことは物凄く寂しいのですが、私の実生活も大きく変わるということで、ブログも心機一転したほうがいい整理になるでしょう。
ブログを始めて、私の生活が大きく変わったというわけではありません。ですが、同業者の皆さんと出会い、読者の皆さんとやりとりをし、自分自身と語り合ったことで、ブログを書く前には有っていなかった、数えきれないほどたくさんのものを手に入れることができたと感じています。ブログを書いていてよかった。今の私は、嘘偽りなくそう云えるのです。
それではあと1か月とわずかな間ではありますが、日常系赤面ブログ「野良犬の生活」をどうぞお楽しみください。
(シバケン-いかれたNeet-)
- 2016/02/15(月) 19:00:00|
- 日記
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